ふるさとトピックス!福知山、舞鶴、綾部
更新日:2022年9月28日
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※この記事の内容は2021年11月19日時点のものです。
今回は、舞鶴倉庫株式会社勤務の葛和汰一さんにお話を伺いました。
(プロフィール) 葛和汰一さん:1998年生まれ、綾部市出身。府立綾部高校を卒業後、関西学院大学に進学し同大学を今年卒業後、Uターン就職して舞鶴倉庫株式会社に入社、舞鶴事業部営業グループに配属となる。 |
ーUターンして就職した動機を教えてください。
高校卒業後、京阪神の都市部にある大学に進学しましたが、元々人混みが苦手だったので、就職は出身地の京都北部の会社にしようと思っていました。加えて同じ仕事をするなら、生まれ故郷の地域に貢献できる仕事をしたいと考えていました。故郷で仕事を頑張ることで、顔見知りの方にも喜んでもらえることができると思い、そんな方々の笑顔を見て仕事がしてみたいと思ったからです。
ーどうしてこの職業を選んだのですか?
就職活動はコロナ禍のど真ん中でしたが、現在勤務している舞鶴倉庫株式会社は、物流と倉庫業務等を主軸としていて、私達の生活に密着した必須産業と感じました。コロナ禍でも国から事業の継続を要請されている業種であり、堅実に事業を行っている会社でした。また、寒冷地域の冬場の道路の安全に欠かせない商品の取扱いも行っており、ここで働けば、地域に貢献できる仕事が出来ると思ったからです。
ー舞鶴倉庫株式会社に入社してどんな事を感じているか教えてください。
会社見学や面接の時に、風通しが良く、人間関係がとてもいい職場の雰囲気を感じ取れました。会社説明会の時にお話しされた先輩が好感度抜群の方で、こんな先輩や上司の方々と一緒だったら、わからない事や初めて取り組む事でも何でも気軽に聞けて、楽しく仕事が進められるだろうなと思いました。実際に入社してみて、その時に私が感じた通りの社風でした。
ーどんな業務に就いているか教えて下さい。
弊社の業務は物流、倉庫業、港湾運送業、通関業等多岐に渡っていますが、私は舞鶴から海外へと出て行く貨物の輸出手続き、船舶代理店業務に携わっており、責任のある仕事を行うために通関士の資格取得に挑戦しています。
ー外国貨物船はどこの国の港から来る船が多いですか?
ロシアや中国等の港を仕出し港としている船舶が多いです。扱っている船荷の多くは紙の原料や今注目されている再生可能エネルギーの一つである環境にやさしいバイオ燃料です。
ー一日のスケジュールを教えてください。
出社してから、まずは船舶のスケジュールを確認をします。その後、輸出入業務の書類や請求書等の書類作成を行い、船荷を運送してくる船舶の船長との連絡、輸出入貨物荷役の現業スタッフとのスケジュール連絡を行います。船舶入港前には、海上保安庁、税関に連絡します。また、貨物荷役作業の現場視察も行います。船舶が出港する時には出港手続き関係の書類作成も行います。仕事内容は船舶の運航スケジュールにも左右されますが、大体こんな流れで仕事をしています。
ー仕事のやりがいは何ですか?
やはり、入出港する船舶との連絡調整が上手く進み、船舶の運航ルートに変更が必要な時に、その手続きを支障なくこなし、結果として無事に船荷が舞鶴港の埠頭に到着した時、自分の仕事の責任を果たせたんだと言う安堵と達成感を感じます。
ー仕事をしていく上で大変なことは何ですか?
船舶の運航は様々な要因でスケジュール通りに運ばないことが多くあります。そのため、船舶代理店業務、輸出入手続きを行っていく上で、その調整に手間取ることも多く、神経も使いますので、なかなかハードな仕事だなと感じることがあります。それに、これから冬季に入りますので、冬の日本海は荒れやすく、船舶の運航も天候の影響を受けることが大きく、余計にスケジュール調整に気を使わなければならないことも大変な面だなと感じるところです。
ー舞鶴で働くことの良さと魅力は何ですか?
舞鶴は日本海に面する国際港ですので多くの外国船舶が入出港しています。私は担当業務上、英文での輸出入業務の書類作成を行います。また外国船舶の船長と入港前の運航スケジュール調整にも、英文でE-メールを使ってやり取りすることになります。それに、入港した外国船舶の船員とも英語で対等にコミュニケーションをする場面も多いです。私は大学で英語を専攻していたわけではないので、語学力はまだまだ未熟で現在猛勉強中ですが、京都北部で英語を使って仕事が出来るのが、国際港である舞鶴の地域的な特徴でありますし、それが舞鶴で働く魅力だと感じています。
(葛和さん提供)綾部市の夜景
ー仕事以外での、休日の楽しみ方や趣味について教えて下さい。
散歩を趣味の一つにしているのですが、月並みな言葉ですが、やはり大学生時代の都市部に暮らしていた頃とは周囲の環境が全く違っていて、自然に囲まれた中を歩くのが私のリラックスタイムです。都市部での散歩と一番違うと気づいたところは、夜空を見上げた時の星と月の輝きの違いです。Uターン就職して地元に帰り、新たに田舎の美しさを再発見したことに我ながら驚きました。あと、大学のバスケットボール同好会に所属していたので、地元のバスケット仲間と集まって福知山の市民体育館で汗を流すこともあります。
ーその他に良く行くお店とかお気に入りの場所とかありますか?
会社の近くに「コメダコーヒー」がありますが、ここにしばしば顔を出してコーヒータイムの息抜きをします。福知山では「ぐうりんだい」というつけ麺さんがありますが、私はここの魚介風味が効いた出汁の味が大好きで、お気に入りの店です。
ー今後の目標を語って下さい。
まずは輸出入手続きを担当する者として一人前になるために、通関士の資格試験に合格して、担当業務を一任される責任者として頑張りたいと思っております。長期的な目標としては、舞鶴倉庫株式会社に、もっともっとUターン就職希望者が来てくれるように、より一層魅力的な会社になって行くことに貢献できるように、自分自身成長していくことです。
ー取材を終えて。
どっしりと風格ある倉庫群に囲まれ、窓の外には港に停泊する船舶が見える社屋で葛和さんにインタビューを行いました。Uターン就職して京都北部の国際港である舞鶴で、英文の書類作成や外国の船員さん達と英語で対応し、国際的な仕事が出来ることに魅力を感じていると語る葛和さんの活き活きとした姿がとても印象的でした。
舞鶴倉庫株式会社
http://www.maizuru-soko.co.jp/
出典:「たんたんで働く」特集記事
地域活動等で活躍する「人」を紹介するWEBメデイアです。
https://www.pref.kyoto.jp/c-ki-kikaku/news/tantan31.html
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