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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(2023年5月30日、ものづくり振興課 足利・稲継・牧野)
株式会社OPTMASS(宇治市)(外部リンク)の中川代表取締役にお話をお伺いしました。
太陽光の44%を占める赤外光は、実は太陽光発電にも植物の光合成にも使われていないのだとのこと。
そんな紫外線を発電に使う、しかも、透明ゆえに窓ガラスを発電機に変える、夢の技術の実用化に取り組んでおられます。
どういう原理なのか?
いくつかの半導体材料は、紫外線によってバンド間遷移(電子の励起)が起こるとともに、赤外線の波長に合った粒子にすることでプラズモン共鳴(電子と光の相互作用)を起こすことが原理的に知られています。
それを実際に事業化しようとしているのが同社であり、半導体材料を適度な大きさのナノ粒子化することで、紫外線や赤外線は吸収し(エネルギーに変換し)、可視光は透過する素材を開発されているのです。
赤外線を電力に変換する「透明太陽電池」のほか、赤外線の熱を吸収し逃がす「熱線遮蔽ナノ粒子」の開発も同時に進めておられます。
今後、ナノ粒子、あるいはそれを用いたガラスなどのデバイスの実用化・量産化により、脱炭素・カーボンニュートラルの実現に貢献していかれます!
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