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アカモクは冬に旬を迎えるホンダワラ科の海藻です。丹後で食習慣のあるホンダワラ(ジンバ)とは別の種類です。長いものは10m程まで成長し、海面を覆い尽くします。丹後では平成26年頃から食べられるようになった海藻ですが、シャキシャキとした食感とネバリが美味で、大変注目されています。
店頭に並ぶのは2月から約1ヶ月間の期間限定品になっており、丹後ではスーパーの鮮魚コーナー等で販売されています。
アカモクに含まれる食物繊維はアルギン酸やフコイダンが主体で、いわゆるネバネバ成分です。これらの成分には免疫力を高めたり、ガンの抑制効果があるとして研究が進められています。また、ワカメに比べ、カリウムやカルシウムが多く含まれています。
ミネラル(mg/100g) |
アカモク |
ワカメ |
沖縄もずく |
---|---|---|---|
ナトリウム |
17 |
540 |
240 |
カリウム |
161 |
12 |
7 |
カルシウム |
84 |
42 |
22 |
マグネシウム |
90 |
19 |
21 |
鉄 |
0.9 |
0.5 |
0.2 |
亜鉛 |
0.8 |
0.2 |
+ |
銅 |
0.03 |
0.01 |
0.01 |
アカモク:湯通しして冷凍したもの(京都府中小企業技術センター分析)
ワカメ:湯通し塩蔵品を塩抜きしたもの(食品成分表の値)
沖縄もずく:塩蔵品を塩抜きしたもの(食品成分表の値)
アカモクは磯臭さが少なくさっぱりとしているので、どんな料理にも合います。簡単なものでは、和え物やサラダ、味噌汁の具などとして楽しむことができます。
その他の調理例については、パンフレット「アカモクとホンダワラ」をご覧下さい。
生のアカモクの下処理方法もご覧下さい。
より気軽にアカモクを楽しんでもらうため、様々な加工品が生産されています。下処理いらずで料理に御利用いただけます。もちろんそのままでもおいしくお召し上がりいただけます。
京都府漁業協同組合では、食べやすいミンチ状の商品が製造されています。
アカモク養殖を行っている漁業者による加工グループ「京あかもく」は、保存がしやすく使いやすい、佃煮の瓶詰と湯がきアカモクパウチを製造しています。※京あかもくの商品はとろみがない代わりに、未開封時に常温での長期保存が可能です。
これらの商品は、宮津まごごろ市(外部リンク)や丹後王国「食のみやこ」(外部リンク)等のお土産ショップで購入できるほか、インターネットで購入できるものもあります。
京都府漁業協同組合(直販課)
舞鶴市字下安久1013-1
電話0773-77-2206
京あかもく
宮津市字長江371-1
電話080-1483-2723
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