山城広域振興局
ここから本文です。
施設園芸において加温の必要な季節になってきました。省エネルギー対策に一層取り組むようにしましょう。
燃料や肥料価格等の生産コストが高騰し、コスト上昇分の生産物への価格転嫁も困難な中、経営改善を図るために商品の高付加価値化や販売力の強化等に取り組む農林水産業者の取組を支援します。
京田辺市認定農業者等協議会の総会、研修会が行われました。研修会では、普及センターから水稲部門、野菜・茶部門の高温・乾燥に対する技術対策について説明を行い、参加者は熱心に聞き入っていました。
高温対策について説明
農業基礎講座修了者のフォローアップとして、令和5年度山城地域農業技術情報交換会(第2回)を開催し、山城地域の特産物であるナス、花菜、エビイモの栽培ポイントや生育障害対策について普及センターから説明しました。その後、春夏作と秋冬作について、参加者相互で前作の反省点と次作の栽培ポイントについて情報交換を行い、交流を図りました。
参加者相互で情報交換
京都府立大学から城陽市固有の品種「城州白」の香気成分などやその加工利用の可能性について報告があったとともに、普及センターからは近年問題となっている梅の病害虫とその対策について説明しました。
病害虫についての説明
京田辺市普賢寺地域のイノシシによる掘り返し被害が特に大きかった地域で、普及センターがセンサーカメラを設置してイノシシの出没や被害発生状況を確認したところ、10頭のイノシシが出没し、被害が拡大していることが分かりました。状況を知った農家が自ら檻を設置し、3頭を捕獲することができました。普賢寺地域での被害は今年は他地区でも拡大しており、対策を求める声が大きくなっていることから、普及センターが声掛けを行い、関係機関が連携して対策を図るための打ち合わせを開催しました。
獣害対策打ち合わせ
カメラに映ったイノシシ
久御山町で新たにブランド産地に指定された「くみやま金時人参部会」の金時人参目合せ会を関係者総出で初めて行いました。
目合せ会では、東京シティ青果担当者から調製のポイントや実需者から好まれる金時人参の形状について説明がありました。また、JA全農からは出荷荷姿について提案がありました。
金時人参目合わせ
出荷規格を確認
井手町の地域活性化を目指す「あついで+」では、農業体験を通じて地域の子供達が農業や農村景観に親しめるよう「あついでパーク」を昨年8月から石垣地区に設置し、普及センターは、コスモス(秋)とコムギ(冬)、ヒマワリ(夏)の栽培支援を行ってきました。
今回は、6月に収穫したコムギを製粉し、栽培に参加した子供達を含む公募の参加者等を対象にピザ焼き体験を開催し、普及センターは一連の農業体験の概要を説明し、さらに参加者が増えるよう呼びかけました。
農業体験の概要を説明
手作りピザに歓声
久御山町は、今年度から新たに管内では初めての金時人参のブランド出荷の指定産地となりました。金時人参部会事務局のJA職員とともに、生育状況の確認のため、部会員全ての金時人参ほ場を巡回しました。
生育は概ね順調で、早いところでは間引きと追肥及び中耕作業が終わっていました。今後は11月下旬から2月まで収穫し、ブランド出荷を予定しています。
年内出荷を予定しているほ場
年越し出荷を予定しているほ場
茶農家が後継者の代への経営移譲を見据えて、6次産業化や販路開拓、将来的には法人化を検討しているため、中小企業診断士によるヒアリングで現状の整理と課題の洗い出しを行い、ビジネスプランの設定を支援しました。
茶農家の自宅にて相談
普及センターでは、重点計画に位置付けてデータを活用したイチゴの生産技術向上を支援しています。今回、生産者を個別に巡回し、出荷量と環境測定、生育調査の結果をもとに前シーズンを振り返る反省会を実施し、栽培上の課題の抽出と来シーズンに向けて、収量増や病害虫管理等の目標の設定を行いました。
個別巡回による調査結果の説明
水無・玉水集落では、本年4月に農家10名が電動ガンによるサル追払いチームを結成しました。
この度、サルによる本格的な被害に備えて、農商工連携・推進課と普及センターが講師となって、サルの習性や嗜好性に合わせた効率的な対策や電動ガンの安全な使用方法について講習を行いました。
また、地域ぐるみでのサルの追払いを知らせるため、サルを発見した際にSNSで連絡を取り合って、腕章をつけて集合し、活動する体制をつくりました。
サル対策の講習
サル追払いチームの腕章
井手町では、地域振興や交流の拠点となる施設が完成し、その中に農産物直売所とカフェエリアが一体となった「テオテラスいで」が併設されます。普及センターは農業振興に向けた重点計画の対象に位置付け、農産物の生産振興や地区外からの集客数の増加に向けた取組を支援しています。
9月9日の直売所オープンに向け、直売所の下見も兼ねて内装工事中のカフェエリアを利用して、会員の農家を対象に普及センターが農薬の適正な使用方法について研修を行いました。
農薬安全使用の講義
バラ農家の施設で天敵の導入が行われ、天敵資材メーカー石原バイオサイエンス(株)立ち会いの下、アザミウマ類を捕食する「スワルバンカー®※」の組立て、設置作業、天敵定着のポイントを確認しました。
普及センターからは、設置方法の確認や今後の作業スケジュールについて提案を行いました。また、今後の普及に向けて、天敵導入をした理由などの聞き取り調査を行いました。
※天敵スワルスキーカブリダニを長期間放出する資材。
スワルバンカー®組立作業
スワルバンカー®設置箇所を確認
農商工連携・推進課と普及センターが講師となってサル被害の実態や近隣市町で取り組まれている対策について学び、低嗜好性作物の導入や電動ガンによる追い払いチームの設立など、地域ぐるみで取り組むことの必要性について話し合いました。
住民からも積極的な意見を発言
山際に設置されている柵や水田を囲う電柵の設置
状況、イノシシによる被害状況を農林センターの協力を得て調査しました。今年は農道やほ場周辺の掘り返しが多発しており、過去に例がない被害の状況や電柵設置の改善点等を確認しました。
農道や法面も堀り返され崩壊している所もありました。
普及センターでは、重点計画で九条ネギの出荷量向上を目的に普及活動を行っています。梅雨明け後の葉先枯れ対策として、梅雨明け速報(6月28日)と確定日(7月23日)に合わせて遮光ネットの設置を行い、生育調査と収穫調査を行いました。
貫入式硬度計で作土厚を計測
2種類のネットを被覆
和・洋・中各店舗の料理人が作った6品の料理を試食・意見交換し、葉とうがらしの食材としての可能性を検討しました。葉とうがらしはさんさん山城で栽培したものを使用しました。
葉とうがらしの塩炒め酢あえ
葉とうがらしの鶏肉巻き
普及センターでは、獣害対策、農地有効利用、特産物育成等による井手地区の活性化を重点課題に位置づけています。その一環として令和5年春に開設予定の地域振興交流拠点施設で集客数増加などを担う「あついで+」の結成と活動について支援を行っています。
「あついで+」は、井手町の子供達が農業体験を通じて地域の農業や農村景観に親しめるよう「あついでパーク」を設け、今回はコスモスの種まき作業を実施しました。今後はコスモスのフォトコンテストや後作の小麦の種まきなどを継続する予定です。
施肥と種まき作業
覆土と排水溝の設置
夏秋ナス栽培技術の高位平準化と良質なナス生産を図り、農業経営の安定化とナスの生産振興に資することを目的に、各支部の予選会で選ばれた代表ほ場の立毛の状態を確認しました。
審査員13名による巡回
巡回の合間に出席者同士で意見交換
現在行っている募集はありません。情報が更新され次第、掲載します。
「農業者の皆様へ」新型コロナウイルス感染症について
年1回発行。普及センターの活動や、地域の農業者の紹介をしています。
センターだより29号(PDF:1,440KB)(令和5年3月発行)
センターだより27号(PDF:1,571KB)
センターだより26号(PDF:2,963KB)
センターだより25号(PDF:3,027KB)
センターだより24号(PDF:1,705KB)
センターだより23号(PDF:2,436KB)
センターだより22号(PDF:2,621KB)
センターだより21号(PDF:2,511KB)
センターだより20号(PDF:2,261KB)
センターだより19号(PDF:2,269KB)
センターだより18号(PDF:2,364KB)
センターだより17号(PDF:2,775KB)
センターだより16号(PDF:2,606KB)
センターだより15号(PDF:1,728KB)
センターだより14号(PDF:1,579KB)
センターだより13号(PDF:1,593KB)
センターだより12号(PDF:1,624KB)
センターだより11号(PDF:1,538KB)
センターだより10号(PDF:1,393KB)
センターだより9号(PDF:1,515KB)
センターだより8号(PDF:1,421KB)
センターだより7号(PDF:1,224KB)
センターだより6号(PDF:2,417KB)
センターだより5号(PDF:2,318KB)
センターだより4号(PDF:1,184KB)
センターだより3号(PDF:2,326KB)
山城地域の農産物を紹介しています。
山城の農産物のページへ
山城北農業改良普及センターは、田辺総合庁舎内、保健所棟にあります。
お問い合わせ
山城広域振興局農林商工部 山城北農業改良普及センター
京田辺市田辺明田1
電話番号:0774-62-8686
ファックス:0774-63-6461