塩焼きの作り方(イサキ)
「塩焼き」は簡単な魚料理として人気ですが、身がボロボロになったり、パサパサになってしまったという経験はないでしょうか。しっかりとポイントを押さえれば、大変おいしい塩焼きを作ることができます。ここでは、イサキを使って魚の塩焼きの作り方を紹介します。
調理手順等はあくまでも一例ですので、参考として御利用下さい。
下処理
- 庖丁の刃を魚に立てて当て、尾ビレ側から頭の方向に向かって擦るようにウロコを取ります。なお、写真では出刃包丁を使っていますが、普通の文化包丁でも問題ありません(怪我の原因になりますので、しっかりと研いでおいてください)。
- エラぶたを持ち上げ、背側のエラの付け根を包丁の先で切り取ります。その後、エラと体をつなぐ膜をなでるように切り、反対側のエラも同じように切ったら、腹側のエラの付け根を切り取ります。
- 肛門から刃先を入れて腹を切り、頭をおとしますエラと内臓を取り出します。
- 中骨のすぐ隣に血合い(赤い部分)があるので、包丁の先で軽く切り込みを入れます。流水で、ウロコ、血、血合いをきれいに取り除き、キッチンペーパー等で水気をふき取ります。この時に、まな板なども一度きれいに洗いましょう。
- イサキに塩を振ります。内臓を取り出した腹の中にもしっかり塩を振りましょう。
- 塩を振ったら器に入れて、冷蔵庫の中で約30分間置きます。
- 表面から出てきた水は臭みの元なので、水道水で軽く洗います。しっかりと水分を拭き取ったらもう一度全体に塩を振りかけます(水で洗い流さず、表面を拭き取るだけでも問題ありません)。
ヒレなどが焦げないようにする「化粧塩」は今回実施しません。
焼く
- 網を先に暖めておくと皮が網にはり付かなくなるため、魚焼きグリルに火をつけて5分間予加熱します。魚を入れる前に弱火にし、以後はすべて弱火で調理します(強火にするとすぐに焦げてしまいます)。
- イサキをグリルに入れます。なお、基本的に魚は頭を左にして皿に盛りつけますが、写真の様な魚焼きグリルで焼く場合、盛りつける際の裏側から先に焼くと、表側の皮目がパリッと仕上がります。
- 4割ほど火が通れば裏返し、残りの6割火を通せば完成です。