ふるさとトピックス!福知山、舞鶴、綾部
更新日:2022年3月9日
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※この記事の内容は2021年9月14日時点のものです。
こんにちは!福知山公立大学3回生の岩野峻土と橘川肇です。
今回、私たちは京都府中丹広域振興局のインターンシップに参加し「たんたんで働く特別編by福知山公立大学」として、中丹地域で働く若手の社会人の方に取材をしました!中丹出身の高校生や大学生のみなさんに「地元で就職しようかな」と考えていただく1つのきっかけになればと思っています。
岩野峻土(いわのたけと)
福知山公立大学地域経営学部3回生、京都府綾部市出身。ゼミ活動では、企業への取材をもとに今後の働き方を提言するなど、地元・地方の活性化について研究中。福知山の三段池公園が好き。
橘川肇(きつかわはじめ)
福知山公立大学地域経営学部3回生、静岡県沼津市出身。ゼミ活動では様々な自治体の施策を調べ、課題について研究中。北近畿をサイクリングすることが好き。
今回は、福知山市にある「SECカーボン株式会社」勤務、入社3年目の荒木駿(あらきしゅん)さんにインタビューを行いました。
(プロフィール) |
SECカーボンは、1934年(昭和9年)に製鋼用人造黒鉛電極の専業メーカーとして創業した、炭素専業メーカーです。
確かな技術力を礎に「アルミニウム製錬用カソードブロックSK-B」「特殊炭素製品」「ファインパウダー」の生産を手掛け、カーボンテクノロジーの進化を牽引してきました。中でも「アルミニウム製錬用カソードブロックSK-B」は世界トップシェアを誇っています。
ーー普段の仕事はどんなことをされているのですか?
荒木:人造黒鉛電極※1やアルミニウム錬成用カソードブロックSKーB※2の元となる、成形された捏合物の熱的安定性・機械的強度・電気伝導性を向上させる焼成・ピッチ含浸工程で業務を行っています。
4~6か月の製造工程の中の焼成・ピッチ含浸工程に携わり、製品が完成していく事にやりがいを感じています。
※1 人造黒鉛電極…電気を用いて鉄スクラップを溶解し、建設現場で使われるH形鋼や棒鋼などを生産する電気製鋼炉の電極として用いられる
※2 アルミニウム錬成用カソードブロックSKーB…アルミニウム製錬工場の電解炉において、アルミナを電気分解する際の陰極(カソード)として用いられる
ーーなぜSECカーボンさんで働こうと思ったんですか?
荒木:元々地元が好きで、中学生の時ぐらいから将来は地元に帰ってこようと思っていました。親がここ(SECカーボン)の子会社で働いていたということもあって、名前は知っていたんですけど、何をしているかまでは知らなくて…。大学で就職活動をするときに、高校の野球部の先輩からお誘いをいただいて、この会社の入社試験を受けることになりました。
ーー中学生の時から地元に戻ろうと心に決めていた理由はなんですか?
荒木:やっぱり、地元が好きだからですね。安心感と言いますか、中学・高校と青春を共に過ごした仲間が近くにいるのは大きな要因です。
また、一人っ子なので両親の近くにいたいということもあります。都会に遊びに行っても、なんだか落ち着かないんです(笑)。大学は滋賀の大津だったのですが、兵庫の大学に行った高校の友達と連絡を取って、毎週のように帰省していました(笑)。
ーー仕事がある日のスケジュールを教えてください!
荒木:住まいが舞鶴なので、5時10分に起床して、5時50分には家を出ます。7時45分から朝礼をして、12時から1時間お昼休憩を挟んで16時10分まで仕事をします。
家に帰るのは20時頃が多いです。家に帰ってからはご飯やお風呂など自由に過ごして、0時頃に就寝します。お昼の1時間と仕事が終わってからの2時間ほどは野球の練習をしています。
ーーお昼や仕事終わりにも野球の練習をされているんですね!
荒木:仕事が100%であくまで野球は+αですが…。SECカーボンの野球部は府の強化指定チームに指定されており、会社の中にも野球に対して熱い思いを持っておられる方が多いです。
コロナが流行する前は、夏は土日になると毎週のように他府県へ試合に行っていました。現在でも、冬になると体を鍛えるためにトレーニングをしています。トレーニングは少しキツイときもありますが(笑)。休みの日でも、体が鈍らないように違うスポーツをしたり散歩したりしています。
ーー日頃から常に体を動かされているんですね!ということは休日も野球尽くしですか?
荒木:そういうわけでもないです。夏は野球のシーズンなので試合が多くなって、結果として土日が試合になることもありますが(今はコロナで試合は減っています)、試合が無い日は家族との時間を大切にしたり、中学・高校の友達と一緒に釣りに行ったりもしています。
ーーお昼休みに体を動かされる従業員さんは多いんですか?
荒木:多いですね。部活もサッカーやバトミントン、バレー、冬になるとスキーもあります。掛け持ちも全然OKで、必ず部活に入らなければいけないということもないです。運動するとリフレッシュだけではなく、コミュニケーションの場にもなりますからね。
ーー荒木さんからみて、地元(福知山)に帰ってくる良さ、メリットは何ですか?
荒木:中丹地域って、ラウンドワンなどがなく「何もすることがない」とは感じますが(笑)。それも良さだと思います。地元に帰ってくる理由は、「おかんのご飯がおいしい」「仲の良い友達がいる」「住み慣れている」「単純に地元が少し好き」というだけでいいと思います。実際、僕もそういった理由で帰ってきていますから(笑)。
ーー将来就職を考えている高校生や大学生にメッセージをお願いします。
荒木:地元での就職を第一に考えていたため、今振り返ると「地元、地元…」と視野が狭くなっていたと思いますね。こだわるのはいいですが、固執しすぎるのもよくなかったですね。やりたいことはやってみるのがよいと思います。もしやらなかったら「あの時やっておけばな」とずっと考えてしまうので、興味が湧いたなら一旦行動してみるということはすごく大事だと思いますね。
ーー取材を終えてーー(学生コメント)
岩野:地元愛溢れる荒木さんのお話の中で、たびたび「友達」「先輩」というワードを耳にしました。地元に支えてくれる人が多いのは、きっと荒木さんの人柄の良さもあるのだと思います。荒木さんからの「視野を広く、興味があれば一歩踏み出す」というメッセージは誰でもチャレンジできることなので、私も小さなことから少しずつ挑戦していこうと思います。
橘川:進学で府外に行っても、地元で就職することを大切にした荒木さん。お話を伺う中で、仕事も野球部も全力で取り組む姿はとても素敵だなと思いました。地元にある企業を改めて調べてみると、素敵な企業や働いている方に出会えるかもしれませんね。
SECカーボン株式会社
https://sec-carbon.com/index.php
SECカーボン株式会社採用情報
https://sec-carbon.com/recruit/
出典:「たんたんで働く」特集記事
地域活動等で活躍する「人」を紹介するWEBメデイアです。
https://www.pref.kyoto.jp/c-ki-kikaku/news/tantan24.html
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