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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業等を紹介するページです。
(令和2年1月20日、ものづくり振興課 足利)
1月20日、冬の早朝4時。
暗い。そして何より寒い。
そんな時間に開店するうどん屋さんがあります。その名も「早起亭うどん」。
そう、“京・聖護院 天然湧き水製麺所”有限会社谷口製麺所という、名前のとおり製麺業者さんがうどん屋もなさっているのでした。京都府製麺卸協同組合(外部リンク)の理事長も務めてらっしゃいます。
本当にそんな時間から開店しているのかと、恐るおそる行ってみたところ、4時ちょうどくらいに着いたのに(きっと、4時2分くらい)、既に先客が数名いらっしゃって、なんとなくひと安心。
早朝4時なのに、というのも変ですが、メニューもたくさんあります(外国語メニューも)。初回なので、ここは一番定番のもの、ということで「おかあちゃんのうどん」を頼んでみました。
待っている間も冬の寒さが突き刺さるものの、メニューに書かれていた誕生秘話を読んで心の中は温まり、早朝の静けさの中で響く、店主さんが丁寧に卵をとじる音にただ耳を澄ませていると、じきに品が出てまいりました。
うまい。
静寂の中で、自分のすする音がやけに響いてしまいますが、このうまさの前では、そんなことは気にせず、ひたすらすすりました。
まさしく柔らかい味。麺もこしがありつつ柔らかく、体の芯からぬくもりました。(お水は聖護院の天然湧き水です。)
この味、この麺の秘訣、事業の秘訣について、改めて社長さんにインタビューできればと思います。
うどん、そば、中華麺等に関する統計データによると、社会の変化に伴い、ゆでる手間がかかる「生麺」や、ゆで時間が長い「乾麺」は、平成の30年間で大きく生産量が落ち込んだ一方、冷凍うどんを含む「ゆで麺」、焼きそば等の「蒸し麺」、インスタントラーメン等の「即席麺」は大きく伸びており、食の多様化も進んでおり、そうした中でも展望もお聞きしたいですね。
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