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京都府では、2019年に「けいはんなロボット技術センター」を開設し、700件以上のロボット開発・実証等を支援してまいりました。その結果、京都のスタートアップ製ロボットが建設現場や飲食店等に導入され始めるなど、先行する海外製ロボットへのキャッチアップが進んできました。
今後、こうした次世代技術を駆使することで、障がい者や高齢者、ひきこもりの方、子どもや子育て中の親などが抱える様々な「障壁」をなくし、その世界(社会)の拡張に寄与すべく、デジタル空間を含む府内各地をフィールドに、ロボットやドローン、アバターなどの実証・実証を進めてまいります。
街乗りロボットに乗ったまま買い物する!|ロボット共生カフェ |
高齢者が、モビリティ「RODEM」に乗って買い物をします。街乗りロボットに乗ったまま、自分で商品棚の商品を取るなどの動作がスムースに行えるかを検証するもので、歩行者と同じ目線となるよう設計された「RODEM」ならではの実証です。 95歳おばあちゃん(外部リンク)、予告動画(若者)(外部リンク) 日時:
場所: サービス付き高齢者向け住宅「メディカルグランメゾン京都五条御前」から「イオンモール五条店」まで、入居者様4名(ご自身で歩行可能)が「RODEM」に乗り移動し、店内で買い物を実施 |
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近年飲食店等で導入が進んでいる店員による配膳・下膳をロボットに置き換えた(店舗側がロボットを操作する)ものではなく、客自身(セルフ)による配膳・下膳をロボットに置き換える(お客様自身がロボットを操作する)実証を実施
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京都府では、2019年に「けいはんなロボット技術センター」を開設し、ロボット等の開発・実証が700件以上にのぼり、最近では、社会実装ステージに差し掛かる企業が増え、府内各地をフィールドに実証を行っています。2022年からは、「ロボット共生カフェプロジェクト」を開始し、用途に合わせたロボットの開発、導入を支援しています。 今回は、今回のセミナーでは、配膳ロボットの導入により、働き手とサービスの受け手双方の満足度を高めた事例を紹介し、人とロボットがタッグを組んだ新しい効率的な仕事が進められる、近未来サービス産業の姿の一端をお示しします。
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ACT京都(京都市成長産業創造センター 伏見区)の1階にて8月4日から株式会社FUTUREが「ロボットカフェFUTURE」をオープンしました。注文した飲み物を配膳ロボットが客席まで運びます。 府内でロボット導入をご検討されている飲食店関係者のみなさまにも配膳ロボットを実際に見て、よさを知ってもらいたいとのことですが、仕事のリフレッシュに、美味しいコーヒーや、夏らしく爽やかなジャスミンティーはいかがでしょうか? 店内の様子
入居企業の人たちからも人気が出そうです 株式会社FUTUREの谷口代表取締役社長、ロボットも店内を自然に動いています FUTUREのお二人、府内でもロボットの導入を広げていきたいとのことです |
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日時:2023年2月16日(木曜)12時~ 場所:For the Life Café 宇治文化センター店(宇治市折居台1-1) 実証内容 (1)外出や対面コミュニケーションが困難な方が、自宅から遠隔でロボットを操作し、配膳等を実施
(2)卓上小型ロボットの語りかけ機能による店舗内の誘導や場を和ます
操作者:引きこもりの状態にある方が自宅から操作 ロボット
当日レポート 「楽しかったです!」
今回、江崎さんが操作された配膳ロボットはkeiganさんの「Keigan ALI」、入口でお客さんの案内をしてくれたのはハタプロさん(外部リンク)の「ZUKKU」です。 京都府では、けいはんなロボット技術センターで、スタートアップ企業らによる650件以上の開発、実証を支援しており、既に大手飲食チェーンに導入されるロボットも生まれるなど、京都のロボットもいよいよ社会実装ステージに入ってまいりました。 |
(掲載日:令和4年12月28日、ものづくり振興課:足利・足立・木村)
営業中の「コンディショニングラボカフェ(精華町)」において、障がい者がカフェから離れた自宅想定地からロボットによる遠隔通話を通じて接客する実証実験を行いました。 サービスロボットの導入には、現場の環境やユーザーの特性に応じたカスタマイズを必要とすることが多く、高コストになりがちです。 今回の実証では、既存のテクノロジーの組み合わせ(ZOOM等の会議システムと愛らしいアバター「ZUKKU(株式会社ハタプロ)(外部リンク)」)により低コストに試験導入し、その導入効果や有効性、課題等を洗い出し、障がい者が接客しやすいユーザーフレンドリーなロボットやシステム開発を繋げることを目的としています。 カフェ入口のミミズク型ロボット「ZUKKU」を通じてカフェから離れた自宅想定地にいる障がい者(以下、パイロット)が来店客に元気に挨拶、検温・消毒を促し、レジへ誘導 テーブル上に設置された「ZUKKU」を通じてパイロットが来店客と楽しく会話しながらメニュー等お店のこだわりを紹介
パイロットのお二人おコメント 「障害があっても自宅にいながら(移動しなくても)働けることは非常にうれしい。今後、操作性の向上など更なる改良等が必要と思うが、是非試してみたい」 今後も、更なる機能面の改良や導入しやすいコスト等について検討を重ね、障がい者の新しい働き方の創出に繋がるよう社会実装を目指していきます。 |
自律ロボット(卓上ロボット・配膳ロボット)の活用による省力化や付加価値検討などを目的に、一般のお客さま向けにロボット共生カフェの実証を行いました。(参考)プレスリリース
まず、お客さまは、卓上ロボット「ZUKKU(株式会社ハタプロ)(外部リンク)」によるメニュー説明等を受け、厨房にいるスタッフ宛てにタブレットを通して注文。
(タブレットを通して活気ある厨房の様子を見ながら、スタッフにスムーズに注文することができました。)
親しみやすい卓上ロボットは会話をしたり、クイズを出題することができるため、待ち時間中もお客さまに楽しんでいただくことができました。
また、激辛商店街(@向日市)にある飲食店(今回は系列店)の案内もしました。
そして、配膳ロボット「W3(ダブルスリー)」(株式会社FUTURE)が最適なルートを自分で考え、料理を運びます。その後、お客さま自らが簡単な操作で配膳ロボットの扉を開け、料理と伝票を受け取ります。 はじめは不安そうでしたが、安心して料理を受け取ることができて、お客さまにも満足していただきました。
店内の様子
今回の、(株)Fujitaka、(株)ハタプロ、(株)FUTUREによるロボット共生カフェの実証は、京都府・(公財)京都産業21の委託により行われました。 |
(左:動画)配膳ロボット、(右:動画)コミュニケーションロボット動画
医療的ケア児とその家族に、見た目から美味しい介護食と外食の機会を常時提供できる飲食店を目指し、京介食推進協議会、京都府、京都のロボット・スタートアップ企業らが連携して開催しました。
まず、卓上の、親しみのわく小型サービスロボット「ZUKKU(株式会社ハタプロ)(外部リンク)」がメニューの説明などを行います。
そして京介食推進協議会で研究されてきた嚥下食。チャレンジ・バイ認定調理家電「デリソフター(ギフモ株式会社)」も使ってやわらかくしたものも。
そしてお水や料理を運ぶのは、配膳ロボットたち(株式会社FUTURE)。 (左:動画)料理を運ぶ、(中:動画)お水を運ぶ、(右:動画)お顔が動く
また、チャレンジ・バイ認定「IKOU Portable Chair(株式会社Halu)」も活用し、小さなお子様もゆっくりお座りいただけました。
今回、京都府・公益財団法人京都産業21の委託により、Fujitakaのグループ企業が運営する向日市役所本館5FのCafé&Dining HANAむこう(向日市)にて、日本在宅医療連合学会のサテライトイベントとして実施しました。
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レベル4実証「空の京都・南丹」|操縦バトンタッチ式ドローン |
南丹市川辺地区ドローン操縦体験・デモフライト会(2023年8月6日) 国産ドローンの開発が各メーカーで進められる中、西日本にはあまり広域な実証場所がありません。そこで、5つの小学校跡にドローン企業が入る南丹市に着目し、先陣を切って川辺地区を起点に「空の道」づくりを目指します!この日は地元でのドローン体験会。ラストワンマイル配送などを自動運転車より早く実現すべく、京都府、南丹市、Fujitakaで進めています。
農業用ドローンデモフライト会の様子
農業用ドローン(国内産) ・川辺振興会の人たちが参加
ドローン操縦体験の様子
体育館内で順番にドローンの操縦体験を実施
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2022年12月法改正によりレベル4対応のドローンの開発・実証ニーズが拡大しています。そこで、京都府・南丹エリアのドローン関連企業の集積と立地の強みを活かし、「ドローンフィールド」の構築を図ってまいります。 ステップ1:長距離自律航行の実証 <想定例:長距離・重量物搭載可能なドローンの実証>
ステップ2:「空の高速道路」「空のインターチェンジ」の整備 |
京都製ドローンによる「操縦バトンタッチ式ドローン」 (工事中) |
接客などのコミュニケーションならば、アバターでも対応可能であるため、模索しています。アバターの一般的な利点は次のとおり。
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BOLDLY(ボードリー)株式会社(外部リンク)がKICK(けいはんなオープンイノベーションセンター)(外部リンク)の屋外実証ゾーンで自動運転車両の走行試験を7月から開始しました。 |
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