丹後広域振興局

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管内概要

丹後農業改良普及センターの管内は、宮津市、京丹後市、伊根町及び与謝野町の2市2町です。

地域の特性(現状、問題点、課題)

管内は、宮津市、京丹後市、伊根町及び与謝野町の2市2町で構成され、京都府の最北端である丹後半島から宮津湾岸に位置し、京都市内から直線で約90kmの距離にあります。北は日本海に面し、東は舞鶴市、西は兵庫県豊岡市、南は600m級の大江山連峰の山稜を境に接し、総面積は840.07km2で府内の約18%を占めています。

天候は、典型的な日本海型の気候で、4~9月の春夏期は穏やかで安定した気候ですが、秋冬期は曇天と降雨雪が多く、特に、山間部の多いところでは1mを越える積雪が見られます。また、10~11月には、天候の変わりやすい当地方特有の「うらにし」という気象現象があります。

管内の農業就業人口は、2015年センサスでは4,802人、10年間で24.7%減少しています。農業就業人口に占める60歳以上の割合は72.4%で、府平均の78.4%をやや下回っています。管内では、39歳以下の農業専従青年は約100人で、近年、野菜、水稲、果樹の経営部門を中心に若い農業者が増加していますが、どこの地域でも農業の担い手確保は課題となっています。また、高齢化が進行している地域では地域そのものを支える担い手が求められています。

管内の農業産出額は、平成26年市町村別農業産出額(推計値)によると全体で約90億1千万円で、京都府全体の約14%です。部門別では、米が36億1千万円(40%)、野菜は31億2千万円(35%)、果実は5億1千万円(6%)、畜産は8億5千万円(9%)となっています。また、果樹の産出額は府全体の33%で、管内の農業生産の特徴でもあります。

水稲はコシヒカリが中心であるが、水田では、みず菜、紫ずきん、九条ねぎ等のブランド京野菜に加え黒大豆や小豆等の作付推進が図られ、近年では九条ねぎが増加しています。

海岸地域の砂丘地帯では、早くからメロン、すいか、かんしょ、だいこん等が栽培され、高品質な地域特産物として定着しています。

国営開発農地では、53団地512haの畑地において、加工契約野菜、飼料作物、青果野菜、果樹、茶等の生産が行われています。畜産は、肉用牛飼養農家は点在しているものの、酪農は京丹後市網野町地区を中心に大型経営が展開され、耕畜連携による循環型農業が推進されています。

 

管内の農業(2015年農林業センサス、H26市町村別農業産出額)

    宮津市 京丹後市 伊根町 与謝野町
農業就業人口(人) 販売農家数 387 1,940 115 341
自給的農家数 440 1,184 102 300
827 3,124 217 641
農業経営体数 家族経営体 388 1,941 115 341
組織経営体 20 67 2 14
408 2,008 117 355
農業総産出額
(千円)
耕種 34 252 11 64
豆類 0 11 0 5
いも類 1 28 0 1
野菜 28 233 8 43
果実 5 46 0 0
花き 8 15 - 0
工芸農作物 0 5 - 0
その他作物 1 12 - 0
畜産 5 75 4 1
加工農作物 - 4 - -
82 681 23 114

注※ラウンドの関係で合計と内訳が一致しない場合がある。

お問い合わせ

丹後広域振興局農林商工部 丹後農業改良普及センター

京丹後市峰山町丹波855

ファックス:0772-62-5894

tanshin-no-tango-nokai@pref.kyoto.lg.jp