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更新日:2006年10月3日

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「犯罪のない安心・安全なまちづくり」決議

平成13年10月11日
京都府犯罪のない安心・安全なまちづくり推進本部

今日の生活や文化、経済は、科学技術の飛躍的な進歩などにより、利便性や物質的な豊かさなど、その恩恵を大きく享受する時代にある。

しかし同時に、その陰で、人口の都市への集中、過疎・過密、核家族化、高齢化など社会環境は大きく変化し、地球もその豊かさを失う中、家族の絆、人々の心の絆はほころび、地域コミュニティなど「人づくり、まちづくり」の基礎となる社会は、その活力を失いつつある。

一方、日常生活においては、児童虐待、DV、児童殺傷、少年犯罪、凶悪犯罪などの事件が多発、また、多くの尊い命を瞬時に奪い去った米国同時多発テロなど、海外においても人々の心を震撼させる事態が発生し、さらに、社会システムの大きな変革、長引く経済不況や雇用環境の悪化等先行不透明な状況とも相まって、京都府民は、心に影を落とし、これまでにない大きな不安を抱いている。

事の善悪の基準となる社会規範や「いたわり」、「やさしさ」、「命の尊さ」などの倫理観は、家族、地域、ふるさとなど、共同社会の中で育まれてきたという原点に立ち、社会を構成する人と地域が全力を尽くすことを基本に、これら地域の取り組みの醸成を図り、行政などがこの活動を守り、支えながら、「心豊かな地域社会」を形成していくことが重要である。

「心の世紀」とも言われる時代にあって、地域や町衆の力による「人づくり、まちづくり」など、人の心の絆を大切にしてきた京都の歴史に学びながら、「日本人の心のふるさと」といわれる京都ならではの取り組みを展開し、「安心・安全な地域社会」を築いていくことも重要である。

今ここに、京都府民が直面する、犯罪など様々な不安を取り除いて、「心」を大切にした「安心・安全なまちづくり」を推進するため、「京都府犯罪のない安心・安全なまちづくり推進本部」を設立し、地域における防犯機能の回復、地域の安全活動を支える基盤や環境の整備など、府民、行政、警察とが協働、連携しながら、新しい時代の京都の安心・安全に向けた様々な取り組みを展開する決意を相互に確認し、決議する。

お問い合わせ

文化生活部安心・安全まちづくり推進課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4255

anshinmachi@pref.kyoto.lg.jp