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京都市、向日市、長岡京市にまたがる桂川右岸地域は、784年に桓武天皇が長岡京を造営した歴史的な地域です。しかし、わずか10年で平安京へ遷都となった一因ともいわれる度重なる浸水被害に悩まされた地域でもあります。
近年は、JR東海道本線や阪急京都線及び国道171号など交通網の発達により、急激に都市化が進み、多くの雨水が河川や水路に流れ込むようになったため、大雨のたびに浸水被害の発生に苦しめられてきました。
そのため、京都府は、平成7年度から桂川右岸地域の雨水対策事業として、地下トンネル「いろは呑龍トンネル」の整備を始めました。
いろは呑龍トンネルは北幹線(1号管渠、2・3号管渠)、南幹線に分かれており、北幹線1号管渠は平成13年、2・3号管渠は平成23年、南幹線と呑龍ポンプ場は令和4年に供用を開始しました。そして、令和6年3月には呑龍ポンプ場に隣接して約2万m3を貯留する調整池の供用を開始しました。現在は雨水を南幹線へ流入させる接続施設の整備を進めています。
いろは呑龍新聞は、普段、地下にあって目に見えない「いろは呑龍トンネル」の今を掲載していきます。
浸水状況(向日市寺戸町) |
いろは呑龍トンネル流入口(寺戸川流入口) |
いろは呑龍トンネル南幹線 |
呑龍ポンプ場と調整池 |
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