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R5年度 普及に移す試験研究成果 | |||||
担当研究部 | 連絡先 | 試験研究課題名/キーワード | 概 要 | 詳細 | |
1 | 農林センター 栽培技術開発部 |
0771-22-6492 |
ブランド京野菜生産拡大のための機械化・省力体系の構築 キーワード:京野菜、機械化、省力化 |
エビイモ栽培における土入れ、収穫、出荷調製に要する時間は長く、各作業の労働強度も強いため規模拡大の制限要素となっている。 そこで本研究では、主に土入れの機械化による省力栽培体系の構築に取り組み、機械化した場合のモデル的な栽培可能面積と収益を示した。 |
PDF(PDF:658KB) |
2 | 農林センター栽培技術開発部 | 0771-22-6492 |
機械化による丹波黒ダイズエダマメの省力収穫体系の構築 キーワード:エダマメ、丹波黒、機械化、収穫 |
丹波黒ダイズエダマメ栽培において、収穫・脱莢作業は多大な労力を要し、規模拡大のネックとなっている。そこで、トラクタアタッチ式の収穫・脱莢一体機による機械収穫の作業性及び経済性を評価した。機械収穫により労働時間の大幅な削減が可能で、約2.8ha以上の栽培で慣行体系(0.8ha)を上回る所得が可能となる。 | PDF(PDF:747KB) |
3 | 農林センター 環境部 |
0771-22-6494 |
新規発生害虫ネギハモグリバエ別系統の発生生態の解明と防除技術の確立 キーワード:ネギハモグリバエ、地理的分布、発育所要日数、薬剤殺虫効果、寄生バチ |
ネギハモグリバエバイオタイプB(別系統、以下B)のバイオタイプA(従来系統、以下A)との発生生態及び防除対策の違いは不明であった。京都府内での地理的分布を調査し、府内ではBの発生が優占であることと、発育所要日数、薬剤殺虫効果および寄生バチについて、Aとの違いを明らかにし、防除対策の提案を可能にした。 | PDF(PDF:460KB) |
4 | 農林センター丹後特産部 | 0772-65-2401 |
開発農地における新規作物の導入 キーワード:開発農地、連作回避 |
初夏どりハクサイ品種を選定し、保温資材の被覆時期を明らかにした。 アブラナ科の連作回避を目的にニンジン、レタス、ホウレンソウを検討。春まき・初夏どりでは、ニンジン品種を選定し栽植密度を明らかにした。夏まき秋どりでは、レタスとニンジンの品種を選定した。刈取再生栽培でホウレンソウを2回収穫できることを確認。 |
PDF(PDF:731KB) |
5 | 農林センター宇治茶部 | 0774-22-5577 |
withコロナ宇治茶プロジェクト・新生活様式での需要創造のための研究開発 キーワード:抹茶、アミノ酸、カテキン、苦み、嗜好 |
当研究課題では、コロナ禍を経験し、日本全体で生活様式が移り変わったその中で、子供に向けた新たなお茶の需要拡大を図った。紫外線を選択的に除去した環境で、旨味の指標と考えられるアミノ酸/カテキン比(以下、A/C比)のわずかな向上に成功。 また、小学5年生以上の年代に対してはA/C比の差を抹茶の苦みの感じにくさの指標として利用可能。ただし、苦みに対する反応は嗜好性の影響が大きいと考えられた。 |
PDF(PDF:460KB) |
6 | 農林センター宇治茶部 | 0774-22-5577 |
輸出向けてん茶の製造におけるコンタミネーションリスクを軽減する設備の開発及び手法の確立 キーワード:宇治茶、製茶技術、コンタミネーション、輸出 |
京都府では輸出を視野にいれた茶生産が増加しているが、防除暦が異なる茶葉同士が同じ機械で製造されることで茶葉が混じるコンタミネーション(コンタミ)により、茶葉の農薬残留値に影響を与えてしまうことが問題視されている。当研究課題では、コンタミの実態解明とコンタミを防ぐための手法を検討し、ガイドラインを作成。 | PDF(PDF:712KB) |
7 | 農林センター宇治茶部 | 0774-22-5577 |
気象観測データを活用した高品質な宇治茶の生育・管理適期予測 キーワード:茶、50mメッシュ気温推定モデル、生育予測 |
中山間地に多い茶畑は、生育状況を確認しに行くだけで多大な時間がかかるため、スマホ上で生育予測可能な技術が必要。当研究課題では、50m四方毎に気温推定できるモデルを山城地域のほか、中丹、丹後地域に構築し、加えて推定された気温に基づく生育予測モデルを作成することで降霜・摘採期・クワシロカイガラムシ防除適期の予測が可能になり、計画的で省力的な管理作業を実現。 | PDF(PDF:1,827KB) |
8 | 農林センター宇治茶部 | 0774-22-5577 |
機械摘みてん茶における生茶データを活用した製茶工程の省力管理システムの開発 キーワード:繊維含有量、製茶条件、省力化、スマートフォン |
製茶工程で重要な生葉の手触りを数値化し、簡易・迅速に測定できる器械を開発。器械はスマホで操作し、蒸熱やてん茶機乾燥の設定を算出することも可能。熟練者が製茶工場で担う。 作業の省略化を実現。 |
PDF(PDF:817KB) |
9 | 生物資源研究センター応用研究部 農林センター栽培技術開発部、丹後特産部 |
0774-93-3527 (生物資源研究センター応用研究部) |
酒造適性と収量性を向上させた新しい酒造好適米の育成と安定生産技術の確立 キーワード:酒米、祝、新品種 |
京都独自の酒米専用品種「祝」は、醸造適性が高く酒造会社から高い評価を受けていたが、倒伏し易く収量が少ない等生産性に問題。当研究課題では、新しい酒米品種の育成を進め、短稈で倒伏しにくく収量が多い新品種「祝2号」を育成し、品種登録出願。普及に向けて、安定栽培技術を構築。 | PDF(PDF:775KB) |
10 | 畜産センター 研究・支援部 |
0773-47-0301 |
画像解析を用いた体重推定による肥育牛管理システムの開発 キーワード:和牛、肥育牛、体重、画像解析 |
肥育牛の飼養管理を行う上で発育や健康状態を把握するため体重把握が重要であるが、体重測定には労力と時間を要するほか危険も伴う。そのため、画像解析技術を用いた簡便な体重推定技術の確立が必要。当研究課題では、超音波距離計を連動させたwebカメラで真上から撮影することで体重を算出し、Excel上で体重の推移を確認できる肥育牛管理システムを開発。 | PDF(PDF:837KB) |
京都府農林水産技術センター |
・令和3年度普及に移す試験研究成果(PDF:3,446KB)
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