ふるさとトピックス!福知山、舞鶴、綾部
更新日:2024年12月18日
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この記事は「京都の海と山の魅力満載!古民家で気軽に田舎暮らし体験 京都中丹農家民宿」からの転載記事であり、内容は2024年3月時点のものです。
月あかり
吉田様
以前から自給自足の生活にあこがれており、畑を借りて家庭菜園を楽しんでいました。そこで、定年退職を機にもっと家庭菜園を充実したいと思い移住を決めました。
綾部を選んだのは、以前に丹後に住んでいたことがあり、京都北部には土地勘があったためです。市に登録されている定住者向け物件を色々探すうち、地元の不動産屋さんに出会い、今の家を紹介され一目で気に入って購入しました。
初めてここの縁側で月を見た時、その月あかりの美しさに感動したので、民宿の名前はそこから付けました。星空も周りに光が少ないのでとても綺麗に見えますね。
この場所はとても人間性豊かで、中山間地の程よい環境や里山の風景も大変気に入っています。移住してすぐ、市の職員さんに自治会の方々を紹介いただいたのですが、皆さん大変親切で、田んぼを始める時に農業機械を貸してくださったり、野菜のおすそ分けなどもよくいただきました。自らも自治会など地域の活動に積極的に参加するようにしました。今では人脈もだいぶ広がりました。
この地域は近年教育体験旅行の受け入れに力を入れているのですが、そんな中で私たちも自治会から依頼され受け入れたのが農家民宿開業の一番のきっかけです。この近隣には泊まる所が少なく、自治会からの要請や行政の支援もありましたので、開業に必要な手続きを進め、2018年に民宿を開業しました。
教育体験旅行で来てくれた学生たちは、皆とてもフレンドリーで楽しく、いい経験になりました。台湾の学生たちが来たときは、言葉が不安だったのですが、学生たちとスマホの翻訳機能を使ってスムーズに意思疎通ができたので驚きました。
他にも、自分がバイクで北海道に行った時に知り合った方や昔の同僚が来てくれたり、宿泊された方がたまたま庭師さんで庭の手入れをして下さったと、楽しい思い出が沢山ありますね。そういった一般の観光客の方とは少し趣の違う方々と色々な話ができることはとても嬉しく思います。
「月あかり」の魅力としては、農作業体験を通じて田舎暮らしの楽しさを、食事作りを通じて食の大切さを実感してもらえるところでしょうか。コロナ禍の時はオンラインの調理体験として、事前に自家製の食材を参加者に送り、ZOOMでお話ししながら調理をしてもらうという企画をしました。最近では、綾部市の名産「綾部むすび」やダッチオーブンを使ったピザ焼き、収穫した果実を用いたジャム作りなどもできます。9月には稲刈りがありますが、ここでは刈った稲をはざ掛けという天日干しの方法で乾燥させるので、養分が凝縮されおいしいお米ができます。綾部のおいしいお米を皆さまにぜひ味わっていただきたいですね。
今の家は築60年、蔵は築100年程度になりますが、この先もなるべく触らず昔のままの雰囲気を大切にしていきたいと思っています。
自給自足の暮らしは、思っていた以上に忙しいですが、美味しい米、野菜、果物、そして移り行く里山の四季や身近な自然、地域の助け合いの心などたくさんの魅力があり、綾部はこの先も長く住み続けることができる地域だと思っています。
―INFORMATION―
月あかり
〒629-1273 綾部市下原町野毛100-1
TEL & FAX 0773-21-6198
E-mail tsukiakari18@zeus.eonet.ne.jp
【ホームページ】https://www.ayabe-kankou.net/inn/tukiakari/(綾部市観光ガイド)
【アクセス】お車の場合:京都縦貫自動車道京丹波わちICから国道27号線経由で約10分
舞鶴若狭自動車道綾部ICから国道27号線経由で約15分
電車の場合:JR山家駅から徒歩で約20分
JR綾部駅からあやバス(上林線)で「西原町」下車、徒歩で約20分
料金等の詳細は、ホームページをご覧ください。
【ご予約】お電話もしくはホームページよりお申し込みください。
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電話番号:0773-62-2031
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舞鶴市字浜2020番地
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