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娘へ
あの日あなたが流した涙を
お母さんははじめて見ました
喜びの涙とあなたは言っていたけど
意味深長でしたね
お母さんより
母へ
台所に立つお母さんの小さな背中
涙が出そうになる時がある
いつになったら
ありがとうって言えるかな
純代より
〔エピソード〕
平成18年11月に娘が川崎市へ嫁ぎましたが、結婚式1日前に父母に最後のあいさつをしました。新居で新生活を送ってくれることと思いますが、生家に対する一抹のさびしさを感じたのではないでしょうか。私も家族が一人減ってちょっと淋しい思いです。
おじいちゃんへ
突然の事故でおじいちゃんの子供が煙になって空のかなたへ行ったから さみしいね。
私がおじいちゃんを守ってあげるね。
のんちゃんへ
のんちゃんがいるからさみしくない。
「結婚式を見届ける迄」は生きとる。
まかせとき あと二十年生きて ひ孫を抱くからな
〔エピソード〕
優しくお料理がとても上手だったお父さんが突然玄関前で亡くなってしまった。いつもお父さんはおじいちゃん、おばあちゃんを大切にして面倒を見ていた。お父さんがいないから私とお母さんで面倒見てあげるよ。お世話もして長生きしてもらうから大丈夫だよ。
おばあちゃんへ
ひざの手じゅつをして、いたかったですか。
リで歩いた時ぬった所がやぶれそうと言ったけど、あっちゃんがぬってあげるからリハビリがんばって
あっちゃんへ
かわいいナイチンゲールさん ありがとう。
早くおうちへ帰りたいよ。
〔エピソード〕
この夏にひざのさら(骨)をとり金属を入れる手術し20針もぬう手術をした祖母を見ていて手紙をかきました。毎日頑張って歩く練習をしています。
三人姉妹の真中の私をもしかしたら おばあちゃんは時々 忘れていませんか?
心配です。
三人の中で 一番元気で明かるいあなたは、婆ちゃんの夢の中にまで出てきます。忘れるなんて、とんでもない。
〔エピソード〕
妹が産まれて、少々、ひがみっぽくなった孫娘からの手紙です。(手紙を書くのが大好きな10才です。)
お父さんへ
いつも夜中に帰って、朝早く出て、単身ふ任の時と同じでたいへんだね。
「久しぶりやなぁ。」とお父さんが言って、さみしいなぁと思いました。体は、大丈夫?
美和へ
この前は、夜食のお弁当を作ってくれてありがとう。
運動会には、休みを取って行くからね。
がんばってね。
〔エピソード〕
お父さんは、8年間単身ふ任をしていました。その間、お姉ちゃん達とお母さんと4人で待っていました。体をこわした時は、すごく心配しました。帰ってきても休みがないので話ができません。
初めてのご飯、フックラ炊けたよ。水加減ピッタリ、これなら胸を張れるね。後でおむすびにして届けるよ。
やれば出来るじゃない、あなた。ああ よかった。これからも、たまにはお願いしますね。
〔エピソード〕
普段丈夫な妻が、不明熱で急きょ入院して、さぁ 食事が大変!おかずはコンビニで買えるけど、せめてご飯は自分で炊いてみようと思い、妻に電話で聞きながら四苦八苦・・・・結果、オーライ。お陰で今ではご飯炊きが、私の日課となりました。
最近太っちゃって、肝っ玉母さんじゃなくて、太っ腹母さんって感じ。ダイエットしようかしら。
太めの女性は魅力的だよ。太っ腹母さんで結構。その太っ腹で小遣い上げて欲しいな。
〔エピソード〕
夫としては、妻の太っ腹は体型だけでなく、気前の方も太っ腹であることを望んでいます。
怒りんぼが、寂しんぼになっちゃった。
いやいや、こころがけちんぼになってきただけだ。
〔エピソード〕
子どもが家にいる間は、怒ってばかりいた夫。子どもたちがいなくなれば、寂しい顔をみせる。それを夫は、こころを使わないように倹約しているという。実に、負けん気の強い夫だ。
あなたの手の大きさと私の手の温もりがあれば、子に恵まれずとも、この先うまくやっていけそうな気がします。
笑い上戸でグチをこぼさない君に、僕は随分助けられていると思う。大丈夫だよ、僕はいつも隣にいるから。
〔エピソード〕
年齢を重ねるにつれ、子供のいないことを案じられるようになりましたが、夫の「大丈夫だよ」という言葉にささやかな安堵感を感じています。
○息子→母へ- 母さんおめでとう! 今日から「マルイチ」
やなぁ・・・。俺、応援するから・・・
○母→息子へ- 「バツイチ」違うね。そうか「マルイチ」。ハナマルになれるよう気張るで! 有難う!2人でスタートだね。
〔エピソード〕
私が市に「離婚届け」提出した日、自宅に戻ってみたら食卓に息子からのメッセージあった。私の大好物「たい焼き」も添えてあった。彼は受験期(中3)にもかかわらず、まして多感な年令に・・・。私は申し訳ない気持ちいっぱいであった。バツイチ(いやマルイチ)なったことで彼の真のやさしさを得ることできた。泣いている場合ではない、生きていかねば強く心に誓った瞬間であった。
顔を覆った手の指と指の間から信じられない様な事件のニュースを見ているあなた。大丈夫!ちゃんと守るから
悲しいニュースを見てると確かに泣きそうになる。でもパパとママの夫婦げんかの方が私にとっては一大事だよ
〔エピソード〕
子供のみならず、大人まで目を覆いたくなる様な、昨今の信じられない様な事件の数々。子供達の目に、この世はどの様に映っているのか考えると、不安になり、少しでも安心させてあげたくて書いた手紙ですが・・・。娘からの返事の内容を見て、心底反省させられました。
お母さんへ お母さんは、何でいつも昼ねしているの?
何で、昼にねむいの?
ゆりちゃんへ ズバリ!ねむいからです。 たっくん(弟)の世話が大変なのでとてもつかれて、たまに、一緒にお昼寝しています。毎日昼寝はしてないけど、横になってる事は多いかナ・・・
ママ、牛みたいだね・・・ゴメンネ!!
はぁちゃんへ
「ぜったい うかりますように」
かみさまに おねがいしてきた。
ちゃんと たのんできたから
だいじょうぶやで。
でも たく じぶんのおがむのわすれた。
どうしょ
たくへ
ありがとう!
はーちゃん うかったら、らいねん たくのぶんもおねがいしとくわ。
さらいねんもサービスして、おがんどいてあげるね
〔エピソード〕
正月、卓都(6才)と近くの神社の前を通ったときのこと。
「おねがいしてくる!」といって、小さな手をあわせ長い時間おがんでいました。
「何をおねがいしたの?」と私が聞いても「ひみつ」の返事。
家に帰って、受験を目前に頑張っている姉に手紙を書いていました。
三姉妹の長女へ
10才にして、私より背が高くなってしまった、あなたの成長にはおどろいています。
背が高いっていいよね。
一度、お母さんと交代してみてくれないかなぁ~。
お母さんへ
背が高くなるように産んでくれてありがとう。
お母さんがいる間は子供のままでいいよ、だから交代するのはやめとくよ。
〔エピソード〕
母 155cm
長女 162cm(小5年)
あっと言う間にぬかされました・・・
お母さんーへ
お母さんは、いつから太ったの。
輝貴へ
一番目のお兄ちゃんを産んで太ったんだけど、二番目をうんでやせたのよ。でも輝をうんだ時からまた太って、四番目うんだらもどらなくなりました。
気にしてたのね。
〔エピソード〕
お母さんは、子供を産む時、すごい量の出血をするので、お腹をギュ~としめる事が出来ないから、人よりやせるのが遅いみたいです。
お母さんへ
仕事から帰ってきていつもたべているおやつの中でどれが一番おいしかった?
またいろんなおやつを作っておくからきたいしておいてね!
千晶へ
いつも、おいしいおやつ作ってくれてありがとう。
千晶が作った冷たーいアイスコーヒーをひと口飲むと仕事のつかれもいっぺんにふきとぶよ!!
〔エピソード〕
4月から仕事に行き始めた私のために毎日おやつを用意して帰りを待っていてくれる娘。いつの間にか立場が逆転してしまいました。千晶が作ってくれる冷え冷えのアイスコーヒーの味はやさしさのあふれる甘さで、胸いっぱいになります。
秋茄子の収穫中。お父はんが播いておいてくれた種からどれも立派に育ったからその種を毎年継承して来て7年や。
きゅうり、トマト、茄子、その他生え抜きの竹治郎ブランドやで。
そうか。畑を守ってくれているとは嬉しいなあ。野菜は子供といっしょや、手を掛けた分、ちゃんと応えてくれるからな。
〔エピソード〕
働き者の父らしく 夏野菜の種播きを完了してから急逝した。感謝の気持ちで恩返しにも供養にもなればと始めた畑だったが、今は天職とさえ思っている。
父の口癖が聞こえてくるようだ。
おじいちゃんへ
おじいちゃん 元気になってよかったね。
入院しているときは、元気がなかったけれど、元気で帰って来てくれてよかった。だから、もう入院をしてほしくない。元気な、おじいちゃんをいつも見ていたいから!
健太、お兄ちゃんとお見舞有難う。二人に貰ったお守りを枕元に置いて頑張ったよ。
お蔭で元気になれた。又、一緒に甲子園に行けるよ。お父さん、お母さんによろしくね。 ぢいちゃん
〔エピソード〕
8月末に胃癌の手術を受け次の日軽い脳梗塞を起こし1ヶ月近く入院。
見舞いの度、「死なんといてや」の言葉がうれしかったです。 祖母より
助けて下さい。 あたしゃ 使ってた 腹巻きが・・・ はあちゃんのやった SOS
ごめ~ん 伸びてるわ。
おかしいと思ったんだって・・・
お母さんの腹巻き へやにおちてたから・・・
う~ん まぁ 別に いいよ
〔エピソード〕
母娘でおそろいの腹巻きしてますが、ふと名前をチェックすると、なんと娘のものをまいてました。メタボリックな腹にまかれていてのびている!と怒られると思ってメールしましたがやさしく許してくれました。娘に感謝です。
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