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漆を未来につなぐには ―漆を知り、体験し、実践してみよう―
漆生産の現場見学や漆掻き職人らとの交流を通じて、漆が抱える課題や魅力を体験的に学び、漆を未来につなぐための実践活動を行おう!
月2回程度の活動を予定しています。
現地を訪問し、後日オンラインで振り返りながら次回訪問のテーマなどを相談しながら進めます。
(現地訪問は土日で調整、オンラインは平日の可能性もありますが、チーム内で調整)
以下のイベントは全員参加をお願いします。
※スマートフォンでご覧の方
「動画を再生できません」と表示された場合は、その下に表示される「YouTubeで見る」をクリックするとご覧いただけます。
皆さんの関わりのある地域(故郷やおじいさんおばあさんの暮らす田舎)でも自然や環境問題、地域格差の問題など話題になることはあると思います。
そして都市部の企業でも、SDGsやサステナブルなどの言葉が使われるようになってきています。
漆は何千年も前、縄文時代から日本人が使っていた塗料です。
ウルシという木に傷を入れ滲み出てきた樹液が丈夫で美しい塗料となり、四季のはっきりした日本独特の風土でその塗料(漆)を使いこなす技術も発達しました。
海外の人達が注目する日本の文化が、どのように作り上げてられてきたのか。
そして現在、その文化を支える原材料を、守り伝えるために、何をすべきか。
ぜひ一緒に考えてみませんか?
「初めての場所で、初めて関わる方々と協働できたことは、20代の大切な思い出の一つになりました。自分自身としても、自分の意見や考えを伝える力がさらに伸びたため、成長につながって良かったです。また、伝統文化は文化的側面だけでは成り立たないということも学べました。」
(現在社会人1年目 Fさん)
福知山市夜久野町で「丹波漆」と呼ばれる良質の国産漆の、ウルシの木の育成から漆液の採取・技術の伝承、その活動についてPRしています。
漆(うるし)とは漆の木の樹液で、昔から塗料や接着剤として使用されてきました。
漆の塗られた器を漆器(しっき)と呼びます。
以前は国内に漆の産地がたくさんありましたが、時代の流れと共に安価な中国産漆や合成塗料の発達により、今ではほとんどなくなってしまいました。
福知山市夜久野町の丹波漆は京都府内唯一の国産漆の産地であり、漆に関する地域文化の保存活動が続けられています。
■京都府無形民俗文化財
1991年、「丹波の漆かき」は京都府無形民俗文化財に指定されました。
※「漆かき」とは、漆の木に傷を入れ、漆液を採ることです。
漆かき職人の減少が進んでおり、漆かきという技術と伝統文化の継承が大きな課題となっています。
夜久野町の地域文化である漆かきを守り伝えていくためには、次のようなことが必要です。
つまり、地域内外に丹波漆への理解者を増やすことが不可欠です。
しかしながら、丹波漆の魅力や奥深さ、課題などについて、特に若い世代には十分に伝わっていない現状があります。
お問い合わせ
文化生活部文化生活総務課 府民協働係
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4452
ファックス:075-414-4230