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今年1月に特別セミナー(平成31年度1月トピック)を開催していただいた、京都機械工具株式会社様(以下KTC)に特注のハンドルを製作していただきました。
このハンドルとデジタルトルクレンチ「TORQULE(トルクル)」を組み合わせて、専用アプリを使うと、スマホやタブレット端末で締付力を確認できるようになります。勘やコツによる力加減ではなく、数値や色で直感的に締付トルクを確認できるため、より安全に訓練を実施できるようになりました。
訓練生からも、「自分が適正トルクで締められているかが分かって安心!」と好評です。
【TRASAS】トレサスが変える生産・管理品質|KTC 京都機械工具(外部リンク)
工作機械を初めて触る生徒にとって、ハンドルの締め具合を習得するだけでもある程度の時間がかかります。指導する際は、安全のために毎回全員の締め具合を確認していましたが、効率の悪さが課題でした。このシステムを使えばデータの記録や管理が簡単にできるので、締め確認だけでなく訓練生の習熟度の確認などにも応用できると考えています。
今回のようにアイデアや提案がカタチになるという経験は、これからものづくり業界へ進もうとしている訓練生にとってかけがえのない財産になるはずです。KTCの太田様には、工具の相談だけでなく、3S活動のアドバイスもいただいており、大変感謝しております。この場をお借りして御礼申し上げます。
機械加工システム科では、「安全で快適かつ効率よく作業できる」環境づくりに全集中で取り組んで参ります!
毎週金曜の安全衛生3Sタイムでは、どうすれば効率よく作業できるかをみんなで考え、アイデアを出し実践しているのですが、今月からは1、2年生がチームを組んで活動し始めました。
何ができるか楽しみです!
「整理」、「整頓」、「清掃」の3要素からなる用語であり、さらに「清潔」、「躾(しつけ)」が加わることによって、『5S』となります。
◆作業効率の向上 |
物の収納場所をあらかじめ決めておくことや、すぐに必要か必要でないか区別し、必要である物を残すことにより、物を探す時間を短縮することに繋がります。 |
◆快適な作業場作り |
整理・整頓をこまめに適切に行うことによって作業や清掃がしやすくなり、快適な作業場作りが成り立ちます。 |
◆安全確保 |
作業場を動きやすく清潔に保つことにより、想定外の危険から身を守ることに繋がります。 |
◆チーム全体としての成長 |
「決めたことはきちんと守る」をチームまたは組織で共有することにより、チーム全体の発展に繋がります。 |
1年生が危険物取扱者試験を受験しました!
乙種4類は危険物取扱者試験の中でも最も人気が高く、受験者数は毎年20万人を超えています。ガソリン等の引火性液体を中心に、幅広い範囲から出題されるため、合格率は30%程度と低くなっていますが、当科では毎年60%以上が合格しています。全員合格を目指して約2ヶ月かけて試験対策をしてきました。勉強の成果を発揮できたでしょうか?
結果は11月後半に発表されます。
QC(品質管理)検定4級を1、2年生全員で受検しました。(2年生の希望者は3級に挑戦)
製造業において、【安全衛生】や【3S活動】【改善活動】【品質管理】の知識も必要とされています。
先日訪問した会社でも、在校中に取るべき資格は?と管理職の方に質問すると、「QC検定3級」と即答されました。どんな職種でも仕事をする上で必要な考え方を学ぶことができるからと仰っていました。
【10月15日追記】
4級に9人、3級に4人が合格しました!
コロナの影響で中止となった技能検定(前期日程)の代わりに校内での検定を実施し、全員大きなミスをすることなく4時間以内で完成させることができました。(実際の技能検定では3時間半で打ち切り)
ヒヤリハット報告書を作成して気づいたことをもとに改善提案について考えました。
今回は、工作機械(旋盤、フライス盤)の改善点に絞って、1、2年生合同でブレインストーミング!
2年生がリーダーとなって意見をまとめていき、優先順位をつけて、何からやるべきかを全員で決めました。
初めて機械を触る1年生も、技能検定3級(国家資格)取得を目指し頑張っています。
コロナによる休校期間を取り戻すべく、機械実習を週3日実施していますが、より安全に作業するための改善策を一緒に考えています。その中で、今回は「立ち位置の見える化」を実施!
これにより、どこに立てば良いかが一目瞭然!テープを貼っただけで、安全性が数倍向上しました!
コロナによる影響で約2か月間休校となっていましたが、いよいよ訓練再開です!今日は全員で実習場の掃除をしました。掃除をしながら、整理整頓のためのアイデアが自然と出るようになっていた新2年生。今年は安全作業の一環として、整理整頓清掃を習慣化させることも目標です。
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