南丹広域振興局
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南丹土木事務所では、「明日の京都」及び「明日の京都丹波ビジョン」を踏まえながら、内外の交流基盤を整備する「京都丹波」の郷づくりを進めています。
河川では、主に「安心・安全な暮らしを支える洪水・土砂災害対策の推進」に取り組んでいます。
平成24年5月に天神川放水路、平成25年3月に畑川ダムが竣工しましたので紹介します。
一級河川天神川は淀川水系園部川の右支川(延長1.8km、流域面積2.9平方キロメートル)であり、南丹市園部町の中心市街地を流下し、流域は園部町市街地面積の約50%を占めています。
天神川は川幅が狭く、市街地の浸水被害が度々発生していたことから、抜本的な河川改修が求められていました。
そこで、町並みの保全にも配慮し、多くの人家の移転が必要となる一般的な河川拡幅の改修ではなく、現川を活かしながら洪水をトンネルで園部川へ流す放水路を施工することにしました。
概ね30年に1回程度発生する洪水に関して、天神川放水路を通じて、直接園部川へ放流することによって、天神川放水路より下流の現天神川が流れる市街地において、治水安全度が飛躍的に向上し、再度災害の防止が可能となりました。
畑川ダムは、一級河川由良川水系高屋川支川の畑川(京丹波町下山地内)に、水道用水の確保、洪水調節、流水の正常な機能の維持(正常流量の確保)を目的とする多目的ダムで、平成4年度から事業を実施し、平成24年度に完成しました。
全体計画 |
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事業期間 |
平成4年度から平成24年度まで |
事業概要 |
重力式コンクリートダム(H=34.0メートル、L=87.75メートル) 沢水処理工(遮水擁壁、トンネル水路) |
総事業費 |
約77億円 |
水道用水の確保 | 京丹波町(旧丹波町、旧瑞穂町)の新規水道用水を確保 |
洪水調節 | 畑川及び高屋川沿川地域の洪水被害の軽減 |
流水の正常な機能の維持 | ダム下流畑川のかんがい用水の安定化と河川環境の保全 |
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(写真左上)ダム下流高屋川の出水被害状況(平成16年10月台風23号)
(写真右上)渇水時にはポリタンクで浄水場へ補給(平成6年8月渇水)
(写真上)畑川ダム定礎式(平成23年11月28日実施)
平成24年11月1日から平成25年1月9日まで試験湛水を実施しました。
試験湛水は、ダム湖に水を貯め、水位を上昇・下降させることにより、ダム本体や遮水擁壁工、貯水池周辺の斜面などの安全性を確認するために行う試験です。
(写真上)試験湛水前の遮水擁壁工(貯水池側より)
(写真上)試験湛水前の遮水擁壁工(JR側より)
(写真上)試験湛水中の遮水擁壁工(貯水池側より)
(写真上)試験湛水が完了した遮水擁壁工(JR側より)
(写真上)試験湛水前のダム本体(下流側より)
(写真上)試験湛水前のダム本体(上流側より)
(写真上)サーチャージ水位(最高水位)到達時の様子、非常用洪水吐からの越流!
(写真上)現在の畑川ダム貯水池の様子
(写真上)ダム天端から見る初日の出
お問い合わせ
南丹広域振興局建設部 南丹土木事務所
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