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京都くらしの安心・安全ネットワークでは、10月のくらしの安心・安全推進月間事業のひとつとして、「くらしのひろば~みんなで高めよう!消費者力~」を開催しました。
落語「かわり目 悪質商法版」
古典落語に、点検商法・催眠商法・送りつけ商法・振り込め詐欺、さらにクーリング・オフを盛り込んで演じられました。
「オレオレ詐欺」など、悪質商法の被害があとを絶ちません。「わかっていても、だまされてしまう」と、わが身のこととして関心をもつ。それが「だまされない」ための第一歩です。
詐欺被害の心理的要因には、「犯人側の三つの働きかけ」と、「被害者側がだまされる三つの要因」があります。
犯人側は、あり得ない話をし、不安をあおったり怖がらせたうえで、「いますぐに」「今日じゅうに」と、時間を与えず迫ってきます。さらに、立派な身分や肩書の人を登場させ、自分たちの言うとおりに行動するよう誘導します。だまされる側には、電話の声の聞き分けが難しいという要因があります。加えて、私たちは思い込んだことを簡単には覆しにくいものです。歳をとるほど、まわりの人がいい人に見える傾向があるとも言われています。
普通の生活のなかで当たり前にしたことが裏目に出るように、話がつくりこまれている。そこに問題があります。だまされないための心構えなど、精神論だけでは対応するのは難しく、詐欺対策の電話機などのツールを上手に活用することも大事です。
詐欺の被害に関しては、周囲の人は、だまされた人の責任にしてしまうことがあります。それは被害者をさらに追い詰めることになりかねません。だまされた人が悪いわけでなく、だます人が悪い。それは、周りで見守る立場の人間として、忘れてはならない原則です。
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《コーディネーター》
秋山学氏(神戸学院大学人文学部教授)
《パネリスト》
中村郁氏(京都府消費生活審議会公募委員)
中本悟氏((福)久御山町社会福祉協議会事務局長)
吉田聡氏(大阪ガス(株)リビング事業部マーケティング推進部お客さま室課長)
三室久枝氏(京都府消費生活安全センター相談員)
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