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ETロボコン2020で大手企業や大学を制して全国優勝したことが評価され、システム設計科の訓練生が「未来に羽ばたく若手人材応援表彰」を受賞しました。この制度は2020年に一般社団法人 京都知恵産業創造の森が創設し、チーム「KAMOGAWA」が第1号として認定されました。
表彰式について、メディアに掲載されました。
ETロボコン全国優勝について、メディアに掲載されました。
ETロボコン全国優勝について、ネットニュースと新聞に掲載されました。
令和2年11月22日(日曜)、ETロボコン2020チャンピオンシップ大会 アドバンストクラスにシステム設計科の訓練生がチームKAMOGAWAとして出場し、総合優勝を達成しました。この大会のダイジェスト版ビデオがYouTubeに公開されています。
本校の登場時間は「23」分頃です。
令和2年11月22日(日曜)、ETロボコン2020チャンピオンシップ大会 アドバンストクラスにシステム設計科の訓練生5名(大森、石橋、櫻井、中田、湫)が出場しました。上級者向けのアドバンストクラスには、大手企業等の強豪チームがひしめく上位15チーム(企業8、大学5、専門2)が選抜される中、シミュレータ環境でのロボットの走行性能を競う競技部門優勝、設計書の優劣を競うモデル部門エクセレントモデル、総合優勝、IPA賞の4つ表彰され、最高の結果を残すことができました。
私たちのチームは昨年の12月からETロボコン活動を開始しました。しかし、今年は新型コロナウィルスの影響のため、今までの実物のロボットを使用した競技ではなく、オンラインでのシミュレータ競技へ変更になりました。
競技部門では、シミュレータを使用した開発となったことで、自分達が勉強してきたJava言語が使用できなくなってしまいC++言語を1から勉強する必要がありました。また、シミュレータ環境に慣れておらず、それに対応することに時間を費やしました。しかし、提出まであきらめずに開発を続けた結果、競技部門で優勝することができました。
モデル部門では、初めてのモデル作成のため、どのように作るのかを決めることが出来ず多くの時間を費やしてしまいました。提出前に審査員に相談できる相談会では、全体的なつながりが見えないこと等の致命的な指摘を受けてしまいました。この指摘を受けて、チーム内で徹底して共通認識を作るために議論し、提出日ぎりぎりまで修正を行いました。その結果、モデル部門で当初の目標だったエクセレントモデルを受賞することができました。
両部門1位になっただけでなく、総合優勝とIPA特別賞も勝ち取ることができたことが自信につながりました。これらの経験を受けてチーム開発におけるコミュニケーションの重要性、問題に対して屈せず取り組むことを学びました。
10月28日に一次募集の入校試験を実施しました。システム設計科の応募資格は高卒以上ですが、最近は大学卒業後の学び直しとしてシステム設計科への入校を希望する方が増えてきました。現1年生は、約30%が20歳代の大卒で、経営や経済などIT系以外の学部を卒業しています。
また、システム設計科では、国家試験である情報処理技術者試験の受験を訓練生に推奨しています。高卒者には、レベル2に相当する情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験の受験を想定して指導しています。一方、大卒者にはレベル3に相当する応用情報技術者試験の受験を勧めていますが、過去には最高難易度のレベル4に合格した訓練生もいます。
システム設計科では、上位資格やETロボコンなどへチャレンジできる環境を整えています。システム設計科でIT技術を学び、キャリアアップを目指してみませんか?
ETロボコン2020の試走会がオンラインで実施されました。昨年までは、多数の参加者が集まって実物のコースとロボットを使用する試走会でした。しかし、今年は新型コロナウィルスの影響のため、オンラインでシミュレータを使用する試走会となりました。各チームが作成したプログラムをアップロードして、ヴァーチャルコース上でタイムを競い合いました。
コースの前半は、ゴールまでのタイムを競うタイムアタックとなります。一方、コースの後半は、ランダムに配置されたブロックを同色のサークル内に移動させることでボーナスタイムを獲得するゲームとなります。映像に示すとおり、現時点では制限時間内にすべての課題をクリアできていません。訓練生は、11月のチャンピオンシップ大会出場権獲得に向けて、全課題をクリアできるように全力で取り組んでいます。
システム開発では、顧客の要望を聞き取ってどのような機能が必要かを見極めながら、設計や開発を行う必要があります。また、グループメンバーとの意見調整もしながら、顧客の要望を満たすにはコミュニケーション能力が必須となります。
今年のETロボコンには、システム設計科2年生5名が参加しています。参加メンバーは、ETロボコン主催者から提供される審査規約や競技規約を読み解き、どうすれば全国優勝できるかを一日中議論しています。また、チームリーダーは、いつまでに誰が何をするのかを明確にし、納期(ETロボコンの大会)に間に合うようスケジュール管理も実施しています。ETロボコンという活動で業務を疑似体験し、IT業界の業務に必要な能力向上を目指しています。
今年もETロボコン2020アドバンストクラスにシステム設計科の訓練生が参加します。2017年には、入門者向けであるプライマリークラスに出場し、関西地区大会3連覇と全国優勝を飾ることができました。2018年からは、プライマリークラスの上位クラスにあたるアドバンストクラスへ挑戦しており、昨年は競技部門で全国3位を受賞しました。今年はアドバンストクラスでの全国総合優勝を目指して、訓練生の活動が始まっています。
例年は、設計書の完成度を競うモデル審査と、ロボットを実際に走行させてタイムを競う走行競技で総合順位が決まります。しかし、今年は新型コロナウィルスの影響もあり、多数の人が集まって実施する走行競技ではなく、シミュレータによる競技となりました。シミュレータによるシステム開発は、実際の業務でも取り入れられているため最先端の技術を学ぶ良い機会となっています。
昨年度のETロボコン2019にシステム設計科の訓練生が参加し、「アドバンストクラス競技部門全国3位」と「情報処理学会 若手奨励賞」の表彰を受けました。この取り組みについてのインタビュー記事が情報処理学会誌2020年6月号に掲載されました。
情報処理学会誌2020年6月号
ミニ特集 ETロボコン:異色の情報系ロボコン ―光る若手にインタビュー―
https://www.ipsj.or.jp/magazine/magazine.html
システム設計科に新入生が入校し、教科書の配布が行われました。今年度はオブジェクト指向設計(UML、デザインパターン)の書籍を増やして26冊となりました。システム設計科では、最初の1年間でこれらの教科書を全て学習します。主な内容は、プログラミング(Java言語)、オブジェクト指向設計(UML)、情報セキュリティマネジメント試験対策、基本情報技術者試験対策となります。
1年目は基礎をしっかりと学び、各種資格試験に挑戦していきます。2年目は業務を想定したグループ課題を通して、コンピュータ業界の技術者(システムエンジニア、プログラマ)として働くために必要な技術の習得を目指しています。
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