ここから本文です。
平成23年4月12日
京都府建設交通部
指導検査課
075-414-5221
3月17日に開催された平成22年度第4回京都府公共事業評価審査委員会の概要は、下記のとおりでした。
平成23年3月17日(木曜)午前9時30分から正午まで
御所西 京都平安ホテル「平安の間」
なし
(委員)バイパスの整備により現道が抜け道となった場合の対策は考えているのか。
(道路建設課)通過交通は、バイパスへ転換されるが、バイパスに渋滞が発生し現道が抜け道になるとは考えていない。現道は地元の生活道路として利用されることになる。
(委員)枚方山城線からの車両が現道に流れるのではないか。
(道路建設課)地元の生活車両以外はバイパスを利用することになり、現道へは流れないと考えている。
現道は線形が悪く、幅員狭小であるため、枚方山城線からの車両についても、ほとんど現道へ流れずバイパスを通行するものと考える。
(委員)残事業の総便益が全体事業に比べて減少しているが何故か。
(道路建設課)残事業の総便益は、部分供用を行った300m区間の便益を除いているため減少している。
(委員)切土法面に緑化を進めるとあるが具体的にどのように緑化するのか。
(道路建設課)切土法面は種子吹付けによる法面緑化を行う。
(委員)本事業によって完成した施設の耐用年数はどの程度か。
(建設整備課)一般的に、土木構造物58年、電気設備16年、管路38年である。あくまでも一般的な耐用年数であって、維持管理により延命化に努めている。
(委員)維持管理費はどういう内容であるか。また、経費はどこから出ているのか。
(建設整備課)維持管理費は、施設に関する動力費、薬品費、人件費などと合わせて設備の修繕費などが該当する。維持管理費は、水道料金として利用者に負担していただいている。
(委員)費用便益比算定にあたり、事業着手時点で宇治浄水場の施設は完成しているが、便益はどのように算定されているのか。
(建設整備課) 宇治浄水場の既存施設(72,000m3/日)に対して、現状では水源が24,000m3/日分しか確保できておらず、不足する48,000m3/日分の水源開発に対して便益を算定している。
(委員)宇治・木津浄水場間の連絡管が接続される前と後では接続効果により便益算定の考え方が変わると思うが、このことは考慮しているか。
(建設整備課) 接続で木津・乙訓浄水場から送水できる効果があるため考え方は変えている。なお、宇治浄水場の一部の古い管路では日常的に大量の送水ができない現状を併せて考慮している。
(委員)0.6m3/sの暫定豊水水利権が限定的だというのは理解するが、限定的であっても既得の権利ではないのか。あらためて水源開発する必要があるのか。
(建設整備課)ダム建設事業に参加することを前提に、ダム完成前であっても一時的・条件付きである暫定豊水水利権を得ている。ダム建設事業に参加し、水源開発を担うことで安定した水利権を確保する必要がある。
(委員)専門用語が多く内容がわかりにくいので、府民にわかり易いものに工夫すべき。
(建設整備課)今後の事業説明に際しては資料作成や表現などを工夫し、わかり易いものにしていきたい。
お問い合わせ