中丹広域振興局

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管内概要

中丹管内農業・農村の現状

  1. 立地条件
    中丹地域は、京都府の西北部に位置し、福知山市(平成18年1月に福知山市、三和町、夜久野町、大江町が合併)、舞鶴市、綾部市、の3市で構成され、南丹地域、丹後地域のほか、福井県の嶺南地域や兵庫県の但馬・丹波地域に隣接し、北東の舞鶴市は日本海に面している。
    中丹地域の総面積は1,242.82平方キロメートルで、京都府の27%を占めている。日本海型気候の影響により、晩秋から冬期にかけて、曇雨天・降雪の日が多い「うらにし」と呼ばれる気候が続き、福知山盆地から丹波山地一帯は内陸性気候に属している。
    年平均気温は14度で、各市にあまり大きな差異は見られないが、日照時間は福知山市が他市を上回り、降水量については、舞鶴市がやや多くなっている。
    また、管内の中心を由良川、土師川などの大型河川が流れることから、10月以降は「丹波霧」の発生が多い。
  2. 農業就業人口、農業経営体数
    令和2年の農林業センサスをみると、中丹地域では農業従事者のうち65歳以上が占める割合が87%で京都府の77%と比較しても、高齢化が進んでいる。また、販売農家戸数も減少傾向にあり、農業・農村の担い手の高齢化・人員不足が問題である。こうした中、数少ない担い手への農地の集積や作業受委託等により、農地の維持管理が行われている状況である。
  3. 農業産出額
    中丹地域は、水稲を基幹に、小豆・黒大豆、小麦などの土地利用型作物に加え、野菜、茶、果樹、畜産など多彩な農業生産が行われている。農業産出額(「市町村別農業産出額(推計)」は、京都府全体の704億円に対し、中丹地域が151億円と21.4%であり、農業産出額に占める野菜、水稲、豆類、畜産の割合ではそれぞれ10.7%、23.3%、30.0%、51.5%で、中丹地域の農業生産額に対する割合では17.1%、26.9%、1.0%、49.1%である。「万願寺とうがらし」や「紫ずきん」等が京都府を代表するブランド京野菜等として育っているが、野菜は他の品目に比べその割合が低い状況である。茶については、機械化の遅れや由良川改修による茶園面積の減少、さらに生産農家の高齢化や後継者難、老齢茶園の改植や新規の植え付け後の育成期間が長い(5年)ことなどから、現生産農家が生産の中心となる必要があるため、産出額が伸び悩んでいる状況にある。

お問い合わせ

中丹広域振興局農林商工部 中丹東農業改良普及センター

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