ここから本文です。

更新日:2018年12月14日

第10回殿堂入り者


クリスティアナ・フィゲレス 氏(1956年生 コスタリカ)
【外交官/前国連気候変動枠組条約事務局長】
 クリスティアナ・フィゲレス氏は、気候変動問題のリーダーであり、2010年から2016年の間、国連気候変動枠組み条約(以下、UNFCCC)事務局長を務めた。UNFCCCでの任期において、各国政府や地方政府、企業や活動家、金融機関等の多様な関係団体をとりまとめ、パリ協定の締結という歴史的な快挙の実現に貢献した。フィゲレス氏は、20年以上に及ぶ外交関係での活躍に加え、社会や環境の改善に取り組む慈善団体「Global Optimism」の共同設立者としても知られ、世界首長誓約の副議長をはじめ、世界銀行やコンサベーションインターナショナル、ロックフェラー財団の地球の健全さに関する経済会議の委員等、数多くの団体で活躍している。



山折 哲雄 氏(1931年生 日本)
【宗教学者】

 日本の宗教学者。国際日本文化研究センター名誉教授、国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学名誉教授。宗教や哲学をテーマに多数執筆。2010年には、瑞宝中綬章を受賞。環境関連の書籍では、2005年に出版の「環境と文明 新しい世紀のための知的創造」などがある。
 環境に関する宗教学的視点からの研究及び啓発によって、環境と共生する思想の普及に貢献。



エゴ・レモス 氏(1972年生 東ティモール)
【歌手/環境保全活動家】
 エゴ・レモス氏は、2002年に独立した東ティモールの国民的歌手であるとともに、貧しく小さな国の水と森そして国土の保全活動を行う実践家である。独立をめぐる混乱の中での幼少期の体験から、自然の豊かさ、ありがたさや、音楽の力を学び、活動を開始。

 平和や自然について世界各国で講演活動を行う中、2006年にオーストラリアのアボリジニ―音楽家に認められ、歌手として活動するとともに、大学で持続可能な農業を教え、現在は、作物を育てることで自然の大切さを学んでほしいという願いの下に、国内のすべての小学校にエディブルスクールガーデン(学校菜園)をつくることに奔走している。

問い合わせ

総合政策環境部脱炭素社会推進課

京都市上京区下立売通新町西入藪ノ内町

ファックス:075-414-4705

メールアドレス:datsutanso@pref.kyoto.lg.jp