第1回懇話会開催結果
1 日時
平成20年7月23日(水曜日) 午前10時~正午
2 場所
京都府公館 レセプションホール
3 テーマ
「脱温暖化社会づくりのために京都から何を発信すべきか」
4 出席者
浅岡美恵委員・植田和弘委員・杉本節子委員・立本成文委員
(府:猿渡副知事)
5 概要
(1)懇話会の設置について
運営要領を決定し、委員の互選により、立本成文委員を座長に選出。
(2)脱温暖化社会づくりのために京都から何を発信すべきか
各委員への事前ヒアリングによるコメントを事務局から紹介
主な意見
- 全体のまとめ方として、1「世界レベルでの脱温暖化の課題」 2「考え方の転換」 3「暮らし方の提案・環境に価値が付く社会」という括りでどうか。
- 低炭素社会になればすべてが解決されるわけではないが、温暖化問題は象徴的であり、近代化の意味を見直すことにつながる。
- 「GDP信仰からの脱却」は大事。産業革命以降の100年のスパンで、アメリカ的社会様式を見直すという長い射程を持った議論を行い、マクロ的視点から個人的生き方まで、「生活の質」や豊かさの中身を上位概念とする理念と方向性を打ち出していく。(「ローマクラブ」からの報告のようなイメージで。)
- 知恵と文化の中から人間相互の対話を進める必要があり、(1) 他国、(2) 将来世代、(3) 他の生命体という3つの対話が必要になる。
- 京都自身の方向性をバックキャスティングによって示していくことが大事。その際、次の4つの視点が考えられる。
(1) 京都の歴史と文化を土台にしていく。
(2) 若い人たちと一緒に自分たちの行動を考えてもらい、楽しさや面白さと一緒に伝えていくことが必要。
(3) 文化的要素を含めて低炭素社会をどうつくっていくのかを明らかにする。
(4) 考え方や暮らし方の転換が必要であるとともに、エネルギー消費そのものを減らすことが必要。
- 町家の日々の暮らしの中には、環境問題を解決していける暮らし方の意識の持ち方や工夫がある。
6 今後の予定
第2回 懇話会 9月中旬~9月下旬
第3回 懇話会 11月下旬
フォーラム 21年2月
※今後、府民意見の募集などにより、府民意見を取り入れてまいります。
7 配付資料
第1回次第(PDF:6KB)
第1回出席者名簿(PDF:6KB)
委員・顧問名簿(PDF:4KB)
委員コメント・キーワード(PDF:39KB)