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4 府民意見、府民アンケートの結果
1 「京都府庁旧本館利活用検討委員会」の中間案に対する府民意見
募集期間
平成17年1月1日から2月4日
総数
10件
- 今以上に大切にして、100年前の姿に戻していただきたい
「お金がないから復原しない」ではなく、しっかりした検討をいただき、十分な時間をかけて復原されたい
- 重文指定を受けられたのは今の形が評価されたものであり、いろんなことを考えずとも、釜座通りの正面に堂々と建つ百年の歴史の重みを感じること自体が特徴であり、それが売りになっている
イベントなどの機会を除いては、そっと拝見させていただくことを期待している
- 復原された施設をレストランや喫茶店に改装することには反対
採算が合わずに赤字補填になることは目に見えている
- 重文としての価値を生かすことを中心に考えるのが良い
結婚式等イベントや会議の場に活用するのはふさわしくないと思う
- 文化博物館や国立博物館、規模的には大山崎山荘美術館などのようなミュージアムとしての利活用が適している
- トイレは同じ入口を利用して中で男女別に分かれているので、直ぐに男女別に改善されたい
また、各部屋の大きな冷暖房の装置や中庭の室外機も似つかわしくない
- 売店等を設けるのであれば、主に授産振興センターが扱う授産品等を取り扱うこととしてはどうか
- この中間案の早期実現を望む。府民公募債による資金調達をより前向きに検討していただきたい
- 旧知事室や旧議場は復原し公開、他室は京都府の伝統工芸品等の展示スペースとして活用。また、図書室(資料室)を2室設置し、1室は子ども向けに、京都府の歴史や産業を学ぶことができる資料、遊びながら学ぶこともできる体験グッズ(昔のおもちゃ等)なども用意。もう1室は大学の研究室等の協力を得て、公共の図書館等には無い専門書なども置き、学識・文化機能を充実させてはどうか
- 設問を作成して意見をも求めた方が広く内容の濃い意見が集まると思う
2 Eメール・FAXによる意見
募集期間
平成16年9月22日から11月30日
総数
10件
- 今後も府民の大切な財産、貴重な観光資源として、竣工当時の姿への大幅な復原や講演会、コンサートなど府民が集える空間に整備
- すてきな建物なので、ここで結婚式ができたらいい。洋装でも和装でも合いそう。2階のテラスで大勢の人に見守られながら指輪の交換をしたら、本人も見ている人も幸せな気分になれそうです
- 府政は少し敷居が高いとか、親しみが湧かないとかの意見もある中で、府政の歴史や今(文化・観光、物産など)を幅広く展示する機能を付与(仕事の一部を活用し、京都府歴史・未来館(仮称)として活用)
- 旧本館をお茶会の会場として利用
- 美術・工芸作品の展示場。(アマ・プロは問わないが、一定に審査も必要)多くの府民に利用してもらったら、府庁に府民がやってきて文化交流もできる。使用料金は格安にする
- 起業したばかりのベンチャーに、安い家賃で賃貸してはどうか。京都ベンチャーの城として再利用。地理的にもよい場所にあるし、許認可などにも便利
- 旧本館を府立資料館として活用
- 京都府の歴史・文化を研究する場としての活用。具体的には行政資料・図書の整備。府立資料館と直結した機能
- 府内外の民間(学生を含む)に会場として貸してはどうか。小学生がそこで会議をしたら楽しいでしょう。修学旅行生へのコースとして考えてみてはどうか
- 旧本館の議場を喫茶室(カフェ)にし、中庭をオープンカフェにすれば、府民の憩いの場になるのでは。春の桜がとてもきれいな中庭の魅力を知らない方が多いと思う
3 100周年記念事業のアンケートによる意見
開催日時
平成16年10月23日、24日
総数
689件
● 今後の利活用について
● 旧本館の今後の利活用イメージについて
● 今後の整備について
● その他の意見
- 近代に焦点をあてた今回の100周年記念事業に感謝。これらの財産をいかに次代に継承するかは我々が考えるテーマ
- 住民の宝として永久に旧本館を子孫に伝えるよう残してほしい
- 明治の人の技術力、先見性に驚かされる。100年も現役で使う庁舎は日本中にそうはない
- 先人の造った大切な文化、近代化を目指した当時の気概を感じさせる建物を後世に伝えてほしい
- 新しいものばかりがよいのではなく、旧いものも大切に保存することが必要
- 府庁の旧本館の旧という言葉はもったいない。現役で活用されることを切望
- 当時のものがあるのはその時代を知る上で良いと思うが、あまりにもそのまま放置されているだけでがっかり。現在でも使用していることに意味があり、いつでもその姿を目にできるところに親しみがある
- 他の部屋の公開もして市民の文化財意識を高めてほしい
- 今の流行にのって安っぽく使われることは避けたい
- 過去に追いやらず生きた建築物として活動感のある空間として扱う
- 一部屋をルネサンス様式にのっとった格調高い部屋として文化・芸術の発表の場とする
- 殺風景な現在の建物と違い、西洋建築が少しずつ壊れていくのが残念。修復し、保存してほしい
- 歴史ある京都の使命として、多額の費用を要してもすべて元の姿に復原すべき。京都府民として誇りがさらに持てた
- 貴重な家具・調度など建物と共に府民が常に目にできるようにしてほしい
- 今100年先のことを考えて修復すべき
- 復原・補強をしっかり。府民共有の重文として府民から広くアイデアを募集する
- 整備をし、今の旧本館の感じがなくなるのであれば整備しないほうがいい
- あまり元通り復原せず、歴史を感じるように保存するのが良い
目次
- 1 旧本館の歴史
- 2 旧本館の利用状況
- 3 旧本館の文化財としての価値
- 4 旧本館の立地と周辺地域
- 1 基本コンセプト
- 2 具体的な利活用機能
- 3 具体的な利活用と修復・整備のイメージ
- 4 施設の公開方法
- 5 管理運用方法
- 6 バリアフリー対策
- 7 耐震対策
- 8 整備の進め方
- 9 その他関連する課題
- ゾーニング図
- 1 「文化財」としての価値の尊重
- 2 府「庁舎」としての機能
- 3 本「報告書」の「実現」に向けての「具体的諸留意点」
- 4 結びにあたって
参考資料
府有資産活用課
電話 075-414-5433(直通)
FAX 075-414-5399
huyushisan@pref.kyoto.lg.jp