新型コロナウイルスの感染拡大に関するこころの健康について
新型コロナウイルスの感染拡大により、不安や恐怖、疲れを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。さらに今は感染拡大防止のため、隔離や自宅待機、外出自粛などの対策が取られています。行動の自由を制限されると、気持ちやからだ、考え方にさまざまな変化があらわれることがあります。
- 自由が制限されることで怒りや不安を感じる
- 自分の体調や仕事、将来について心配になる
- イライラしたり、腹を立てたりしやすくなる
- 他の人との交流が制限されているために、孤独や寂しさを感じる
- 食欲が落ちたり、眠れなかったりする
これらの反応が生じるのはとても自然なことです。
こころの健康を保つために、大切なことをいくつかご紹介します。
こころとからだの健康を保つ生活を送りましょう。
- 電話などで親しい人と話す、互いにねぎらうなどしましょう。
- 睡眠や食事など規則正しい生活を送りましょう。
- 人混みを避けた場所で、適度な運動を心がけましょう。
- 自宅でできる活動(読書、映画鑑賞、創作活動など)を楽しみましょう。
「正確な情報」を「適切な量」で取り入れましょう。
- たくさんの情報に触れることで、不安が高まることがあります。1日のうち決まった時間に、国や自治体で紹介しているものなど、情報源が明らかな情報と知識を得るようにしましょう。
デマ・偏見・差別を防ぐために
- 感染拡大による不安から、しばしば「不正確な噂やデマ」「偏見」が発生することがあります。情報を発信する時、受け取る時は、一呼吸おいて、情報源が確かか、正しいものかどうかをチェックしましょう。
- 新型コロナウイルス感染症にかかった人を治療している医療従事者は、患者さんの命を救い、みなさんの安全を保つために、最前線でがんばっておられます。医療従事者の果たしている役割に感謝し、敬意をはらいましょう。
※ このページは、愛知県精神保健福祉センター作成リーフレット及び日本赤十字社「感染症流行期にこころの健康を保つために~隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ~」を参考に作成しました。