スマートフォン版を表示する

更新日:2013年1月31日

ここから本文です。

海藻乾燥品の紹介(エゴノリ)

丹後の沿岸域の一部では、7月頃になると、エゴノリ漁が解禁されます。エゴノリは丹後では「うご」と呼ばれ、宮津市や伊根町の一部地域でのみ利用されています。豊凶の差が激しいエゴノリは、たくさんとれた年に乾燥させて保存しておき、トコロテンのように煮固めて寒天状にして食べます。トコロテンと違うところは、煮出した海藻を濾さないところです。なお、寒天状態の製品も「うご」と呼ばれています。うごは、祝い事や仏事には欠かせない料理です。ここでは、エゴノリが漁獲されてから製品になるまでを紹介します。

エゴノリ採り

エゴノリはホンダワラ類などの大型海藻の一部に絡みつくようにして生えており、比較的波あたりの弱い場所に多くみられます。海藻に絡みついたエゴノリは、船の上からカギ状の漁具によって引っかけるようにして漁獲します。

エゴノリを漁獲する様子漁獲されたエゴノリ

エゴノリの掃除と乾燥

漁獲されたエゴノリには、絡みついていたホンダワラ類の欠片や付着生物等の異物が大量に付いていますので、大きなゴミは手でできるだけ取り除きます。その後、海水が付いたまま天日乾燥させ、保存します。

エゴノリを掃除する漁業者エゴノリ乾燥の様子

エゴノリの加工

乾燥したエゴノリには小さな貝等が大量に付着しているので、調理する前にこれらを木槌で叩いて落とし、水できれいに洗います。エゴノリをお湯で煮溶かし、煮汁を冷却すること「うご」ができます。

木槌で叩く様子エゴノリを水で洗う様子

エゴノリを煮る様子煮溶かしたエゴノリを容器に移す様子

冷やして固められたエゴノリうごを切り分ける様子

うごは地元ではショウガ醤油で食べたり、白和えにしたりして食べられます。基本的に、エゴノリの乾燥品はほとんど販売されておらず、煮固めた「うご」が、ごく僅かに、地元の魚屋やスーパーマーケットで販売されています。大変貴重な丹後の郷土料理ですので、見かけられた場合は是非ご賞味ください。

販売されるうご

お問い合わせ

農林水産部水産事務所

宮津市字小田宿野1029-3

ファックス:0772-25-1532

suisanjimusho@pref.kyoto.lg.jp

メニュー

水産事務所トップページへ
水産事務所の紹介・アクセス

水産事務所からの情報

お知らせ
水産事務所のニュースNEW

京都の水産(令和6年3月改訂)

漁師になってみませんか

海の民学舎(外部リンク)

クックパッド京都府キッチン(外部リンク)

海のにぎわい企画課

安心安全の取組
環境に配慮した取組
丹後の海の危険な生き物
コイヘルペスウイルス病について
海の民学舎(外部リンク)

漁政課

京都の漁港
漁村・漁港の紹介
環境に配慮した漁村づくり
漁港利用のルール
漁業権についてNEW
京都府漁業調整規則等に基づく許可の手続についてNEW
魚釣りや磯遊び、川遊びのルール
遊漁船業者登録についてNEW
ライフジャケットの着用について
漁場利用協定について

船舶課

海洋調査船「平安丸」
漁業巡視艇「らくよう」

研究課

海洋センター研究部

 


 

京都府水産事務所

〒626-0052
京都府宮津市字小田宿野

海のにぎわい企画課
(総務係)
0772-22-3288
0772-25-0129
(企画・海の民学舎係)
0772-25-3030

漁政課
(漁港漁場係)
0772-22-4436
(漁業漁船係)
0772-22-4438

船舶課
(指導取締係)

(漁業無線・調査係)
0772-25-3074(宮津漁業無線局)
0772-25-3084(平安丸)

研究課
0772-25-0129(海洋センター)

 

電話番号:0772-22-3288
ファックス:0772-22-3289
Eメール:suisanjimusho@pref.kyoto.lg.jp