2月24日第525号
1.京都府消費生活審議会委員を募集します。
~京都府消費生活安全センターからのお知らせ~
京都府では、消費生活施策の策定や実施に関する事項を調査審議するため、京都府消費生活審議会を設置しています。この審議会において、広く府民の皆様の御意見を消費生活施策に反映させるため、委員を公募します。若い世代や女性をはじめ、様々な分野からの御応募をお待ちしています。
【委員の概要】
- 募集人数:1名
- 任期:委嘱の日(平成29年4月20日予定)から2年間
- 開催回数:年2回程度(1回の審議時間は、2時間程度です。)
- 審議事項:消費生活の推進に係る重要事項の審議等
- 報酬など審議会に出席された場合には、規定の報酬額(1日13,900円)及び旅費(往復の交通費)をお支払いします。
【応募要領】
- 応募できる方(次の条件を全て満たす方)
(1)京都府内に居住又は通勤・通学されており、平成29年4月1日現在で満20歳以上の方
(2)消費生活行政の推進に関する府の施策に関心を持ち、平日の昼間に年2回程度開催される会議に出席し、積極的な発言をしていただける方
(3)現に府が設置する審議会等の委員でない方
(4)国及び地方公共団体の議員及び常勤の公務員でない方
- 応募方法
以下の書類を、持参又は郵送してください。(応募書類は返却いたしません。)
(1)京都府消費生活審議会公募委員応募申込書
(2)応募の動機(400字程度)及び「安心・安全な消費生活の実現に向けて~私の提案~」をテーマとした小論文(800字程度)
※安心・安全な消費生活の実現に向けての施策のあり方などについて、身近な地域や生活に密着した視点からあなたのお考えをお書きください。
※応募申込書については、京都府ホームページにも掲載しています。
http://www.pref.kyoto.jp/shohise
- 応募期間
平成29年2月20日(月曜日)から平成29年3月13日(月曜日)まで(当日消印有効)
- 選考方法
提出された書類に基づく選考委員会の審査結果を踏まえ、京都府が決定します。
- 結果の通知
郵送により応募者全員に通知します。(平成29年3月下旬予定)
- 応募書類の提出先、問い合わせ先
京都府消費生活安全センター企画・啓発担当
〒601-8047
京都市南区東九条下殿田町70京都テルサ西館2階
電話:075-671-0030FAX:075-671-0016
E-mail:kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp
<詳細>京都府消費生活安全センター
http://www.pref.kyoto.jp/shohi/news/20170220.html
2.子供の歯磨き中の喉突き事故などに気を付けましょう!
―6歳以下の子供の事故が多数発生しています―
~国民生活センターからのお知らせ~
虫歯予防や口の中の衛生のため、歯磨きは大切な生活習慣です。また、乳幼児期から子供用歯ブラシを使用して歯磨きをするなど、子供にとっても歯磨きは毎日の習慣である一方で、歯ブラシをくわえたまま転倒し、喉を突くなどの事故情報が、医療機関ネットワーク(注1)に寄せられています。
平成22年12月から平成28年12月末までに、6歳以下の事故情報が、139件報告(注2)され、そのうち3歳以下で124件となっています。報告の中には、歯ブラシが口の中に刺さって入院するなどの事故も起きており、保護者の方は、注意が必要です。歯ブラシによる喉突き事故などを防止するため、特に、事故が多い1歳から3歳頃の子供が自分で歯磨きをする時は、以下のことに気を付けましょう。
- 保護者がそばで見守り、床に座らせて歯磨きをさせましょう。子供が、歯ブラシを口に入れたり歯ブラシを手に持ったりしたまま歩き回ると、転倒してけがをする危険があるので、気を付けましょう。
- 子供用歯ブラシは、喉突き防止カバーなどの安全対策を施したものを選ぶようにしましょう。
- 保護者が仕上げ磨きをする際は、子供用歯ブラシはきれいにする効果が不十分なので、仕上げ用歯ブラシを使用しましょう。ただし、仕上げ用歯ブラシは、喉突きなどの危険性が高いため、子供には持たせず、子供の手の届かない場所に置きましょう。
- 歯ブラシだけでなく、箸やフォークなど、喉突きの危険性のある日用品も口に入れたまま歩いたり、走ったりさせないようにしましょう。
(注1)「医療機関ネットワーク事業」は、参画する医療機関(平成27年11月時点で30機関)から事故情報を収集し、再発防止に活かすことを目的とした、消費者庁と独立行政法人国民生活センターとの共同事業です。
(注2)平成22年12月から平成28年12月までの登録分を本件注意喚起のために、特別に精査したものです。
<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170215_1.html(外部リンク)
3.テーブルタップなどの配線器具をチェックしましょう。
―消費電力の大きな製品を使う冬に多く事故が発生しています―
~独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)からのお知らせ~
家庭における電気製品の増加に伴い、延長コードやテーブルタップなどの配線器具を使う機会が多くなっています。これらの配線器具を不注意に取り扱うと、火災などの事故に至るおそれがあります。特に冬場には、暖房器具など消費電力の大きな製品が多く、事故も多くなっています。今一度、配線器具を使う際に気をつけるポイントを確認し、事故を未然に防ぎましょう。
NITE(ナイト)が収集した配線器具の製品事故件数(※1)は平成23年度から平成27年度までの5年間に合計322件(※2)(延長コードやテーブルタップ256件、コンセント48件、マルチタップ15件、スイッチ3件)ありました。このうち火災を伴う事故は197件(約6割)で、1月など冬に多く発生しています。
<主な事故事例と注意事項>
- テーブルタップに電気製品を接続して使用していたところ、テーブルタップの電源コードを気づかずに繰り返し踏みつけたため、コードが断線して発火し、1人が火傷を負った。
(平成26年1月、兵庫県、70歳代・男性、軽傷)
⇒電源コードに繰り返し過度な過重をかけないでください。特に高齢者や視覚障がい者がいる家庭では、移動の際に電源コードを踏みつけることがないように、ご家族や介護の方がテーブルタップの設置場所に気をつけてください。
- テーブルタップに電気ストーブとこたつ(合計1770ワット)を接続して使用していたところ、テーブルタップ接続可能な最大消費電力(1500ワット)を超えていたため、コードプロテクター付近から発火し、周辺を焼損した。(平成26年1月、滋賀県、40歳代・男性、拡大被害)
⇒コンセントやテーブルタップには接続可能な最大消費電力が定められています。電気製品を接続する際は、最大消費電力を超えないようにしてください。
- テーブルタップの電源コードに他のテーブルタップを「ねじり接続(※3)」して使用したため、接続箇所から発火して、住宅の一部を焼損し、2人が死亡した。(平成27年3月、神奈川県、10歳代・50歳代、女性、死亡)
⇒接触不良によって発煙・発火するおそれがあるため、「ねじり接続」等、電源コードの改造や不適切な修理は絶対に行わないでください。
- マルチタップに照明器具の電源プラグを長期間接続した状態で使用していたところ、接続部にほこりが蓄積して「トラッキング現象」が生じて発火し、2階を全焼する火災が発生した。(平成27年2月、富山県、年齢性別不明、拡大被害)
⇒電源プラグはコンセントにしっかりと差し込み、定期的にほこりを掃除してください。電源プラグとコンセントの間に隙間があったり、長期間コンセントに差したままにしていると、電源プラグにほこりや水分が付着し、「トラッキング現象」やショートが発生するおそれがあります。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※2)平成28年12月28日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
(※3)ねじり接続とは、専用の器具を使わずに、外側のビニールをはいで中の線と線をねじってつなぐ方法。
<詳細>独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2016fy/prs170126.html(外部リンク)