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更新日:2022年4月27日

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量り売りやカフェも。日本茶専門店が伝えるお茶の楽しみ方【山城屋茶舗】

四方を山で囲まれた福知山は、京阪神と丹後の中継点としての印象がありますが、実は豊かな自然の中で育まれた独自の文化が息づいています。地元の伝統や文化を守りながら、たくましく未来を見据える女性たちを紹介します。

 

量り売りやカフェも。日本茶専門店が伝えるお茶の楽しみ方【山城屋茶舗】

1912年に創業し、100年以上の歴史を持つ山城屋本舗は、福知山で唯一の日本茶と茶道具の専門店。今でも自店舗で茶葉の買い付けから、合組(ブレンド)、焙煎までを一貫して行う希少なお店です。
こうした工程は全て4代目豊島建治さんが担い、創業時から一子相伝で受け継いできた店の技と味を守ります。
そんな職人気質のお父様と一緒に店に立つのは娘の永子さん。お茶の魅力を広く伝えたいと、WEBやSNSも活用しながら、店のブランディングや広報活動、商品開発などを一手に引き受け、柔軟な発想で時代に合った日本茶の楽しみ方を発信し続けています。

実はお茶の産地でもある福知山。その殆どが宇治茶として出荷されるため、存在はあまり知られていませんが、自然豊かな山々が連なる盆地と、由良川が生み出す朝霧はお茶づくりにも適した風土。また、かぶせの部で1位に輝いた茶農家さんをはじめ、優良な生産者も多く、高値で取引される良質なお茶が作られています。
福知山だけで生産、加工されたお茶を味わってほしいと、厳選して仕上げた福知山産の玉露を「ふくちやま茶」と名付けてブランディング。ここでしか手に入らない最高品質のお茶を提供しています。飲むとふくよかな甘みと濃厚な玉露特有のうま味が口に広がり、ゆっくりと余韻も楽しめる逸品です。

日常使いしやすい、煎茶や玄米茶ももちろんお店のオリジナルブレンド。茶葉に合わせた淹れ方や、甘いものか食事かなど、どんなときにどんなものと合わせて飲みたいかなど、気軽に相談して選んでみるだけでもお茶の世界が広がりそうです。

創業時からの看板商品である「赤鬼ほうじ茶」は店内で店主自らが焙煎。気温や湿度、茶葉の状態を見極め、クオリティを保つため、少量ずつ手作業で行います。一般的なほうじ茶よりも時間を掛けてじっくり焙煎するため、きれいな赤色のお茶に仕上がります。特徴的な赤色と福知山に伝わる酒呑童子の伝説にちなみ、「赤鬼ほうじ茶」と名付けました。雑味や渋みがなく上品な香ばしさと深みのある味わいが幅広い世代に長く愛され続けています。

こうした老舗ならではの主力商品に加え、地元の専門店と繋がりながら、抹茶や茶葉を使った本格的なスイーツや「ほうじ茶ラテ」などカフェ感覚で楽しめるお茶も展開。親しみやすいパッケージなどデザインにもこだわり、広い層がお茶に触れるきっかけを作っています。最近はお店の商品にとどまらず、福知山のおすすめアイテムを集めたカタログギフト「ふくさん」のサービスもスタートさせるなど、地域を巻き込んでのアイデアもどんどん実現させています。

さらにこの春にはお店の一部を改造したカフェスペースが誕生。テイクアウトメインで手軽に専門店のお茶が楽しめるようになります。
自分自身が飲むお茶を急須で淹れる「セルフテイクアウトバー」なるサービスは、永子さんたちが美味しいお茶の淹れ方のコツや豆知識まで教えてくれるというユニークさ。
柔軟なアイデアとセンスでお茶の可能性を広げ続ける永子さん。「ここが日本茶に馴染みのなかった人たちとをつなぐ最初の窓口になれば」と期待を寄せます。
老舗専門店の強みは培ってきた技術と知識。今後は量り売りなども検討中で、個々のライフスタイルや嗜好に合わせ、より細やかな提案を可能にしていきたいとも考えているようです。

 

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詳しくはコチラ⬇
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/furusatotax/12901.html

 

(外部リンク)

 

一般社団法人京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)ホームページより転載
https://www.uminokyoto.jp/feature/detail.php?spid=172

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