[自殺対策]
「学校でのいじめで悩んでいます!」〔子ども〕
こんなことはありませんか?
お子さんがこんなことで悩んでいる様子はありませんか?
- 学校生活のことで悩んでいるようだけれど、親にも先生にも打ち明けない。
- いじめられているが、仕返しを恐れて言えない。または、近所での付き合いがあって表立って言えない。
- いじめがひどく、学校へ行きたがらない。以前のような元気がない。
- 学校やクラブを休むことは“逃げること”と感じて、ひたすら耐えている。
- 自分など生きている価値がないと感じ、「死にたい」と口走る。
- 微熱や下痢、食欲不振など、原因不明の身体の不調が続いている。
いじめを受けている本人の気持ち
いじめの問題で悩んでいる本人は、学校に行くことが嫌になったり、そのことを親や先生に相談できなかったり、とてもつらい思いを抱えています。親としては学校へ行って欲しいという思いから、つい登校をうながしてしまいがちですが、まずは本人のSOSに耳を傾けてみましょう。
また、本人にとって仕返しは何よりも怖く感じられ、これまでに受けたいじめがひどいほど、心と身体に恐怖感がしみついてしまい、学校に近づくこともままならなくなります。「頑張れ」「やり返して来い」といった親からの励ましは、時として「自分が弱いから悪いんだ・・・」と自分自身を責める気持ちにつながってしまいます。
死にたいくらいに悩んでいるときに、そこから逃げることは、自分を守るための当然の反応です。まず一度、しんどい環境から離れて、落ち着いて考えてみることで、いろいろな解決方法があることに気づくこともよくあります。学校をしばらく休むことは、けっして甘えやなまけではなく、本人にとって必要な休息期間なのです。
対応方法
いじめの問題は、改善するのに時間とエネルギーが必要なため、親子ともに辛くしんどい気持ちにおちいってしまいます。しかし、諦めずにいくつかの方法を試してみることが大切です。
【対応例】
- 「あなたが大切」という気持ちを本人にきちんと伝える。
- 本人が少しでも悩んでいるようであれば、登校を無理強いしない。
- 担任の先生、生徒指導担当の先生、教頭先生、校長先生、教育委員会などに現状を話し、事実関係の調査を依頼する。
- スクールカウンセラーに相談する。
- 保護者会で窮状を訴える。
- 学校の立会いのもとで、加害者やその家族と話し合う。
- どうしても状況の改善が見込めなければ、転校も検討する。
- 心身の不調が認められるときは、病院を受診する。
- 暴力などの違法行為があれば、警察に届ける。
状況によって対処は異なると思われますが、共通していえることは、お子さんの命が何よりも大切であるということです。ご家族が覚悟を決めて対応することで、本人が「大切にされている」「守られている」という気持ちになれるかもしれません。
ご家族自身が不安なときは、以下の相談窓口で専門家に相談しながらすすめてみてください。
いじめについての相談窓口
京都府教育委員会、市町村教育委員会、各中学校区のスクールカウンセラー
京都府総合教育センター | 075-612-3268または3301 0773-43-0390 |
年中無休・24時間 |
---|---|---|
京都府家庭支援総合センター | (代表) 075-531-9600 |
月曜〜金曜、9時〜17時 |
(こども虐待専用電話) 075-531-9900 |
月曜〜金曜、9時〜17時 | |
宇治児童相談所 | 0774-44-3340 | 月曜〜金曜、9時〜17時 |
京都児童相談所 | 075-432-3278 | 月曜〜金曜、9時〜17時 |
福知山児童相談所 | 0773-22-3623 | 月曜〜金曜、9時〜17時 |
京都市児童相談所 | 075-801-2929 | 月曜〜金曜、8時30分〜17時 |
チャイルドライン京都 | 0120-99-7777 | 月曜〜土曜、16時〜21時 |
ヤングテレホン | 075-841-7500 | 年中無休、24時間 |
子どもの人権110番 | 0120-007-110 | 月曜〜金曜、8時30分〜17時15分 |
子どもの権利110番 | 075-231-2378 | 金曜、15時〜16時30分 |
京都いのちの電話 | 075-864-4343 | 年中無休、24時間 |