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私たちユースサポーターは、京都が創業の地である日新電機さんへお伺いし、環境に関する取組について教えていただきました。
創立100周年記念事業の一環として新設した研修センターの外構は、「生物多様性と雨庭」をコンセプトとして整備されており、実際に見学させていただきましたので、印象的だった取組内容について紹介します!
近年の山林の荒廃などで「生態系」「種」「遺伝子」の3つのレベルの生物多様性が失われつつある中で、生物多様性に配慮した植栽計画がなされていました。
例えば、京都にある上賀茂神社から株分けされたフタバアオイやヒオウギなど、京都にゆかりのある植物や絶滅危惧種を敷地内で育て、生物多様性のネットワークを拡大させていました。
この研修センターを開設するにあたり、整備に関わる社員の方々は、一から生物多様性や株分けなどの知識について勉強されたというお話を伺い、この京都という土地で環境に関する取組を積極的に実施されていることを知り、嬉しかったです。
雨庭とは、屋根や舗装面などに降った雨水を一時的に貯めて、時間をかけてゆっくり地中に浸透させることで、公共排水への急激な雨水流出を防ぐ機能を備えた庭のことです。
さらに、屋根の軒樋(のきどい)をなくして雨水をあえて見せることにより、機能性だけでなく、水が織りなす美しい景観を備えた庭になっていました。このような本格的な雨庭機能を備えた事例は、全国的に珍しい先駆的な例といえるものだそうです。
近年増加している短時間の集中豪雨による排水溝の氾濫抑制などに貢献するとともに、緑化の推進やヒートアイランド現象の緩和などの効果が期待されているため、こうした取組はますます重要になると思いました。
以上、日新電機さんの環境に関する取組についてでした!
今回取材した内容について、私たちユースサポーターが動画を作成しましたの
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