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リハビリテーション医学・医療に興味のある医師などを対象とした「実践セミナー」を開催します。ぜひご参加ください。
今年度につきましても、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点からWeb研修として実施します。
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等を対象とした座学研修会(在宅患者のためのリハビリテーション診療講座)を開催します。ぜひご参加ください。
日本では急速な高齢化に伴い、リハビリテーション医学・医療が対象とする疾患や障害は、脳卒中、外傷性脳損傷、運動器の疾患・外傷、脊髄損傷、神経筋疾患、切断、小児疾患、関節リウマチ、循環器疾患、呼吸器疾患、摂食嚥下障害、がん、糖尿病、フレイル、サルコペニアなど幅広い領域に広がり、疾患や障害も複合的になっています。医学・医療の中で、今最も注目される領域といえます。リハビリテーション医療ではリハビリテーション医学という学問的な裏付けのもと、内容のある診療を行っていくことができます。
リハビリテーション医学・医療は3つのkey wordsで説明できます。すなわち、日本リハビリテーション医学会が提唱している「障害を克服する」「機能を回復する」「活動を育む」の3つです。また、リハビリテーション医学・医療は、患者さんに対する診療の流れから大きく3つのフェーズに分けられます。疾病発症直後や周術期に対処する急性期のリハビリテーション医学・医療、主疾患の治療が進み生活再建を目指す回復期のリハビリテーション医学・医療、機能・能力を維持しながら充実した社会参加を支援する生活期のリハビリテーション医学・医療です。それぞれのフェーズにおいてリハビリテーション科医が専門性を発揮することで、リハビリテーション医療は安全で質の高いものになります。
リハビリテーション診療は、リハビリテーション診断、リハビリテーション治療という2つの柱から構成されます。リハビリテーション診断では、身体診察、生化学的検査、画像検査に加え、患者さんの機能や能力を評価することが大きなウェートを占めます。リハビリテーション治療では、中心となる運動療法に加え、物理療法、薬物療法、義肢や装具の処方などがあります。ロボット工学の応用も進んでいます。患者さんの社会的課題への対応も必要です。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士などの専門職とのチームワークも大切です。
高齢化で急速にリハビリテーション医療のニーズが高まっている現在、リハビリテーション科の専門医でない医師がリハビリテーション医療に関係する場面が増えています。内容が担保されたリハビリテーション診療が行われるためには、何らかの専門的なサポートが必要です。質の高いリハビリテーション医療が広がれば、それぞれの地域が豊かになる一助となり、Inclusive Society(寛容社会)の実現などにもつながります。
京都府リハビリテーション教育センターは、平成25年に「京都式地域包括ケア」の推進事業の一つとしてスタートしました。医師の教育(再教育を含む)を通して、京都における質が担保されたリハビリテーション診療の普及を目指したものです。リハビリテーション診療について学びたい医師すべてを対象とした全国に先駆けた新しい取り組みです。京都府、京都市、京都府立医科大学、京都大学、京都医師会などオール京都で体制を組み、京都府立医科大学リハビリテーション医学教室と連携しながら、日本リハビリテーション医学会の指導医クラスを中心に専門医がリハビリテーション医学・医療の幅広い教育活動を行っております。
私は平成28年から、日本リハビリテーション医学会理事長を拝命しております。日本のリハビリテーション医学・医療の発展に尽力するとともに、その成果を京都府リハビリテーション教育センターでの教育活動に役立てて参る所存です。今後とも皆様方の温かいご指導とご鞭撻をいただきますよう、心からお願い申し上げます。
京都府では、高齢者が住み慣れた地域で安心していきいきと暮らせるよう「京都式地域包括ケア」を推進しており、「認知症」「リハビリ」「看取り」を3大プロジェクトと位置づけています。
この度、適切で質の高いリハビリを各地域で受けることができる体制づくりを目指し、リハビリ実施の指示を行う医師を養成するための「京都府リハビリテーション教育センター」を設立しています。
医師に対してリハビリに関する教育・研修を行う機関の設立は、全国でも初めての事例であり、センターでは、リハビリに関する研修プログラムを作成するとともに、実地研修を行う医療機関を指定し、リハビリに関する知識の習得を希望する医師等に座学、実地研修を行います。
京都府立医科大学内
(京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465番地)
市立福知山市民病院(外部リンク)
医療法人社団行陵会 京都大原記念病院(外部リンク)
医療法人社団恵心会 京都武田病院(外部リンク)
一般財団法人京都地域医療学際研究所がくさい病院(外部リンク)
医療法人財団医道会 十条武田リハビリテーション病院(外部リンク)
医療法人社団石鎚会 田辺記念病院(外部リンク)
水間正澄(昭和大学藤が丘リハビリテーション病院(外部リンク)教授)
才藤栄一(藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座(外部リンク)教授)
浅見豊子(佐賀大学医学部附属病院リハビリテーション部(外部リンク)診療教授)
安保雅博(東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座 (外部リンク)教授)
佐浦隆一(大阪医科大学リハビリテーション医学教室(外部リンク)教授)
田島文博(和歌山県立大学リハビリテーション医学(外部リンク)教授)
千田益生(岡山大学病院リハビリテーション部(外部リンク)准教授)
高杉紳一郎(九州大学病院リハビリテーション部診療(外部リンク)准教授)
山下敏彦(札幌医科大学医学部整形外科教室(外部リンク)教授)
和田卓郎(済生会小樽病院(外部リンク)病院長)
島田洋一(秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系整形外科学講座(外部リンク)教授)
齋藤知行(横浜市立大学大学院医学研究科運動器病態学教室(整形外科)(外部リンク)教授)
大塚隆信(名古屋市立大学大学院医学研究科生体情報・機能制御医学専攻社会復帰医学講座整形外科学分野(外部リンク)教授)
中村博亮(大阪市立大学大学院医学研究科感覚・運動機能医学大講座整形外科学(外部リンク)教授)
吉田宗人(和歌山県立医科大学整形外科学教室(外部リンク)教授)
志波直人(久留米大学医学部整形外科学教室(外部リンク)教授)
中川正法(京都府立医科大学附属病院附属北部医療センター(外部リンク) 病院長)
水野敏樹(京都府立医科大学附属病院神経内科学(外部リンク)教授)
久保俊一(京都府立医科大学教授)
三上靖夫(京都府立医科大学病院教授)
池口良輔(京都大学准教授)
松村淳子(京都府健康福祉部長)
武澤信夫(京都府リハビリテーション支援センター長)
別府正広(京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進)
山下琢(京都府医師会(外部リンク)理事)、岡田純(京都私立病院協会(外部リンク)副会長)、杉山博(京都府病院協会(外部リンク)理事)、中村紳一郎(市立福知山市民病院(外部リンク)副院長)、三橋尚志( 医療法人社団 行陵会 京都大原記念病院(外部リンク)副院長)、藤岡幹浩( 京都武田病院(外部リンク)副院長)、前田博士(がくさい病院(外部リンク)リハビリテーション部長)、勝見泰和(十条武田リハビリテーション病院(外部リンク)院長)、石丸庸介(医療法人社団 石鎚会 田辺記念病院(外部リンク)理事長)
京都リハビリテーション医学研究会学術集会
京都府リハビリテーション教育センター第4回座学研修会
京都リハビリテーション医学研究会学術集会
京都府リハビリテーション教育センター第17回座学研修会(PDF:511KB)
→PDF版 申込用紙(座学研修会)ダウンロード(PDF:137KB)
→Excel版 申込用紙(座学研修会)ダウンロード(エクセル:44KB)
京都府リハビリテーション教育センター実践セミナー・実地研修(PDF:863KB)
→PDF版 申込用紙(実践セミナー・実地研修)ダウンロード(PDF:283KB)
→Excel版 申込用紙(実践セミナー・実地研修)ダウンロード(EXCEL:60KB)(エクセル:50KB)
京都府立医科大学(外部リンク)
京都府立医科大学 整形外科学教室(外部リンク)
京都府立医科大学 リハビリテーション医学教室(外部リンク)
京都リハビリテーション医学研究会(外部リンク)
京都大学(外部リンク)
京都府医師会(外部リンク)
京都私立病院協会(外部リンク)
京都府病院協会(外部リンク)
回復期リハビリテーション病棟協会(外部リンク)
京都地域包括ケア推進機構(外部リンク)
京都市(外部リンク)
お問い合わせ
京都府リハビリテーション教育センター