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更新日:2016年10月7日
デヴィッド・タカヨシ・スズキ 氏(David Takayoshi Suzuki)1936年生 カナダ【写真右】
生物学者、環境活動家、ブリティッシュコロンビア大学名誉教授
1936年カナダ・バンクーバー生まれの日系三世のカナダ人。
シカゴ大学で動物学の博士号を取得。ブリティッシュコロンビア大学などで教えるかたわら、カナダの人気テレビ番組「ネイチャー・オブ・シングス」のキャスターを務め、科学や環境問題を分かりやすく説得力のある形で訴え続けてきた。
科学に基づく教育や問題解決手法を提供することを目的にNPO法人デヴィッド・スズキ財団を1990年に創設し、活動を行っている。
2004年には、カナダ放送協会による「偉大なカナダ人」の第5位(存命するカナダ人では第1位)に選ばれている。
<主な受賞歴>
1986年 ユネスコ・カリンガ賞
1990年 グローバル500賞
2006年 カナダ勲章(最高位【コンパニオン】)
2009年 ライト・ライブリフッド賞
記念講演(デヴィッド・タカヨシ・スズキ氏)の映像はこちら(外部リンク)
【京都環境文化学術フォーラム】パネルディスカッションの映像はこちら(外部リンク)
セヴァン・カリス=スズキ 氏(Severn Cullis-Suzuki)1979年生 カナダ【写真左】
環境・文化活動家、作家
1979年カナダ・バンクーバーにて、デヴィッド・スズキ氏の娘として生まれる。
テレビ番組のホスト、ハイダ・グワイ高等教育学会およびデヴィッド・スズキ財団の理事、Earth Charter Internationalの委員等を務める。
小さい頃から環境に強い関心を持ち、5年生の時に友達と共に「子供環境運動(ECO)」の活動を始めた。1992年の12歳の時には、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された地球環境サミットに参加し、ECOの代表として、世界各国の首脳を前に「世界を5分間沈黙させた少女」として知られる伝説のスピーチを行い、人々に深い感動を与えた。また、1997年には、国連「地球憲章」の起草委員に任命された。
現在、夫と2人の息子とともに、ブリティッシュコロンビア州の沖合にあるハイダ・グワイで暮らしながら、世界中で環境問題についての講演活動を行っている。
<主な受賞歴>
1993年 グローバル500賞
セヴァン・カリス=スズキ氏からのビデオメッセージはこちら(外部リンク)
ハーマン・E・デイリー 氏(Herman E. Daly)1938年生 アメリカ
メリーランド大学名誉教授
1938年アメリカ・テキサス州生まれ。
ヴァンダービルト大学で経済学の博士号を取得。ルイジアナ州立大学で、長年、経済学の教鞭をとり、その間、セアラ大学(ブラジル)、エール大学、オーストラリア国立大学などでも客員教授や研究員を務めた。元世界銀行上級エコノミスト。国際エコロジー経済学会の創設者の一人であり、エコロジカル・エコノミクス誌を共同創刊し、編集員として従事している。また、多数の環境団体の理事も務めている。
「再生可能な資源の持続可能な利用速度は、その供給源の再生速度を超えてはならない」などの「ハーマン・デイリーの3原則」は、持続可能な人間社会に不可欠な指針として、世界に大きな影響を与えてきた。また、経済成長は人類の幸せにつながっているかを問い、「ハーマン・デイリーのピラミッド」を提唱するなど、経済成長を求め続けるのではなく、定常経済に移行すべきだと訴えている。
<主な受賞歴>
1992年 グロマイヤー賞
1996年 ライト・ライブリフッド賞、ハイネケン賞
1999年 ソフィー賞
2001年 レオンチェフ賞
2002年 イタリア共和国大統領メダル
2014年 ブループラネット賞
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