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繊維製品の抗菌性試験の実施体制の確立
川戸 伸一
繊維製品の抗菌性試験を実施するために検討を行い、概ね実施できる見込みが得られた。
飽和蒸気を用いた絹織物の加工条件の検討2
河本 浩明
2019年度に引き続き、飽和蒸気を用いた絹織物の加工について検討を行った結果、防縮・防擦れの同時加工が可能であることがわかり、加工布の物性についてもいくつかの知見を得られた。
丹後地域食品中に含まれるγ-アミノ酪酸の分析
齋藤 遼
2019年度に検討したγ-アミノ酪酸(GABA)の高速液体クロマトグラフ分析条件に従い丹後地域の食品中に含まれるGABA量の分析を行った。GABAは広く農水産加工食品中に含まれており、今回分析した試料で味噌、酒粕、粕漬け、へしこ、サザエの佃煮については、市販品の機能性表示食品よりも多く含有しているものが確認された。
アカモク加工におけるミネラル含有量の調査
川端 久之
アカモクは機能性成分としてフコキサンチンで注目を集め、丹後では新たに食用としての利用が進んでいる。丹後の有力な加工食品として開発を進めるためには機能性成分の他に栄養成分の特徴をとらえることも必要で、本研究では栄養成分であるミネラルに着目し、アカモク加工におけるミネラル含有量を調査した。
丹後ちりめんの用途拡大に向けた素材開発及び事業化の取組
徳本 幸紘 荻野 宏子 小松 亮介 吉岡 和真 大江 由紀子
吉岡 凜 小牧 由実 袖長 吟治 宮下 千津代
丹後ちりめんの用途拡大に向けて、生活雑貨やインテリアに展開できる織物素材を開発し、さらにスマートテキスタイルへの応用開発を行った。この成果は展示会への出展や、「丹後ちりめん創業300年事業」の関連事業でプレゼンテーションすることで、丹後ちりめんの素材としての可能性を普及した。その結果、国内外の事業者、大学、アーティスト等と共同する新たな研究開発が生まれており、丹後ちりめんに関する人脈やニーズが広がっている。
丹後ちりめんを使用した寝具の性能評価2
小松 亮介 井澤 一郎
宿泊施設での使用を目的とした丹後ちりめん素材寝具の開発を目指し、寝具の業務洗濯への耐久性について調査を行い、生地への後加工及びシルク素材に適した業務洗濯の実施により一定の耐久性を確保できることがわかった。宿泊者へのモニター試験を実施することで、ちりめん寝具の寝心地等の使用感を調査することができた。
八丁撚糸の緯煮条件が撚り返し時の形状異常に与える影響について
新池 昌弘
形状異常(シラミ)の発生状況について、八丁撚糸を行っている企業を調査したところ、緯煮液の交換頻度が多い、又は液を循環させている企業ではシラミが発生していなかった。本研究では、緯煮液の使用回数がセリシンの固着力に与える影響に着目し調査を進め、その結果、シラミ発生部分では、ねじり特性(剛性値とヒステリシス値)のばらつきが大きいことがわかった。また、八丁撚糸の緯煮液と合撚時の張力差や合糸状態などが影響してシラミが発生する可能性が示唆された。
丹後テキスタイルのブライダル展開に向けた研究2
吉岡 和真
2019年度の「丹後テキスタイルのブライダル展開に向けた研究」で課題であった、消費性能(縫目滑脱)を改善するため、織物設計を改良した生地を試織し、ブライダル企業へ再度提案した。その結果、よこ糸密度を高くしたことや先練糸を使ったことで、どの生地も縫目滑脱力の基準値をクリアした。ブライダル企業からは、シルクで広幅生地を提案できることは非常に魅力的であると評価を得た。
情報処理を活用したシステム構築の検討
小川 昴佑
業務を効率化するための技術として注目されているIoTを用いた技術支援を推進するにあたり、地域企業の要望・動向を把握するため調査を実施した。
測定の高効率化に伴う測定精度に関する研究
髙島 崚志
当センターで所有している高精度CNC三次元測定機の測定における高効率化に伴う測定精度に関する研究を行った。
お問い合わせ
商工労働観光部産業労働総務課 織物・機械金属振興センター
京丹後市峰山町荒山225
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ファックス:0772-62-5240