ここから本文です。
育種素材として重要な宇治在来種を現地で集団として保存することが困難な状況の今、宇治在来種の選抜、収集が急務となっています。
そこで、京都府南部全域の宇治在来種茶園の所在をほぼ明らかにするとともに、来歴、仕立て、成葉形質の変異などについて各茶園毎に特性を評価し、遺伝資源としての重要度を評価しました。
遺伝資源として重要度の高い在来種茶園を選定し、個体選抜を行いました。
個体選抜は秋期及び一番茶期に行い、それぞれ生育特性を調査した上で優良な個体を収集しました。
優良株を挿し木により増殖し、茶業研究所内に保存しました。
さらに、苗床での発根、生育が優れた個体は、新品種候補として系統比較試験に供試しています。
お問い合わせ