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更新日:2014年4月30日

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山・里・海の連携

山、里、海で行われている生産活動によってできる不要物について、それぞれが連携して再利用を進め、地域全体の環境改善に努めています。また、豊かな海を守り育てるため、漁業者による森づくりが実施されています。

里と海の連携

畑で収穫された大豆を原料に豆腐が製造されて「おから」が残り、田で収穫された米からは「糠(ぬか)」が残ります。また、水産物加工の行程では「あら」が残ります。

これら里と海の「副産物」が、再資源化処理機によって肥料に生まれ変わり、有効利用されています。

また、富栄養化が進む「阿蘇海」(天橋立の内海)では、栄養分を吸って大きくなった海藻類を取り上げて肥料化することで、海域をきれいにしようとする取組も開始されています。

あらの再資源化

山と海との連携

海岸に繁った森は、その木陰が魚の憩いの場になることから、古くから「魚付(うおつき)保安林」として守られてきました。また、山に繁った森は、降った雨を腐葉土にしみ込ませてからミネラル豊かな水として湧き出し、川を通じて豊かな海を育てます。

豊かな森を育てるためには間伐など定期的な手入れが必要です。こうして切り出される間伐材(杉、檜)や伐採した雑木(椎、樫)を海底に沈めると、物陰をつくり、魚の餌になる虫などが生育して魚がいち早く寄って来ることから、魚(アカアマダイキダイ)を増やすためのすみか(魚礁)として活用されています。

原木漁礁の設置原木漁礁の設置2

 

漁民の森づくり

近年、森林や河川環境の変化が一要因と考えられる漁場の環境悪化が生じる中、豊かな漁場を維持するために、全国各地で漁業者が山に木を植える活動に取り組んでいます。

京都府では、平成12年10月1日に開催された「第20回全国豊かな海づくり大会」において、海・里・山が連携した海洋環境の保全へ向けた取組を推進することが高らかに唱われたことから、この精神を引継ぎ、漁業者らによる植樹活動が開始されました。

植樹活動1植樹活動2

京都府漁連、漁協等が中心となり、一般府民の皆さんにも参加いただきながら、平成13~17年にかけて約3500本の広葉樹(ヨメイヨシノ、コナラ、クヌギ等)が伊根町の太鼓山に植樹されました。また、平成18年からは育樹活動として、植樹した木々の下草刈りが実施されています。

下草刈り1下草刈り2

漁業者らによって植樹・育樹が実施された森は、第20回全国豊かな海づくり大会のマスコットの名前から、「浦島エコローの森」の愛称で親しまれています。

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