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更新日:2024年12月25日

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サッカーで故郷に恩返しを(大槻優平/福知山市)

1988年、福知山市生まれ。関東の大学を卒業後、Jリーガーとしてプロの世界へ。2012年にツエーゲン金沢に入団し、ミッドフィルダー、フォワードとして活躍。2017年に現役引退後は、京都サンガF.C育成部のアカデミーコーチに就任し次世代育成に尽力。現在はそれらの経験を活かし、福知山ジュニアユースクラブのコーチを兼任しながら福知山市でCRERISA FOOTBALL SCHOOLを運営。

兄弟でボールを追いかけ続けた少年時代

「幼稚園の頃から兄の影響で、常にボールを蹴っていました。」そう笑顔で話す大槻さん。小学1年生から本格的にサッカーをはじめ、高校では親元を離れて京都府南部の西宇治(現・城南菱創)高校に通いながら、京都サンガユースに所属。兄やJ2レノファ山口FCで活躍した弟の周平さんとともに、サッカーボールを追いかけていた少年時代でした。

サッカーができる喜び

大学入学後は東海・北信越選抜に選ばれるなど、サッカー選手としての将来を有望視されていた大槻さん。しかし大学3年時に病気が発覚。治療に専念することに。「病気で辛かった時も、家族や友人、これまで支えてくださったスタッフの皆さんがお見舞いに来てくれて、たくさんの言葉をかけてもらいました。その方々がいたから心折れずに頑張れた。おかげで本当に辛かった時期を乗り越えられました。」

復帰後、ユニフォームに袖を通しピッチに立った時、改めてサッカーができる喜びを噛みしめました。「何年も続けてきたはずなのに、サッカーが本当に楽しくて。プレイできるのは当たり前のことじゃないという思いを胸に、もう一度頑張りたいと決意しました。」その言葉通り、大学卒業後は当時JFLだったツエーゲン金沢に加入。念願のプロサッカー選手となり、MF、FWとして活躍。チームのJ2昇格に貢献します。

憧れのプロの世界へ

子どもの頃から憧れていたプロの世界では、華やかな部分と常に努力をしなければ表舞台にすら立てない厳しさを経験することに。

「かっこいいプレイができた時、得点を決めてチームと喜びを分かち合えた時は嬉しかったです。辛かったことは、プロになってから中々試合に出られなかったこと。悔しさをバネに、まわりが練習をしていない時こそ努力をしました。悔しい思いをした分、ピッチ内外でとにかく頑張りました。」

約6年間、選手として活躍した後、2017年に現役を退きます。

引退試合ではスタメン出場し得点を決め、チームの勝利に貢献。「あの時の嬉しい気持ちは今でも覚えています。」

現役引退後、指導者の道へ

現役引退後は、京都サンガF.Cの若手育成を担うアカデミーコーチに就任。サンガの現キャプテン・川﨑颯太選手の指導にも携わり、選手と向き合う時間を大切にしてきました。

2021年にはサンガU12スペシャルコースの福知山会場でコーチとして参加。子どもたちを指導するなかで、「地元の子たちにもっとたくさんのことを教えたい。それが故郷への恩返しになるのでは。」と考えます。そして、大槻さんが次のステージに選んだ地は、故郷の福知山市。2023年春、自身でも小学生を対象にしたサッカースクール「CRERISA FOOTBALL SCHOOL」を開校し、地元の若手育成に力を注いでいます。

どんなことにも笑顔でチャレンジする精神を養う

大槻さんが運営するスクールCRERISA FOOTBALL SCHOOLの「CRERISA(クレリッサ)」とは、スペイン語で成長=クレセール、笑顔=ソンリッサを合わせた造語。その名の通り選手一人ひとりの成長に目を向け、どんなことも笑顔でチャレンジするフットボーラー育成を理念に掲げ、多くの子どもたちにサッカーの楽しさを伝えています。

「テクニックや戦術の他にも、常に前向きにチャレンジする精神やルール・マナーの厳守、仲間・物・時間を大切にするなどの社会性の大切さを教え、心身ともに成長できる場をつくっています。」

夢は福知山からJリーガーを輩出すること

「地元にUターンして良かったことは、サッカーの楽しさを故郷の子どもたちに伝えられていること。そして、子どもたちとともに指導者として自分自身も成長できていること。僕たち兄弟のように、田舎からでもJリーガーが生まれるよう指導をしていきたい。チームの枠だけに留まらず、街全体で切磋琢磨し、レベルを上げていけばプロも夢ではありません。これからもチームのモットーである成長と笑顔を大切にし、子どもたちと楽しくサッカーができたらと思っています。」

 

【CRERISA FOOTBALL SCHOOL(クレリッサフットボールスクール)】

生徒募集時にはInstagramにてお知らせします。

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