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ホンダワラは冬に旬を迎えるホンダワラ科の海藻で、丹後では昔から「ジンバ」と呼んでいます。最近、丹後で食べられるようになったアカモクとは別の種類です(くわしい見分け方のページ)。海藻独特の香りが強く、サクサクとした食感が特徴で、昔から炊き込み御飯や佃煮にして食べてきました。
ホンダワラに多く含まれる食物繊維には、コレステロール低下作用、血糖調節作用、整腸作用、降血圧作用などがあることが知られています。また、ホンダワラには、マグネシウムや鉄、亜鉛などのミネラルも多く含まれています。
成分 |
ホンダワラ |
素干しワカメ |
干しヒジキ |
---|---|---|---|
ナトリウム |
640 |
6600 |
1400 |
カリウム |
1200 |
5200 |
4400 |
カルシウム |
1300 |
780 |
1400 |
マグネシウム |
1800 |
1100 |
620 |
鉄 |
8.3 |
2.6 |
55 |
亜鉛 |
2.1 |
0.9 |
1.8 |
銅 |
<0.1 |
0.08 |
0.18 |
食物繊維 |
51.9% |
32.7% |
43.3% |
ホンダワラ(京都府中小企業技術センター分析)
素干しワカメ、干しヒジキ(食品成分表の値)
海藻特有の香りが強いホンダワラですが、コンブなどに比べて「うま味成分」はほとんど含まれていません。しかしそれ故に、調理次第でどのようにでも味付けが可能な食材とも言えます。酢の物、サラダ、吸物、白和え等の料理で、食感と香りを楽しむことができます。
その他の調理例については、パンフレット「アカモクとホンダワラ」をご覧下さい。
ホンダワラは1~3月に旬を迎えるので、この時期に丹後で、生のホンダワラや乾燥ホンダワラ、冷凍された生のホンダワラなどが販売されています。お問い合わせは各販売先までご連絡ください。
生のホンダワラは水洗いした後、たっぷりのお湯で湯がいてから料理に使い、乾燥したホンダワラは一度水で戻してから同じようにたっぷりのお湯で湯がいてから料理に使って下さい。
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