ここから本文です。
1.子どもが窓から転落!踏み台になるものを窓の近くに置かない
~国民生活センター・子どもサポート情報第112号より~
【事例1】
3階の居間の窓側に置いてあるソファに乗り、ソファから約1メートル上
にある窓枠に手を掛け、窓を乗り越えて1階地上部分に転落した。
(当事者:1歳 男児)
【事例2】
5階の窓枠に干していた布団によじ登り、窓から転落した。
(当事者:1歳 女児)
<ひとことアドバイス>
・子どもが住宅の窓等から転落する事故が報告されています。高所からの転
落は、命に危険を及ぼす可能性が高い事故です。十分注意してください。
窓の近くに、ソファやベッド等踏み台になるようなものを置いてはいけま
せん。
・子どもは日々成長し、行動範囲が広がっていきます。昨日上れなかった場
所に、今日は上っているかもしれません。幼い子どもを部屋に一人で残さ
ないようにしましょう。
・普段から、高い所から落ちると非常に危険であることを、子どもによく言
い聞かせましょう。
<詳細>国民生活センターHP
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/support112.pdf(外部リンク)
◇ ◆ ◇
2.食品による子供の窒息事故に御注意ください!
-6歳以下の子供の窒息死事故が多数発生しています-
~消費者庁からのお知らせ~
消費者庁が、厚生労働省「人口動態調査」の調査票情報を入手・分析した
ところ、平成22年から平成26年までの5年間で、子供(14 歳以下)
の窒息死事故623件のうち、食品による窒息死事故は約17%(103件
)を占めており、食品が、子供の窒息死事故を引き起こす大きな原因の一つ
であることが分かりました。また、食品による窒息死事故103件のうち、
87件が6歳以下の子供で発生していることが確認されました。
窒息死事故の原因となった食品には、菓子類、果実類、パン類などがあり
ます。
【事例1】(菓子類)
保護者が子供を見ているときに、子供がマッサージ機の背もたれに腰掛け
ていてそこから転落し、硬いせんべいを喉に詰まらせて呼吸困難になった。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成25年5月、2歳、要入院)
【事例2】(果実類)
母親が同席している食卓に座り、ぶどう(直径3cm大、皮を剥いた種な
し)を丸ごと1個、一人で食べていた。特に風邪などの様子もなかったが、
突然せき込んだ後、泡を吹いて意識消失した。そばにいた母親が手でかき出
そうと試みたができず、救急要請した。その後、子供を抱えて家の外に出た
際、通行人が腹部突き上げ法を施行し、ぶどうは一塊で排出された。
(日本小児科学会 傷害速報、発生年月:平成25 年8月、2歳、要入院)
【事例3】(パン類)
子供が保育園でおやつのホットドッグ(パン、ゆでキャベツ、ソーセージ)
を誤えんし、急にせき込み、息苦しくなった。背中を叩くなどしたが、呼吸
がぜーぜーしてきたので、近くの病院を受診した。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成24年5月、1歳、要入院)
<消費者の皆様への注意喚起>
子供が食品による窒息事故に遭わないよう、周りの御家族、教育・保育施
設等の御関係者は次のようなことに配慮してください。
【食品による子供の窒息事故を予防するポイント】
(1)食品の与え方
①食品を小さく切り、食べやすい大きさにして与えましょう。
②一口の量は子供の口に合った無理なく食べられる量にし、飴やタブレッ
トなど喉に詰まりやすい食品を食べさせる場合は大きさに注意しましょ
う。
③誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの硬い豆・ナッツ類は、3歳
頃までは食べさせないようにしましょう。
④年長の子供が、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょ
う。
(2)食事中に注意すること
①遊びながら、歩きながら、寝転んだまま食品を食べさせないようにしま
しょう。
②急いで飲み込まず、ゆっくりとよく噛み砕いてから飲み込むよう促しま
しょう。
③食事の際は、お茶や水などを飲んで喉を湿らせましょう。
④食品を口に入れたまま話したり、何かをしながら食事をしたりさせない
ようにしましょう。
⑤食事中に眠くなっていないか、正しく座っているかに注意しましょう。
また、食事中に驚かせないようにしましょう。
<詳細>消費者庁HP
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170315kouhyou_1.pdf(外部リンク)
お問い合わせ
文化生活部消費生活安全センター
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階
電話番号:075-671-0030
ファックス:075-671-0016
電話(消費生活相談):075-671-0004【平日午前9時~午後4時】
電話(事務専用):075-671-0030
ファックス:075-671-0016
kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp