統計で見る中丹地域

中丹地域（福知山市、舞鶴市及び綾部市）は京都府の北部に位置する地域です。

面積

2024年10月1日時点の中丹地域の面積は、1241.77平方キロメートルで、京都府全体の4612.21平方キロメートルの約26.9%を占めています。

表1：市別面積（単位：平方キロメートル）

市区町村名		面積
中丹地域(市町面積の合計)		1241.77
	福知山市	552.54
	舞鶴市	342.13
	綾部市	347.10

出典：令和6年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）（国土交通省国土地理院）

人口

中丹地域の1980年から2020年までの5年ごとの人口推移を見てみます。

1980年から2020年までの中丹地域の人口は、やや減少傾向で推移しています。
中丹地域の2020年時点の人口を見ると18万9488人となっており、京都府全体の人口257万8087人の約7.3%に相当します。（図1）

図1：中丹地域の人口推移

出典：国勢調査（総務省）​​​

産業

産業の特色を、産業ごとの従業者数から見てみます。
図2は令和3年経済センサス活動調査の従業者数から算出した中丹地域の産業大分類別特化係数のグラフです。

特化係数 地域Aの全ての産業の事業所の従業者のうち、産業Bに従事する従業者の割合と、京都府全体の全産業の事業者の従業者のうち、産業Bに従事する従業者の割合を比較すると、従業者数による地域産業の特色が見えます。 地域Aの産業Bの特化係数＝地域Aの産業Bの構成比率/京都府全体の産業Bの構成比率 上記の計算式で計算した特化係数は、京都府の平均が1となっています。 つまり、地域Aの産業Bの特化係数が1よりも大きいと、地域Aでは京都府全体と比べて産業Bの従業者数が相対的に多く、反対に1より小さいと京都府全体と比べて産業Bの従業者数が相対的に少ないことを意味します。

 

図2：中丹地域の産業大分類別特化係数

出典：令和3年経済センサス活動調査（総務省、経済産業省）を加工

中丹地域の産業別の特化係数を見ると、丹後地域と同様、第1次産業の特化係数が高くなっています。
また、官庁の支部などが多数設置されている地域であるため、「公務（他に分類されないものを含む）」の特化係数も高くなっています。（図2）

第1次産業：「農業」、「林業」及び「漁業」 第2次産業：「鉱業,採石業,砂利採取業」、「建設業」及び「製造業」 第3次産業：第1次産業、第2次産業及び「分類不能の産業」以外の産業

地域の特徴

図3は京都府内の市町村別の2018年から2022年の間の合計特殊出生率を高い順に並べたグラフです。

図3：京都府の市町村別合計特殊出生率（2018年～2022年）

出典：人口動態統計特殊報告（厚生労働省）

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福知山市が2番目、舞鶴市が3番目、綾部市が7番目となっており、中丹地域は合計特殊出生率が高い地域であることが分かります。（図3）

合計特殊出生率 15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計した数値。 一般的に、一人の女性が一生の間に産む子供の数と解釈されています。