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Open Innovation【ZET-valley】

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京都の強みである「EV」「バッテリー」「バイオものづくり」を中心に、「カーボンプライシング」をはじめ様々な「共創プロジェクト」を組成しています。随時募集中ですので、ご関心のある方は、いつでもご連絡ください(京都府ものづくり振興課:足利、安達、水口、稲継、TEL:075-414-5100)
We are organizing various ``co-creation projects'' including ``carbon pricing,'' focusing on Kyoto's strengths in ``EVs,'' ``batteries,'' and ``bio-manufacturing.'' We are always recruiting, so if you are interested, please contact us at any time.

EVバッテリーバイオものづくりプライシング等

EV【暮らしの革命】

バッテリー【エネルギーの革命】

バイオものづくり【産業の革命】

プライシング等

(※)株式会社ツー・ナイン・ジャパン様の御寄付(1,000万円)により実施しています。

目に見えない炭素に価格や所有権が生まれる--
脱炭素時代においては、こうした「カーボンプライシング」が不可欠になってきます。

その目的は2つです。まず1つは、事業者にCO2排出を減らす工夫・努力を促す「インセンティブ・デザイン(ゼロカーボンものづくり(企業のイノベーション))」です。すなわち、LCA(製品ライフサイクルの環境負荷評価・測定)、カーボンフットプリント(CO2排出量の表示)に関わる部分です。

  • スコープ3(燃料採掘、原材料製造、製品運搬・使用・廃棄):リサイクル等の対策が必要
  • スコープ2(消費電力):再エネ活用等の対策が必要
  • スコープ1(事業者の排出源からの直接排出):カーボンオフセット(相殺)、カーボンリサイクル(CO2回収・固定・利用)等の対策が必要
    なお、カーボンフットプリントの大きいのは次のものなどです。
    --軽量化材料:マグネシウム、アルミニウム合金、炭素繊維強化プラスチック
    --EVモーター磁石材料:ネオジム、ジスプロシウム
    --EVバッテリー:リチウムイオン電池材料

もう1つは、事業者や消費者が炭素の価格を見て、CO2を削減する行動を選択するということを促す「価値の外部性(ゼロカーボンまちづくり(社会の変革))」です。

  • デジタルツインによるエネルギー・CO2の見える化
  • ブロックチェーンによるM2M、P2Pの取引実現

具体的なカーボンプライシングの手法は様々あります。

  • 炭素税:化石燃料の炭素含有量に応じた課税
  • 排出量取引:CO2排出量に応じた価格付け
  • 国境炭素税:グリーン関税
  • その他:民間セクターによるクレジット等

 

京都の産業集積、スタートアップ企業の集積に加え、こうしたカーボンプライシングを鑑み、まず「ゼロカーボンものづくり」については、LCAスコープ3、2、1を意識したテーマを設定しています。

  • EV
    輸出対象国のEVニーズの増加(日本の自動車生産台数(2020年807万台)のうち約半分(374万台)が輸出、その半分が欧米中というEV化が急速に進む地域への輸出である)、地方のSSの廃業増加(老朽化したタンクの入れ替えよりも急速充電器導入の方が低コストである)などを背景として、CASE追求(「カーOS」等)による鉄道化」等が新しい形としてあり得ます。
  • バッテリー
    欧州の動き(スコットランドが、北海の原油採掘よりも洋上風力発電の方が雇用創出・経済貢献が大きいこと、地元住民のエネルギー消費を風力発電で賄えることがわかり、脱炭素政策に舵を切りましたし、「欧州電池指令」では、電池の製造ライフサイクルの各段階でのCO2総排出量や、第三者検証機関の証明書を含むカーボンフットプリントの申告を2024年7月から義務化されます)などを背景として、「電池のサーキュラーエコノミー(充電状態SOC、劣化状態SOH)」「車から住宅へ(V2H)、車からインフラへ(V2I)、車からグリッドへ(V2G)等が新しい形としてあり得ます。
  • バイオものづくり
    LCA・カーボンフットプリントを低減させるためにも、ガソリン車(部品点数3万点)からEV(2万点)へのシフトに伴う雇用吸収力の減少を補填するためにも、「脱石油のものづくり」等が新しい形としてあり得ます。

また「ゼロカーボンまちづくり」は、エネルギーマネジメント、交通、衣食住・働き方等について革新的なまちにしていくことです。加えて、こうした都市部は、どうしても排出量取引にも頼る必要があると考えており、自然が豊かなローカルエリアでのCO2回収・固定技術等を後押ししていくことが、都市戦略として必要だと考えています。

  • 交通革命:電動スマートモビリティ、バッテリー交換・リサイクル、等
  • エネルギーマネジメント革命:未利用光(赤外光)活用発電、核融合型原子力、等
  • 衣食住・働き方革命:ZEB/ZEH、リモート・アバターロボット、SDGs、等
  • カーボンプライシング:CO2回収・固定・活用技術開発(ゼロカーボンものづくり)の先導、等

 

海外スタートアップ事例調査

EV

  • Einride(スウェーデン・ストックホルム):レベル4自動運転EVトラック「Pod」
  • INFINITE MOBILITY(ノルウェー・オスロ):ソーラー発電・リチウム電池相当バッテリー併用電気三輪自動車「OSLO」

バッテリー

  • Ample(米国カリフォルニア):従来の急速充電スタンドより3~10倍早く充電でき、充電コストはガソリンより1~2割低いEV充電ステーション
  • Qnovo(米国カリフォルニア):充電時にバッテリー内部特性を診断し、充電速度の最適化、欠陥等の予測的検知が可能なリチウムイオンバッテリーの管理ソフトウェア
  • Wildcat Discovery Technologies(米国カリフォルニア):バッテリー先進材料の開発
  • Sakuu(米国カリフォルニア):全固体電池「Swiftprint」
  • H2Pro(イスラエル):水素と酸素を別のフェーズで分解することによって、効率的・安全な水素生産プロセス

バイオものづくり

  • Tipa(イスラエル):6ヶ月で堆肥となる100%生分解性パッケージ
  • Genecis(カナダ):バクテリアを利用して、食品廃棄物から生分解性プラスチックのアップサイクルする技術
  • FabricNano(英国ロンドン):酵素を利用した代替プラスチックなどの化学物質製造

 

海外トレンド調査

(工事中)

 

 

お問い合わせ

商工労働観光部産業振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp