自死遺族からのメッセージ
大切な人を突然失ってしまったあなたへ
一人でぼう然としていませんか? 驚きとショックで何をしたら良いのか分からなくて困っていませんか?
私も遺族の一人です。嘆きと悲しみと置いていかれてしまった悔しさとで、ただただ泣いていました。
座り込んだまま、立ち上がることもできず、誰にも相談することもできず、なぜ? どうして?
あなたを助けてあげられなかった私が悪かった! ごめんなさい。私もつれていってほしかった!
そんな感情が渦巻いてひたすら泣くばかりでした。でも、いま、あなたは一人ではありません。
助けてくれる人、支えてくれる人、相談に乗ってくれる人、悲しみを分かち合ってくれる人、慰め励ましてくれる人、一緒に生きてくれる人がきっといます。
一人で泣かないでください。勇気を出して助けを求めてください。
「こころのカフェ きょうと」(自死遺族サポートチーム) 代表 石倉紘子
遺族は悲しみや自責感など、強烈な感情におそわれ、 心身の調子を崩すことがあります
大切な人を自死でなくすことは、大きな衝撃と生活の変化をもたらします。
遺族自身が心や身体の調子を崩すこともよくあります。たとえば…
- 眠れない
- 気分の落ち込み
- 悪い夢を見る
- 集中力や意欲の低下
- 食欲低下
- 不安や神経過敏
- アルコール量の増加
- 対人緊張や外出困難
- 感情や感覚のマヒ
- 動悸や息苦しさ
- 急に泣いたり怒ったりする
- さまざまな身体症状
不調が続く場合は、心療内科や精神科を受診されることをお勧めします。
(医療機関の情報は「こころの相談電話」にお問い合わせください)
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