南丹広域振興局
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1 『5年移動平均』とは、5年間でどのくらい発生したかを表しています。
2 『5年移動平均+2SD』とは、過去5年間で95%の確率でグラフ内に収まることを表しています。
2024年第45週の報告です。
〇手足口病の南丹保健所管内の定点あたりの報告数は、5月から8月まで警報レベルとなり、以降終息になりましたが、今週は4.6(前週3.8)と9月より増加傾向です。京都府全体では、6月から警報レベルが続いています。全国では、過去10年と比較して定点あたりの報告数が最多となっています。
流行拡大を防止するため、うがいや咳エチケットに努めつつ、流水と石けんで十分に手を洗ってください。
周囲の消毒は通常のアルコール消毒ではなく、酸性アルコールや次亜塩素酸ナトリウムを用いてください。
手足口病は、治った後での比較的長い間便からウイルスを排泄している場合があります。
以前罹った型と異なるウイルスに感染すると、大人も子供も何度も罹ることがあるため引き続き注意をしてください。
〇新型コロナウイルス感染症の南丹保健所管内の定点あたりの報告数は、0.78(前週1.33)と減少しています。
〇マイコプラズマ肺炎の拡大が続いています。マイコプラズマ・ニューモニエという細菌の一種が感染することで発症します。主に小児や若年者の報告が多く、潜伏期間は通常2~3週間です。主な症状は発熱、長引く(3~4週間)咳ですが、時に肺炎等を引き起こして重症化し、入院加療が必要になることがあります。感染経路は主に飛沫感染と接触感染です。現時点で有効なワクチンはありません。手洗い、うがい、咳エチケット等で予防しましょう。治療は症状が重い場合にマクロライド系などの抗生剤が用いられます。長引く咳などの症状がある場合は、医療機関を受診してください。
〇A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、学童期の小児に最も多いとされ、主に冬季および春から 初夏にかけて流行が見られます。症状としては、発熱、咽頭痛の他、皮膚の発疹や舌がイチゴ状に赤くなる症状を呈することがあります。A 群溶血性レンサ球菌は上気道炎や化膿性皮膚感染症などの原因菌としてよくみられ、菌の侵入部位によって多彩な症状を引き起こし ます。さらに劇症型溶血性レンサ球菌感染症という重篤な病態を生じることもあります。有効なワクチンはなく、予防には「手洗い」や「咳エチケット」が有効です。流行時は、マスクの着用も効果的です。
京都府感染症情報センターのコメントから一部引用しています。
更新時期:基本的に毎週木曜日14時 前週分の状況へ更新
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