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赤ちゃんは口や唇の感覚が鋭いので、「なめる」「口に入れる」という行為によって、いろいろなものの形や大きさ、硬さなどを覚えていきます。赤ちゃんが自分の手や足をなめたり、口に入れたりすることは、自分の体がどういう形をしているのか、ということを知るために必要なことで本能的な行動です。指を口に入れられるようになった赤ちゃんは、それを吸ってみると楽しくて落ち着いたので、指を吸うということを覚えて指しゃぶりを始めたのでしょう。
赤ちゃんをよく見ていると、退屈なときや眠いとき、不安なときなど何か気持ちの落ち着かないとき、満足していないときに、よく指しゃぶりをしていることに気付くと思います。少し大きくなった子では、指しゃぶりをすると親が「やめなさい」と注意するので、親の注意を引くために指しゃぶりをする場合もあります。指しゃぶり自体は、自然にとれるので無理にやめさせようとしなくてよいですが、始終指しゃぶりをしているときは、赤ちゃんにとって何か満足できないことがあるのではないか、特に大きくなっても指しゃぶりをやめない場合は、指しゃぶりをしている「わけ」を考えてみましょう。
歯並びに関しては、一日中ずっとというのでなければほとんど影響ないので心配いりません。
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