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大型連休に伴い多くの遊漁者が訪れることから、漁場利用協定の周知活動を実施しました。
当日は良好な天候に恵まれ多数の遊漁船とプレジャーボートが出航しており、漁場利用協定の対象漁場である34海区、大グリ、白石礁、浦島礁において合計11隻のプレジャーボート等に利用協定の周知と遵守の協力を依頼すると共にパンフレットを配布しました。
漁場利用協定とは漁業団体、遊漁船業者、プレジャーボート団体の間で締結された自主的な漁場のルールです。それを周知し遵守を求める活動となります。
協定の具体的な内容はこちら(漁場利用協定)から。
伊根町で干しなまこを製造販売する「来福水産」が、なまこから取れる高級珍味の「くちこ」を使用したふりかけ「酒飲みのふりかけ」を開発されました。
なまこといえば「なまこ酢」を思い浮かべる方が多いと思いますが、「干しなまこ」や「このわた(腸の塩漬け)」といった加工品にすると、なまこ酢とは違った食感、味わいになります。
「くちこ」とは、生殖巣を干して作られる加工品です。1匹から手に入る生殖巣はわずかであり、製造に手間がかかることから、高価な水産加工品として知られています。
「くちこ」は、三味線の”ばち”に似ていることから、「ばちこ」とも呼ばれます。
「くちこ」は、製造の過程で旨味が凝縮されているため、酒の肴にうってつけの食材です。これをふりかけとして商品化したものが、「酒飲みのふりかけ」です。湯豆腐やお野菜にふりかけて高級な酒の肴にするも良し、お酒を楽しんだ後、〆のご飯にふりかけるも良し、またふりかけにお湯をかけてお吸い物にするも良し、というように様々な楽しみ方ができそうです。
みなさまもぜひ一度お試しください。
NewsRelease高級珍味を贅沢に使った「酒飲みのふりかけ」!(PDF:244KB)
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今年は例年になく雪が少ない丹後半島ですが、海の中では冬に成長する海藻たちがすくすくと成長しています。その海藻の中に、最近注目を集めている海藻「アカモク」があります。
アカモクは、ホンダワラ科に属する褐藻類の海藻で、国内の沿岸に広く分布しています。昔から食用とされていた地域もありますが、京都府で利用されるようになったのは最近のことです。この時期(1~3月頃)にグンと成長し、海面を広く覆うほどに伸び旬を迎える、早春の海の幸です。
アカモクはめかぶのようなネバネバした粘液多糖類(アルギン酸、フコイダンといった水溶性食物繊維)をもっており、湯通しによって一層ねばり成分が出てきます。シャキシャキした食感ととろみが美味しく、ポン酢やドレッシングをかけて食べてもよし、細かく刻んで様々な料理に混ぜてもよし!の食材です。
アカモクのとろみには食物繊維が豊富に含まれ、お通じの改善に役立つことや、近年の研究ではフコイダンに花粉症の改善・予防に効果がみられているとの報告もあります。また、カリウムやマグネシウムといった身体に嬉しいミネラル成分がワカメなどと比べて多く含まれていることなどから、健康食材として注目されています。
▶湯通ししたアカモクは、鮮やかな緑色に変わります。サラダや汁物、お好み焼きにも!
一年で一生を終えるアカモクは、年によって漁獲量が大きく変動します。安定して供給できるよう、今年から本格的にアカモクの養殖が始まり、2月下旬現在、この養殖アカモクを中心に地元スーパー等に原藻(生)のアカモクや一次加工されたアカモクが流通しています。
<養殖されたアカモクの収穫作業>
例年、3月中頃まで流通しますので、もし売り場で京都産アカモクを見かけられましたら、是非ご家庭で調理して召し上がってみてください。
→原藻(生)のアカモクの下処理方法はこちらをクリック
(備考)
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