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先月実施した進級試験の実技課題は、訓練の成果が実を結び全員合格となりました!
2年生になれば訓練と並行して就職活動も始まるため、今の内から面接に向けた準備や練習を重ねていきます。
人前で話すことに慣れるため、朝礼の際に1年生と2年生がペアになり、お互いの良いところを褒め合うという1分間スピーチを始めました。
最初は照れて上手く話せませんでしたが、回を重ねる毎にしっかりと対応できるようになってきました!
機械加工システム科では、安全衛生の一環として機械保全の勉強も行っています。
機械加工だけを学ぶのではなく、機械の安全を保つための保全を学び、自分たちが使用する工作機械のメンテナンスも自分たちで行えるように、オリジナルのマニュアルを作成しています!
フライス盤のモーターを交換して、構造を勉強しました |
講師の指導のもと、マシニングセンタの切屑(きりくず)を貯めるバケットを改良するための受け皿を製作しました。設計からアルミフレーム加工まで全て自分たちでアイデアを出し合い、作業性と安全性向上につながるカイゼンを行ってくれました!
フライス盤でフレームを加工 | フレームで網を挟む構造 | 完成したバケット取付け |
1年生から2年生に進級するためには、技能検定2級の実技課題を加工できる技能が必要です。
指導員のお手本を見ながら、自分で書いた工程表を頼りに加工をするのが難しいところですが、12月に普通旋盤3級の技能検定を受験したばかりなので、短時間で新しい工程を習得し加工できるようになりました。
入校してまだ1年経っていませんが、全員が2級技能士レベルを目指して日々頑張っています!
「一年間の勉強の成果をビシッと寸法公差内に入れて発揮したいと思います。」
「3級より精度が高いため加工が難しいですが、必ず進級課題で合格できるように頑張ります。」
旋盤に材料を取り付けて加工しているところです。 | |
2級課題は高い精度が要求されるため、回転の中心を出す作業にも 時間がかかります。 |
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加工の全工程を終え、 測定して提出です。 |
完成した普通旋盤技能検定2級の 課題部品です。 |
ついに普通旋盤3級の技能検定が実施されました。フライス盤3級の技能検定を取得している一年生は、学科試験が免除されるため、今回の技能検定では実技試験のみの合格で技能士になることができます。学科試験がない分、全力で実技の練習に取り組むことができ、満足のできる仕上がりで実技試験を終えることができました。
「最初の頃は時間がかかりすぎていたけど、本番では時間内に収めることができて良かった。」
「無事に終わるか不安でしたが落ち着いて加工し、寸法もきちんと入って無事に終えることができました。合格発表はまだですが、練習の成果を出せたと思います。」
鉄の材料を削り出して 課題部品を作成していきます。 |
加工した部品を測定しています。 |
機械加工システム科実習場には合計 12台の汎用旋盤があります。 |
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完成した技能検定3級の旋盤課題です。 |
野外訓練として京都機械工具株式会社(KTC)様へ見学に行きました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2年間見学に行けておりませんでしたが、今年は無事見学の機会を作っていただくことができました。
KTCものづくり技術館にて3S活動について勉強したり、KTC本社の工場を見学させていただきました。
普段では絶対に見ることのできない熱間鍛造やバレル研磨の様子などを見せていただき、大迫力の工場見学になりました。また、3S活動について宇城会長より直々に御講義いただき、3S活動の重要性をしっかりと学ぶとこができました。
今回見学に伺ったKTCものづくり技術館については以下のリンク先ページをご覧ください。
https://ktc.co.jp/museum-west/
京都校全体で取り組んでいる3S活動については以下のリンク先ページをご覧ください。
https://www.pref.kyoto.jp/kyokgs/02kikaitopic.html#topic0211
「工具類がどのように作られるか、鍛造や機械加工、研磨、メッキなどの各工程の工場を見学させていただきました。初めて見る設備も多く、その迫力に圧倒されました。工場内の細やかな3Sの工夫も、その積み重ねが安全のため、また作業効率の向上につながっていると感じました。」
「安全ラボという、作業中の事故の実例を安全な状況下で体験できる場所があり、安全を意識させる上で効果的で良いと思いました。」
匠工房の見学に向かう様子 | KTCものづくり技術館内で ショールームの説明を受けました |
宇城会長から3S活動についての講義を受けました |
10月に危険物取扱者乙種4類の試験に挑戦しました。
全国平均の合格率が30%台の乙4類試験ですが、今回受験した訓練生は75%の合格率でした!
頑張って勉強した成果が実りました!不合格だった人も2月にリベンジします!
「試験合格のために、危険物の性質や化学基礎等の勉強は大変でしたが、合格できて嬉しいです」
「一人で勉強して試験に挑んでも合格することはできなかったと思うので周りの協力のおかげです」
7月に3級のフライス盤技能検定、9月4日に品質管理の検定であるQC4級検定を受けました。
次は危険物取扱者乙4類の試験に挑戦します。
危険物乙4類は就職先で必要とされることが多いため、資格取得は就職でも有利になります。
危険物取扱者試験は消防法や政令、消火や危険物の性質など分野が幅広く難しい資格です。
合格率は全国平均で30%程度と決して高くはなく、しっかりと試験対策を行わなければなりません。
全員合格を目指して頑張っていきます!
7月に受験した技能検定の合格発表が行われました。
今回受検した1年生は全員合格することができました!
何も知らない状態からスタートして、何回も練習を繰り返してつかみ取った資格なので、とても価値があります。
1年生は10月に危険物取扱者乙四類の試験があり、これから試験対策の勉強が始まるので、そちらでも全員合格できるように頑張ってもらいたいです。
「他の人よりも多く練習も失敗もし、周りのサポートもあり自身の力だけではなく周りの協力もあって合格できたと思っています。」
「全くの未経験でしたが、先生方に一から指導していただき、フライス盤3級に合格できました。時間を作って勉強を続けるのは大変ですが、楽しいです。」
入校してからはじめての資格試験となる、フライス盤作業の技能検定3級の試験が行われました。
週に14時間以上も実習で訓練してきた成果を発揮できるように、本番に向けてたくさんの練習と準備を重ねてきました。
はじめて受ける技能検定で緊張しつつも、全員が無事に時間内に加工を終えることができました。それぞれ自分の完成度に不安や自信を持ちつつ、8月の合格発表を待っています。
「何回も加工を繰り返してきたおかげで、試験は落ち着いて作業ができ、すべて寸法内に入れることができた。」
「少し緊張して100点満点の加工とまではいきませんでしたが、努力の成果を発揮できました。結果発表が待ち遠しいです。」
1年生にとって最初の壁となるのが7月末に実施される技能検定です。
1学期にフライス盤、2学期に旋盤という職種の3級を受検します。初めて機械に触れてから2ヶ月、週2回の機械加工実習のなかで3級課題の全工程を習得することができました。これから全員合格を目指して、製品の寸法精度と作業時間を短くするために更に練習を重ねていきます。学科試験もあるため、実技練習と並行して学科試験対策も進めています。
技能検定とは、技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、合格すると「技能士」と名乗ることができます。
1年生の機械加工実習中に発生したヒヤリハット事例について、朝礼で2年生にも報告し、原因や対策などについて一緒に考えました。2年生は自分の経験を伝えながら、1年生にいろいろなアドバイスをしていました。
簡単なミスやヒヤリハットを共有し、災害の芽を摘むことは大きな事故を防ぐことに繋がります。当科では、企業と同じように報告書を作成し、全員で原因の把握や改善策を考え再発防止に努めています。
ヒヤリハットとは、一歩間違えば重大な事故に発展したかもしれない「ヒヤリ」としたり、驚いて「ハッと」するような事象のことをいいます。
前年に引き続き、感染症対策のためオンラインでの開催となりました。2年生に見守られながら、新入生は全員スーツ姿でオンライン入校式に参加しました。2年後の就職に向けて頑張っていきましょう!
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