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令和5年3月10日金曜日、けいはんなロボット技術センター(KICK内)、オンライン同時開催にて『これからの社会に求められる共生ロボットの可能性』ロボット共生カフェセミナーを開催しました。ロボット関連技術の研究開発に取り組む企業、ロボットの導入に関係のある企業・施設関係者、研究機関等の方々が参加されました。
はじめに、京都府ものづくり振興課足利課長より、ロボット共生カフェプロジェクトについて説明がありました。
京都府の施策から、拡別メタバースプロジェクトとロボット共生カフェプロジェクトの意義について報告があり、今回のセミナーのテーマであるロボット共生カフェの内容、なぜメタバースとロボットが関連しているのかを参加者のみなさまに伝えました。
動画:ロボット共生カフェプロジェクトとは(外部リンク)
最初に「バーチャル空間カフェでのロボット遠隔接客の可能性」というテーマで、ロボットに関わりのある2名から講演がありました。
伊澤諒太氏(株式会社ハタプロ 代表取締役)からは、官民共創事業や産学連携事業、ロボット×メタバースの取り組み、ロボット共生カフェプロジェクトに携わることにより気が付いたことなどについて報告がありました。
徳田貴司氏(株式会社Keigan 代表取締役)からは、ロボット共生カフェプロジェクトでの配膳ロボットの取り組み内容として、カスタマイズした点や、感想・フィードバックについて、実機のデモを交えながら説明がありました。
動画:バーチャル空間カフェでのロボット遠隔接客の可能性 ハタプロ 伊澤氏(外部リンク)
動画:バーチャル空間カフェでのロボット遠隔接客の可能性 keigan 徳田氏(外部リンク)
次に「ロボットを通じたリアル体験によるメタバースSteam教育」というテーマで、エンターテイメントやメタバースに関わりのある2名から講演がありました。
坂井冬樹氏(株式会社Halle Game Lab 代表取締役)からは、現在開発中のメタバースからロボットに乗り移る取り組みがSTEAM教育にどのように繋がるかという可能性を、VRゴーグルを着用し、実際にメタバース空間と現実を行き来する様子を実演してもらいました。
水瀬ゆず氏(一般社団法人ゆずタウン 代表理事 岡村謙一氏)からは、メタバースは何かという用語の説明から、現在取り組まれているメタバース×不登校支援の取り組みを報告してもらい、それが教育的にどのように活用展開され、ロボットと接続できる可能性があるかについて報告がありました。
動画:ロボットを通じたリアル体験によるメタバ―スsteam教育 HalleGameLab 坂井氏(外部リンク)
動画:ロボットを通じたリアル体験によるメタバ―スsteam教育 ゆずタウン(外部リンク)
最後に「仮想空間を用いたロボット導入シミュレーションによる現場効率化」というテーマで、産業用ロボット・DX導入をサポートする角淵弘一氏(新エフエイコム株式会社)から講演があり、シミュレーションを利用したロボットシステムの導入と立ち上げの様子を実際の3D映像により、メタバース空間で作ったロボットを導入場所のモデルに配置をする様子を実際に見てもらいました。
動画:仮想空間を用いたロボット導入シミュレーションによる現場効率化 新エフエイコム 角淵氏(外部リンク)
前半はパネルディスカッションとして、「これからの社会に求められる共生ロボットの可能性」、「ロボット共生カフェプロジェクトの苦労話」の2つのテーマについて、講演者同士による活発な意見交換が行われました。
動画:フリーディスカッション(外部リンク)(外部リンク)
後半は会場の参加者による交流会が行われ、盛況のうちに交流会を終了しました。
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