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犯罪は、「いのち」や「健康」など、その人や周囲の人達にとってかけがえのない大切なものを一瞬にして奪い去ります。
「いのちを考える教室」では、犯罪被害者やそのご家族の生の話を聴き、被害者等が犯罪から受けた様々な「痛み」や亡くなった家族に対する「思い」を感じることで、「いのちの大切さ」や「自分も周囲の人も大切に思う気持ち」を育み、自らも加害者にならないという規範意識の向上を図ることを目的としています。
〇1時限の場合
犯罪被害者やそのご家族による講演
犯罪被害者やそのご家族の声に耳を傾けます
〇2時限の場合
1時限目
犯罪被害者やそのご家族による講演
犯罪被害者やそのご家族の声に耳を傾けます
↓
2時限目
生徒によるグループ討議
感じたこと、自分達に何ができるのかを声に出してみます
○ミニ感想文の作成
開催に当たっては、対象、授業時間等学校側のニーズや要望に添うように事前協議を行った上で実施しています。
(高校生)
◇今まで自分には関係のないことだと思っていた。一人一つしかない命を大切にしたい。
◇自分のことを大切にしようとはじめて思った。
◇いろいろな人に支えてもらった「いのち」を大切にしていきたい。
◇一番印象に残っていることは、「がんばってね」ではなく、「一緒に頑張ろうね」など言葉の持つ力を理解し、発言するということです。自分の伝えたい思いが相手にとってどう捉えられるのかなど考えてから心を込めて伝えるべきということがすごく心に残っています。
(中学生)
◇まずは何でも身近に感じ考えることが大事だと思いました。生きているのは、当たり前ではなく、奇跡であるということを頭に入れながら生きていきたいです。そして関心を持って何事も考えていきたいです。
◇「人の生きる権利を奪わないでほしい。」「自分を大切にしてほしい。」私はこの言葉がとても心に残りました。私は明日があるというのはあたりまえだと考えているところがありました。今日の話は人の命についてあらためて考える機会になりました。
◇自分がこれから先どんなに高い壁に当たってもあきらめないで、一生懸命に生きようと感じました。
(保護者)
◇どう声をかけたらいいのか、どう接したらいいのかとずっと思っていましたが、人との関わりで傷ついたことは人との関わりで癒やされるという言葉を聞き、何ができるか分かりませんが、関わる勇気が持てました。
◇これから大人になる子ども達に是非聞いてもらいたいと思います。中学生、高校生なら十分理解できる年代だと思います。
等の感想が寄せられました。
警察庁が主催する令和6年度「大切な命を守る」全国中学・高校生作文コンクールにおいて、令和5年に真宗大谷学園大谷中学・高等学校で実施した「いのちを考える教室」での京都府犯罪被害者支援アドバイザー岩城順子氏(犯罪被害者遺族)の講演を聴講して応募された同校の原田優香さんの作品が、審査委員奨励賞を受賞されました。(総応募数:12,490作品(中学生の部6,481作品、高校生の部6,009作品))
受賞に伴い、京都府警察本部において、令和6年12月17日(火曜日)に表彰伝達式が行われました。
受賞されました原田さんの作品を紹介させて頂きます。
お問い合わせ
文化生活部安心・安全まちづくり推進課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-5079
ファックス:075-414-4255