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京都府では、若者の消費者問題への関心を高め、大学等において学生の主体的な啓発活動を推進するため、「京都府くらしのヤングリーダー養成研修」を実施しました。新たに認定されたヤングリーダーたちは、大学や小学校、児童館で出前講座等の啓発活動を行います。
日時 平成29年6月11日(日曜日) 10時00分~16時30分
対象 京都府内に在住・在学または京都府内で活動している大学生
会場 キャンパスプラザ京都 2階ホール
参加人数 13名
1.あいさつ
2.講義 「若者の消費者トラブルの現状と課題」
京都府消費生活安全センター 消費生活相談員 雪 美保子
<内容>
契約の基礎知識、賃貸トラブル、マルチ商法やワンクリック請求等について解説した後、消費生活
センターの役割について説明。また、消費者市民社会における消費者の権利と責任やエシカル消費
の考え方等についても解説。
3.講義 「大学生(あなた)が創る小学生を対象とした消費者教育の取り組み
-ネットトラブルの被害児童を減らす啓発教材とその活用-」
華頂短期大学 幼児教育学科 講師 堀出 雅人 氏
<内容>
学生が所持しているスマートフォンにインストールしているアプリケーションの数及び種類を付箋に
書き出し、グループ内で共有した後、出前講座実施の際に知っておくべき小学生のネット利用の現
状についてパワーポイントを活用し解説。
4.演習 「啓発の実践活動~大学生・子ども向け出前講座の取組~」
大学生協関西北陸事業連合消費者教育タスクチームの学生等
<内容>
大学生向け啓発チームの発表では、昨年度の活動報告を行った後、出前講座で実際に使用して
いるクイズを体験。
子ども向け啓発チームの発表では、昨年度の活動報告を行った後、28年度に作成した教材(すご
ろく)を受講者全員が体験。
5.講義 「消費者市民社会における消費者の役割」
大阪教育大学 教育学部 教授 大本 久美子 氏
<内容>
消費者市民社会、消費者教育、消費者市民について解説した後、難解な言葉を分かりやすく伝
える手段の一つとして、大本氏作成の啓発カルタを体験。
※「消費者市民社会」とは・・・
消費者が個々の消費者の特性及び消費生活の多様性を相互に尊重しつつ、自らの消費生活に関する
行動が現在及び将来の世代にわたって内外の社会経済情勢及び地球環境に影響を及ぼし得るもので
あることを自覚して、公正かつ持続可能な社会の形成に積極的に参画する社会
(消費者教育の推進に関する法律 第2条第2項)
6.ワークショップ 「“消費者市民”としての行動を促す啓発手法を考える」
大阪教育大学 教育学部 教授 大本 久美子 氏
<内容>
身の周りの“消費者問題”を付箋に書き出し、グループ内で共有した後、書き出した消費者問題の
中から1つ選び、啓発手法をグループ内で考案し発表。
<各班の選んだ消費者問題と啓発手段>
1班:募金活動を装った偽団体→正当な団体とそうでない団体を見極める方法を伝える。
2班:フリーマーケットの闇→ものを見極める力を養うことが出来るワークショップを行う。
3班:ゴミの不適切な分別→ゴミ処分業者等の話を聞く、小学生等と地域の掃除を行う。
7.認定証交付
お問い合わせ
文化生活部消費生活安全センター
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階
電話番号:075-671-0030
ファックス:075-671-0016
電話(消費生活相談):075-671-0004【平日午前9時~午後4時】
電話(事務専用):075-671-0030
ファックス:075-671-0016
kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp