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遊漁船業の安全かつ適正な事業の運営に役立てるため、京都府内の遊漁船業者及び遊漁船業務主任者を対象として、安全講習会が開催されました。これは、一般社団法人全日本釣り団体協議会、京都府漁業協同組合、京都釣船業協同組合及び当所が共催して毎年開催しているものです。
今年度は、12月8日に京都府漁協舞鶴支所において61名、9日に同丹後支所で13名が参加されました。参加者一覧(PDF:126KB)
当日は、運輸安全委員会や舞鶴海上保安部にもご協力いただき、遊漁船の事故例と防止についての講義、遊漁船業を営む際のルール・マナーについての周知を行い、受講された方には、修了証書(ステッカー)が配布されました。
当所では、今後も講習会等を通じて、遊漁船業者の方々に船舶の安全運航や調和ある漁場利用等について理解を深めていただくよう努めていきます。
9月13日(日曜日)、漁業者ら122名が伊根町太鼓山にある「浦島エコローの森」に集い、平成13年度から平成17年度に植樹したヤマザクラなど約3千本の周辺の下草刈りを行いました。この取組は平成18年度以降継続されてきましたが、連絡道路の被災により一時中止され、今回3年ぶりに実施されたものです。雨上がり空の下、予定どおり草刈作業を終えることができました。日当たりがよい場所の植樹木はかなり大きく育っており、海を育む豊かな森を形成していくことでしょう。
京都府では、マダイ資源を増やすために府栽培漁業センターでマダイ種苗を生産し、毎年8月に漁業団体や遊漁船業者団体が協力し、稚魚の放流を行っています。
今年は8月5日に府内唯一の知事指定遊漁船業者団体である京都釣船業協同組合が稚魚8千尾を放流しました。当日は、組合員及び家族等20名が同組合所属の遊漁船等4隻に分乗し、マダイの里(宮津市黒埼沖)で放流を行いました。
このほか、漁業団体(府定置漁業協会、府釣漁業連合会)の所属漁船による放流も行われ、8月4日から6日の間に計56万尾が放流されました。
京都釣船業協同組合では、府海域における資源と漁場の持続的な利用を目指し、今後もマダイ種苗放流等に取り組んでいく予定です。
7月25日午後、宮津市栗田地区において、地元漁業者と府漁協が中心となり、関係機関(宮津警察署、水産事務所)も参画して、密漁防止啓発活動が実施されました。
当日は、奈具海岸及び栗田半島を中心に、海上(漁業者の監視船3隻)並びに陸上から、海水浴客や遊漁者等へ密漁防止に係る啓発指導が行われました。
当所では、今後とも、関係機関と連携の上、漁業関係者が行う監視活動等への協力を行うとともに、漁業巡視艇「らくよう」による密漁防止の啓発指導に努めていく予定です。
5月2日、本格的な船釣り遊漁のシーズンを迎え、京都府漁場利用協定の対象漁場等において、先月新たに竣工した漁業巡視艇「らくよう」が協定の周知と海難防止の重点啓発を行いました。
協定の主な漁場である冠島周辺(大グリ)、経ヶ岬沖(白石礁)、黒埼沖(34海区)において、プレジャーボート等約10隻に対し協定の周知と遵守指導、救命胴衣の着用等の啓発を行いました。
白石礁では、「遊漁ができる時間までは協定区域内に入らない」ことを遵守している船が多く見られ、協定が徐々に浸透してきている様子がうかがえました。
当所では、今後も啓発に努めていくこととしています。
漁業、遊漁船業及びプレジャーボート関係者は、トラブル防止と水産資源の保護等を図ることを目的に「京都府漁場利用協定」を締結しています。
先月の地区協議会において、より多くの方に本協定について知っていただくため、周知活動を行うこととなりました。
そこで、協定を締結している各団体が協力し、遊漁シーズンを目前に府内沿岸各地で周知活動を実施しています。4月16日には舞鶴市内、21日は京丹後市内、24日は宮津市・伊根町内にて、釣具店やマリーナ等計41カ所を訪れ、ポスターの掲示を依頼しました。
当所では、協定締結団体と連携し、今後も本協定の周知に努めていく予定としています。
遊漁等で京都の海に来られる皆様におかれましても、京都府漁場利用協定を守っていただきますようよろしくお願いします。
協定の趣旨を説明し、ポスター掲示を依頼する様子
店舗にポスターを掲示する様子
漁業、遊漁船業及びプレジャーボート関係者は、トラブル防止と水産資源の保護等を図ることを目的に「京都府漁場利用協定」を締結しています。この協定をより多くの方々に知ってもらうため、周知活動について検討する地区協議会が3月24日に当所において開催されました。
締結団体を対象として事前に実施したアンケート調査では、協定締結団体以外の方々に対する協定の周知不足が明らかになりました。
そのため、新たな周知活動として、これまで作成・配布していたリーフレットに加えて協定PRポスターを作成し、より多くの方に見てもらえるよう、府北部のマリーナ、エサ・釣具店、船体販売店等へ掲示を依頼することとなりました。これから遊漁が盛んとなる時期に向けて順次周知活動をしていくこととなります。
3月4日、「顧客ニーズを把握して、商品力・販売力を高めるには」というテーマで、平成26年度水産加工講習会を当所にて開催しました。
講師には農業ビジネスセンター京都の農業ビジネス応援隊の方をお招きし、スーパーマーケットの魚介類部門のコンサルティングや京料理の監修等でご活躍されている経験から、具体的かつ実践可能な知見を数多くいただきました。
また、参加者の個別商品に対する助言もいただき、参加者から好評でした。
京都府及び京都府漁業協同組合が共催して、漁場管理のための講習会を開催しました。
この講習会は、漁業者の方々に漁業法などの漁業に関係する法令と、密漁などの法令違反に対処する方法について理解を深めていただくために毎年開催しているものです。
今年度は、2月23日に京都府漁協網野支所(網野会場)で20名、2月26日に当所(宮津会場)で17名、2月27日に京都府漁協大浦支所(舞鶴会場)で6名の出席がありました。
当日は、当所からは「漁業関係法令、密漁と漁場監視」について講習を行いました。あわせて、具体的なケースを想定して、クイズ形式で事例検討も行いました。このほか、京都府漁協、海上保安部(署)、沿岸地域を所管する警察署からも講習を行いました。
受講者の多くは、平成27年度の漁場監視員として活動することになります。引き続き、当所では漁業者の皆さんと一緒に漁場管理の推進に取り組んでいきます。
2月24日に、舞鶴市において、京都釣船業協同組合の通常総会に合わせ、同組合の主催により遊漁船業の安全管理のための講習会が開催されました。
この講習会は、京都府海面を利用する同組合所属の遊漁船業者の方々に対して、船舶の安全運航や調和ある漁場利用等について理解を深めてもらうため、昨年に引き続き舞鶴海上保安部及び当所の協力により開かれたものです。
当日は、舞鶴海上保安部から「平成26年海難の傾向及び事例をふまえた海難防止」、当所から「漁業・遊漁を対象とした委員会指示について」、「業務規程に沿った遊漁船業の実施について」と題して講習を行いました。出席した15名の組合員は、積極的に質問されるなど熱心に受講されていました。
当所では、今後も講習会等を通じて、遊漁船業者の方々に船舶の安全運航や調和ある漁場利用等について理解を深めていただくよう努めていきます。
2月26、27日に東京で行われた第20回全国青年・女性漁業者交流大会の「地域活性化部門」に、京都府代表として参加した京都府漁業協同組合中浜婦人部(中浜とは、京丹後市丹後町の地区名)の部長、中江栄子さんが全国漁業協同組合連合会会長賞を受賞されました。(発表タイトル:漁村の活気を女性から-漁協婦人部の“今”を支える思い-)
本大会は、日頃の研究・実践活動の成果を発表するとともに、広く相互の知識や研究を交流し深めること等を目的として毎年開催されています。
中江さんは、
「地元の大型定置網が廃業して以降、住民は地元の魚を食べられずにいた。一方で、量やサイズの都合で出荷できない魚を持て余している個人漁師さんがいる。住民と漁師さんの橋渡しとして婦人部が何かできないか?そんな思いから、中浜漁港で週に一回、地元の魚を販売する『しんのみ市』を開始しました。」
「部員数が減少し廃部の危機に直面してもなお漁協婦人部を支えてきたのは、『身近な海のため、海で働く夫のため』という思いです」
と、婦人部活動の内容とその原動力になっている思いを丁寧に発表されました。
婦人部の皆さんが真剣な思いで取り組まれた活動は、多くの人に元気を与えています。
2月25日に、宮津市立府中小学校において「阿蘇海で獲れる水産物と水産業」について、京都の水産(小冊子)及びプレゼンテーションソフトを用いて紹介しました。
当該小学校は天橋立に近く、阿蘇海に面し内湾漁業が盛んな地区であり、阿蘇海のことや当地区で獲られる「さかな」のことについて説明を行いました。
また、当所が指導協力し、橋立中学校が行ったオゴノリ科海藻肥料を用いた取組を説明し、阿蘇海での海藻の有効活用の取組を紹介しました。児童たちは、阿蘇海や地元の水産業について興味を持った様子でした。
舞鶴市内の保育所にて、お魚かたりべ(2014年6月のニュース参照)によるお魚料理教室が開催されました。
2歳の子供たちに、ニギス(別名オキギス)の頭や内蔵を取り除いたものを一人一尾ずつ配り、
子供たち自身が自分の手で魚の身をほぐして、すりみにし、「ニギスのつみれ汁」を作りました。
←すり鉢ですりみをつくっているところです
目の前に置かれた魚に対して子供たちは興味津々で、
魚との楽しい時間を過ごしてもらえたのではないかと思います。
1月16日、宮津市において、平成26年度漁業研究グループ等発表交流会が開催されました。この交流会は、府内の漁業研究グループ等が、日頃の活動状況や問題点等をもちより研究討議するとともに、漁業知識の交流等を図るもので、当日は漁業関係者など約200名が参集しました。交流会では、漁業士会の司会進行により、貝類の育成や地域活性化の取組など4課題の発表と情報交換等が行われ、専門家から指導助言を受けました。
また、府立海洋高校の生徒も参加し、「ウニたちと共にあゆむ未来~sea_urchin&asteroid~」と題して研究発表を行いました。府からは、来年度に開講する新規漁業就業者のための京都府『海の民学舎』の取組について報告を行いました。
<発表課題と発表者>
阿蘇海では、環境保全に寄与し、小魚の育成場となるアマモ場が減少を続けています。アマモ場の減少要因の一つとして、夏場に繁茂するオゴノリ科海藻がアマモの上に堆積し、アマモを枯らしてしまうことがあげられます。そこで、当所と、海洋センター、海洋高校、NPO法人丹後の自然を守る会、与謝野町が協力し、オゴノリ科海藻を取り除いてアマモ場を保護すると同時に、取り除いたオゴノリを肥料として活用するための検討を行っています。
4年目となる今年度は、橋立中学校の環境学習に活用して頂くこととし、海藻肥料を用いたダイコン栽培試験を行いました。9月の上旬に、1年生の生徒たちが橋立中学校の校庭の一画を耕し、9月19日に海藻肥料を施肥した場所としなかった場所に分けてダイコンの種を蒔き、1月15日に収穫しました。収穫したダイコンの長さや重さ施肥の有無で比較したところ、施肥したダイコンのほうが長さも重さも上回っていました。
生徒たちは、畑作りから関わったダイコンの収穫や計測を生き生きと行っていました。
昨年12月から出荷されている「文珠産天然カキ」の試食会が、宮津市主催で1月20日に市内の観光事業者を対象に宮津市文珠で開催されました。当日は観光事業者ほか関係者31名の参加があり、農林水産技術センター海洋センターから、カキの出荷に際しての安全確保に関する話、身入り状況の確認の後、文珠産天然カキの「焼きカキ」と「蒸しカキ」の試食が行われました。
参加者からは、「おいしい」という評価と共に、「もっと利用したい」との感想をいただきました。
「文珠産天然カキ」は、今後さらに身入りが良くなり、3月頃までの限定出荷となりますが、宮津、天橋立の名物となることを期待しています。
当所では、今後も関係機関と連携し「文珠産天然カキ」の利用促進に努めます。
アカモクとは、京都府では平成19年から利用が始まった新顔の食用海藻です。丹後の初春(2月から3月)に旬を迎え、特有の粘りとシャキシャキとした食感が特徴で、一度食べていただくとその美味しさとヘルシーさに共感を得て、出荷量が一昨年まで徐々に増えてきました。しかし、昨年は生産地である宮津市養老地区での生育状況が芳しくなく、今後の資源への影響を考えて平成26年は漁獲が自粛されました。
天然資源を利用している以上、今後もこのようなことは想定されます。そこで、農林水産技術センター海洋センターでは、安定的な生産を目指し、養殖技術の開発が進められており、今年2月からの養老地区漁業者による養殖アカモクの試験出荷準備も順調に進んでいます。
また、天然資源の生育状況も良いことから、同地区のアカモクの漁獲も今年再開されます。
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