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一人歩きができるようになり、膀胱(ぼうこう)におしっこがたまってくる感じがわかるようになると、子どもはいろいろなサインを出すようになってきます。この時期がトイレットトレーニングの始まりです。トイレットトレーニングの開始は、その子なりのタイミングがあります。2歳前後から始められることが多いですが、まだその子の準備ができていないのに、周りの子ができているから、夏だからといった理由で急ぐのはよくありません。
そろそろおしっこの時間で何か様子がおかしいなというときに、トイレやおまるに誘い、座らせてみましょう。誘導のタイミングが合い、運良く排泄(はいせつ)できれば、出たものをみながら、「うんち出た。」「おしっこ出た。」と喜んでみせて、おしっこ/うんちに興味を持たせるようにします。「すっきりしたね。」と声かけをして、排泄後の爽快(そうかい)感を覚えさせましょう。「シャー」と音をたてて出たものをおしっこと感じ、おしっこを目で確認し、お母さんの「チー出たね。」という声かけで、出たものがおしっこであると認識する、という3つの感覚を繰り返しながら、おしっこが出る、おしっこをするということを自分で覚えていきます。
やがて「トイレに連れていったらおしっこをする。」から、「おしっこがしたくなったらお母さんに教え、トイレでするまで我慢する。」ということができるようになります。1日に何回かトイレやオマルでできるようになるとパンツに変えられますが、トイレットトレーニングの目標は、おむつはずしではなく、尿意を感じて自分からおしっこと言い、トイレやオマルでできるようになることです。
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